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品質管理学会報告(2010/06/02配信)
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ものづくり工学通信 2010年6月2日号
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ものづくりに日夜奮闘されている皆様、
5月の経営工学会懇親会でお話した約10名の企業人のうち、何と3名がMOT
在学中あるいは卒業生でした(立命館、大阪市立大、東京工大)。
静岡品質工学研究会懇親会では、参加者18人中私を含む2名が技術士、3名
が今年2次試験受験応募中でした。
偶然密度の高い空間にいただけかもしれませんが、人は自然に社会の要求
に応える行動を取るものと信じたいところです。
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今号の内容
1.技術士第一次試験受験申込開始!
2.品質管理学会報告
3.山梨県品質工学研究会総会5月例会報告
4.静岡品質工学研究会講演会報告
5.Goldfire Innovator J5.5リリース
6.「品質工学」最新号より「(株)あじかんの品質工学」
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1.技術士第一次試験受験申込開始!
6月1日より、技術士第一次試験の受験申込書配布及びインターネット
受付が開始されました。締め切りはインターネット経由が6月14日
(月)、郵送及び窓口での提出は7月2日(金)で、試験日は10月11日
(月・祝日)、合格発表は12月22日(水) [予定] となっています。
御自分の専門技術力を客観的に評価するため、知識を体系的にまとめる
機会として、是非挑戦して下さい。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/
application_guidance/2010_first_examination.html
2.品質管理学会報告
5月29、30日東京高円寺の日科技連ビルで開催された学会に参加して
きました。
著名な学者から、初々しい学生やかなり高齢のOBまで、様々な方々が
発表しており、歴史あるTQMや統計数理の発表の一方で、医療関連な
どサービス関連の品質や顧客満足など、近年の動向も見ることができ
ました。
会員アンケートの発表によると、50代以上が回答者の60%を超えており、
経営工学会同様若年者に魅力ある活動が期待される様に思えます。
行事の中では、見学会や私の好きなクオリティパブの人気が高く、研究
大会は人気薄。実務に即役立つ活動が期待されているようです。
http://www.jsqc.org/q/news/92program.pdf
3.山梨県品質工学研究会総会5月例会報告
5月21日(金)山梨県工業技術センターにて、今年度の総会および第1回例
会が24名の参加で開催されました。
総会での活動計画およびその後の意見交換により、今期も先期に引き続
き品質工学の講演とグループ毎のテーマ活動を中心に活動していく事が
確認されました。
グループに分かれた討論では、昨年度好評だった甲州ワインやミニ四駆
テーマの継続に加えて、今年度の新たな取り組みに関して意見を交換し
ました。
http://yqes.web5.jp/index.html
4.静岡品質工学研究会講演会報告
一方の静岡研究会は5月28日(金)静岡労政会館で総会の後、静岡研究
会の事例発表とセイコーエプソン畠山鎮氏の講演が実施され、セイコー
エプソンの品質工学に関する成果と課題が報告されました。
前者では直交表の有効性に関する帰納的な検証、後者ではパラメータ設
計での誤差因子の重要性、中国での活動の秘訣、推進組織のあるべき姿
など、参考になる情報満載の会合でした。
http://shizuokaqe.web.fc2.com/
5.Goldfire Innovator J5.5リリース
TRIZを始めとする開発支援機能満載のGFINが、6月1日5.5Jに更新されま
した。新バージョンには、ユーザーの質問に対する答えをより的確にす
る「QAテクノロジー」や、調査の過程を記録・可視化して共有する「リ
サーチガイド」、非テキストデータを活用するためのGoldfireサーバー
機能などが追加されました。
私が通学する東京農工大学MOTにも最近一式納入されたので、これを機
会にさらに活用していきたいと思っています。
http://www.cybernet.co.jp/news/press/2010/20100524.html
6.「品質工学」最新号より「(株)あじかんの品質工学」
大手食品加工業の(株)あじかんは、以前より広島の品質工学セミナーに
参加するなどの研究活動を進めていた。玉子焼きのおいしさ評価、T法に
よる卵価格予測、広島市工業技術センターと共同でのサツマイモ、シイ
タケ栽培実験などの活動を経て、全社的な活用の気運が高まっている。
「難しい、大変だ」というイメージは残っているが、生産、加工、調達
まで含めたQCD改善に取り組みたい。
http://www.qes.gr.jp/library/new_journal.htm
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30年ぶりの学生生活も何とか軌道に乗り始めました。頻繁に課される
レポートはきついものの、学生同志や先生方とのノミニケーションを
通して、まだまだ吸収しなければいけないものが、たくさんあると気
付かされます。
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