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ソフトバンクのARM買収に思う(2016/07/21配信)

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□■      ものづくり革新便り2016721日号         □■



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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。



皆様のところは梅雨明けしましたか? 



ソフトバンクによる英ARM社買収が大きな話題になっています。



既存事業で利益を上げて自己資本の中で投資していれば



経営は安定しますが、その成長はゆるやかです。 



買収案件を含めてこれまで孫社長の決定には



失敗と言えるものも少なくないのですが



結果からみるとソフトバンクグループは



短期間に大きく成長しています。 



IT絡みは変化が速いので、特に先行投資が重要です。



半導体や液晶、そしてIT周辺の多くの事業で



日本企業が他国に引き離される要因の一つと考えられます。 



孫社長は大胆に決断しているように見えて



当然ですが投資の基準があり、瞬時に判断できるように



自作の表計算シートを持っていると聞いたことがあります。 



私たちも会社や自分自身の成長を



適切な投資によって加速させることが可能です。 



今回の案件が日本経済に好影響を与えることを期待すると同時に



自分たちに置き換えて、価値ある投資について



考えてみたいものです。 



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今号の内容



 1.第5期科学技術基本計画の概要講演聴講の報告



 2.新着掲載記事



 3.品質コストを考慮した品質マネジメント講演会のご案内



 4.協賛セミナーのご案内 



 5.技法解説#128KYT活動



 6.書籍紹介「中国工場の品質改善(虎の巻)」根本隆吉著 



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┃1┃第5期科学技術基本計画の概要講演聴講の報告



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先週11日に内閣府大臣官房審議官(科学技術政策担当)中西宏典氏が



講師を務める蔵前技術士会の講演会を聴講してきました。



 



1995年に制定された科学技術基本法を基に



科学技術基本計画は、5年毎に作成されており、



第1期ではポスドク1万人、第2/3期ではライフサイエンス、



IT、環境、ナノテクなどの重点分野設定、



4期は震災復興を念頭に置いた課題達成型という特徴がありました。



 



今年1月に閣議決定された第5期計画では、少子高齢化、エネルギー



問題、IoT進展、オープンイノベーションなどの課題認識を基に、



①先を見通し戦略的に手を打つ力と、②変化に的確に対応していく力



を重視する基本方針が示されています。



 



そのために、以下の4項目を実現するために、



5年間で26兆円の研究開発費を政府が投資します。



 (1)未来の産業創造・社会変革



 (2)経済・社会的な課題への対応



 (3)基盤的な力の強化



 (4)人材・知・資金の好循環



 



1時間半の講演に使った資料は20シートとさほどの枚数ではないながら



びっしりと文字で埋まっており、5年という期間でも完遂できるのか?



どのように統制を取っていくものか?大いに関心を持ちました。



 



講演資料は、こちらからダウンロードが可能です。



 http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/ntb4/ky2j6z3i/



 



 



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┃2┃新着掲載記事



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7月前半は、29件の解説 11件の事例、6件のQ&Aが掲載されました。



 



解説:



1)「製品設計の規範:機能:性能:仕様の使い分け」田口宏之 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1040



 



2)「Advanced 40の発明原理」粕谷茂   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1041



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1043



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1047



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1052



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1055



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1061



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1067 



 



3)「習熟曲線効果からみるコストダウンなど」間舘正義    



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1042



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1044



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1046



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1054



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1057



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1068



 



4)「デザインによる知的資産経営」峯唯夫    



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1045



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1048



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1060



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1063



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1066



 



 (5) 「相関行列の作成方法と利用価値など」村島繁延



     http://www.monodukuri.com/gihou/article/1049 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1064



 



6)「TRIZによるロジカルアイデア創造法」桑原正浩 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1050



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1053



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1056



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1065



 



7)「価値づくりの研究開発マネジメント」浪江一公   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1051



 



8)「企業を進化させるSCM」仙石恵一   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1058



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1062



 



 (9) 「自社製品による他社の特許侵害」長内悟



     http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/gngy/ky2j6z3i/     



   



活用事例:



 (1) 「ものづくり中小企業のTPP市場規模」 松村晴彦



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/315



 



 (2)「技術プラットフォームの重要性」平木肇  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/316



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/319



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/320



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/321



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/322



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/324



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/325



      



 (3)「他人に教える事を前提で学ぶ」眞名子和義



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/317



 



 (4)「中小製造業とIoTの波」 徳山正康 



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/318



    



