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山梨県品質工学研究会長谷部さん講演の報告(2010/12/05配信)

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  ものづくり工学通信    2010年12月5日号
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ものづくりに日夜奮闘されている皆様、

先日海外技術者研修協会主催のタイ自動車産業R&D管理研修で、25名の
参加者にものづくり工学を講義しました。質疑も活発で、タイ産業界の勢
いを感じるとともに、一部ではありますがQFD、TRIZ、品質工学の
基礎知識を持っている関係者がいることに驚きました。日本の先進性を確
保するために、活用推進の継続が必要です。

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今号の内容
 1.山梨県品質工学研究会長谷部さん講演の報告
 2.JQAA研究会未来戦略シナリオのお知らせ
 3.革新的課題解決セミナーのお知らせ  
 4.日本創造学会にてTRIZ紹介のお知らせ
 5.日経ものづくり10月号よりコガネイの挑戦
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1.山梨県品質工学研究会長谷部さん講演
 11月19日(金)に山梨国際交流センターにて「開発期間は半減できる」
 という演題で、48名の聴衆の元開催されました。リコー在職時代の懸案
 を機能性評価手法で鮮やかに解決した経緯を、分かりやすい解説でお話
 していただきました。特に寿命試験は波形分析、機能性評価は周波数分
 析という例えは、非常に説得力がありました。
 長谷部さんの著書は全て揃えていましたが、今後も活動に注目していき
 たいと思います。
 http://yqes.web5.jp/meeting.html

2.JQAA研究会未来戦略シナリオのお知らせ
 経営品質協議会の認定セルフアセッサーの団体であるJQAA(経営品
 質アセッサーフォーラム)は、毎月研究会を開催して経営革新の参考と
 なる講演を設定しています。
 1月21日(金)@御茶ノ水総評会館の研究会は、元能率協会コンサルティ
 ングの岩崎壽夫氏が「未来戦略シナリオ」を題材に、中長期事業計画の
 展開についてお話します。
 混沌とする社会環境の中、どのように未来のありたい姿を描くのかに
 注目が集まります。
 http://jqaa.org/modules/eguide/event.php?eid=7

3.革新的課題解決セミナー  
 12月10日 (金)日本科学技術連盟本部ビルにて、TRIZをベースにした
 平易な課題解決方法のセミナーが開催されます。東工大MOTの長田教
 授の他、TRIZ界で名だたる3名の講師が演習を交えて解説、指導しま
 すので、初めての方も実践的に習得できる事でしょう。
 http://www.juse.or.jp/seminar/15143/

4.日本創造学会にてTRIZ紹介のお知らせ
 日本創造学会は1979年KJ法で有名な川喜多二郎理事長にて創立され、
 創造的問題解決を議論、研究し続けています。その創造性研究会主催の
 TRIZ紹介が大阪学院大学中川教授の講師で12月18日(土)15-17時東京工科
 大学蒲田キャンパスにて開催されます。
 今回はやさしい具体的な例を使い、参加者自身が考えていくような内容
 になっています。
 参加費無料で学会員以外の方も参加可能ですので、学会事務局jcs@soken
 -ri.co.jp Tel.080-3465-6152にお問合せ下さい。
 http://css.jaist.ac.jp/jcs/

5.日経ものづくり10月号より「コガネイの挑戦」
 中堅空圧部品メーカーのコガネイが、「売れる商品作り」を目指して開
 発革新に挑戦したストーリーです。
 当時、営業/開発/生産の意志疎通が悪く新商品がなかなか売れなかった
 同社が、QFD/TRIZ/品質工学/狩野モデル/TOCを連携させて、
 顧客にとって魅力的な製品を高度なレベルで完成させ、昨年の販売開始
 以来大量の受注が続く成果となっています。
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20101122/187536/

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11月28日はつくばマラソンでした。昨年は当日朝に突然ぎっくり腰を発症
し棄権したため、2年ぶりの参加になります。業務の合間をぬってそこそこ
は練習してきましたが、結果は4時間7分と想定タイムには届かず、仲間達
と反省の宴となりました。もう少し努力が必要なようです。

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