 (5)「納期回答の実力値とは」石塚健志



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/axfh/ky2j6z3i/



  



Q&A:



1)「ものづくりとVR(回答2件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/167



 



2)「進まない現場改善」(回答5件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/148



 



3)「スキルの高い従業員が突然の入院」(回答3件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/154



 



4)「3S(整理・整頓・清掃)の崩れない仕組み」(回答6件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/166



 



5)「自社にあった生産管理ソフトの選択」(回答6件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/168



 



6)「変化点管理事例」(回答3件)



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/bqk6/ky2j6z3i/



 



会員マイページにさんが関心のある手法を登録しておけば



関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。



是非こちらからご登録ください!



        http://www.monodukuri.com/members/login/



 



Q&Aコーナーにどんどん質問してくださいね!



 http://www.monodukuri.com/qa/



 



 



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┃3┃品質コストを考慮した品質マネジメント講演会のご案内



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グローバル競争が激化し、かつ、品質リスクが増大する中で、



品質向上に努めつつ、戦略的な観点から品質コストについても



重々考慮する必要性があります。



品質をめぐる選択を正しくおこなうためには、



経営層が高度な判断をおこなうことが不可欠にもかかわらず、



日本企業は品質マネジメントの実践において、



戦略的に判断してきたとは言えない面があります。



 



大阪で実施される本講演では、品質コストを考慮した



戦略的な品質マネジメントを解説します。



 



演題:「品質コストによる戦略的品質マネジメント」



講師:梶原武久教授(神戸大学大学院)



主催:日本品質管理学会



日時:818() 19:0020:30



会場:新藤田ビル20階 2002室(日科技連・大阪事務所)



 (大阪市北区堂島2-4-27



参加費:1,000円(含軽食・当日払い)



申し込み:関西支部事務局E-mailkansai@jsqc.orgまで



 



 



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┃4┃協賛セミナー案内



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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。



 



1725日「自社保有技術から発想するテーマ創出」浪江一公 



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/267



 



2726日「製品安全を考慮した製品設計の進め方」田口宏之 



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/268



 



381日「技術者のためのサクセスマップ法」津曲公二



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/283



 



489日「梱包出荷のポカミス防止と作業効率向上」仙石恵一



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/282



 



5819日「技術英語の基礎と英文文書作成」坂東大輔 



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/276



 



6823日「製造業の事業課題分析基礎」本間峰一



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/281



 



 (7) 824日「業務プロセス改革推進技法」森史明 



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/278



 



8831日「FMEADRの上手な使い方と未然防止」本田陽広



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/271



 



992日「製造リードタイムの短縮セミナー」石塚建志 



    http://www.monodukuri.com/seminars/detail/275



 



(1092日「バラツキ低減・精度向上のための基礎」根本隆吉



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/msqv/ky2j6z3i/



 



 



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┃5┃技法解説#128KYT活動



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KYTとは危険予知訓練(Kiken Yochi Training)の略称で、



グループで作業現場に模したイラストや写真を見ながら、



危険な状態とその原因、対策などを話し合う事によって、



安全への意識を高め、事故を予防する方法です。



 



人から言われたことはすぐ忘れますが、自分で注意して



見つけたことは長く覚え実行するという、心理的な効果が



期待されます。



 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/61



 



 



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┃6┃書籍紹介「中国工場の品質改善(虎の巻)」根本隆吉著



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本書はのべ百社以上の中国工場を指導して成果を上げてきた



著者による、中国生産における品質改善、現場改善の指南書です。



 



構成は、失敗事例→実状分析→対策とオーソドックスですが、



そこは経験豊富な著者の強みで、全編が事例集のようであり



あらゆる原則を実際の例で示したり、補足しているために



説得力があると同時に、現場での対応を、超具体的に



イメージすることが可能です。



 



中国現地工場で、あるいは調達先の中国企業の問題に悩む



担当者、経営者に強くおススメの一冊です。



 https://www.monodukuri.com/book_review/



 



 



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│編│集│後│記│



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当社2階のセミナールームで、



初めて製造業向けの研修を先々週開催しました。



 https://www.monodukuri.com/seminars/detail/256



 



なにせ半径20km圏に50万人も住んでいない地方都市で



どれだけ集まるか心配でしたが、



予想を超える参加者に高い評価を受けて



10月に応用編を開催することとなりました。



 



またしても、やってみないと分からないものだという



そんな認識を新たにしました。



 



さあ、次は何をやりましょう?



 



 



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