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強みにフォーカスする(2016/09/08配信)
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□■ ものづくり革新便り2016年9月8日号 □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。
今年は次々に台風がやってきますが皆様のところは大丈夫ですか?
先日山梨県の産学官連携研究成果発表会の基調講演として
政策研究大学院大学名誉教授橋本久義氏の講演を聴講しました。
タイトルは「中小企業が滅びれば日本も滅びる」です。
過去23年間で3700社の現場を見て、安倍首相側近含めた交流も多彩な
講師のお話は非常に説得力がありました。
経済成長が止まったとはいえ、中国の製造業は急激な進化を
遂げており、欧米の企業が消滅あるいは縮小傾向にある中で
日本の中小製造業は、工夫と責任感と誠意で生き残っており、
これからも複雑、高級、精密、面倒な需要がますます
集まってくると予想しています。
大概の技術、技能は真似できるでしょうが、
「思いやり、気配り、気遣い、おもてなし」のDNAは
コピーが不可能ですから、それらが前提となる製品/部品は
日本で作らざるを得ないというのは私の持論でもあります。
不運な現状を嘆くより、自分たちの強みに焦点を当てて
世界で勝ち残って参りましょう。
お悩みがあれば、下記フォームにて気軽にご相談ください。
https://www.monodukuri.com/inquiry
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今号の内容
1.革新的ものづくり・商業・サービス開発事業(もの補助)情報
2.新規専門家のご紹介
3.東大アウトリーチ企画:MERC丸の内院生ラウンジのご紹介
4.新着掲載記事
5.技法解説#131:R-Map
6.協賛セミナーのご案内
7.書籍紹介「ザ・ゴール コミック版」E・ゴールドラット原作
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┃1┃革新的ものづくり・商業・サービス開発事業(もの補助)情報
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2カ月前にものづくり補助金の追加募集をお知らせしましたが、
今度は補正予算案が8月24日に閣議決定されました。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/g9q4/ky2j6z3i/
主なポイントは次のようになっています。
・中小企業者等が第四次産業革命に向けて、IoT・ビッグデータ・AI・
ロボットを活用する革新的ものづくり・商業・サービス開発を支援。
(補助上限:3000万円、補助率:2/3)
・中小企業者等のうち経営力向上に資する革新的ものづくり・商業・
サービス開発を支援。
(補助上限:1000万円・500万円、補助率:2/3)
※雇用・賃金を増やす計画に基づく取組については、補助上限を倍増
※最低賃金引上げの影響を受ける場合は補助上限を更に1.5倍
(上記と併せ補助上限は3倍)
今後の日程は以下のように予想されます。
・9月下旬:臨時国会召集
・10月上旬:平成28補正予算成立
・10月以降:「ものづくり補助金」公募?
今回も、事業計画の検討、経営革新計画や経営力向上計画等で加点されると
想定されますので、要素の獲得などの準備を進めたいものです。
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┃2┃新規専門家のご紹介
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・先月登録した創造システム研究所のさとう秀徳さんは
想像力開発の専門家です。
ヤル気が出る研修と徹底して実践的な指導を通じて、
組織の成果を引き出します。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/m4hk/ky2j6z3i/
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┃3┃東大アウトリーチ企画:藤本隆宏先生講演会のご紹介
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東京大学本郷キャンパスにある、経営学を専攻する大学院生や
大学院OB・OGがたむろする大学院経済学研究科・経営教育
研究センター(MERC)を丸の内に持ってきた「丸の内院生ラウンジ」。
7月から10月にかけて、様々なイベントを企画しており、
その一環として、ものづくり経営の第一人者である藤本先生の
講演が開催されます。
何度聞いても面白いお話ですので、是非ご聴講ください。
主題:「グローバル能力構築競争の時代:現場発のものづくり経営戦略論」
主催:東大アウトリーチ企画:MERC丸の内院生ラウンジ
期日:10月13日(木)19時~20時半
会場:エムプラス(東京駅丸の内口徒歩2分 三菱ビル)
http://www.marunouchi-hc.jp/emplus/access.html
参加費:2,000円(当日会場払い)
申込み、詳細:http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/exfv/ky2j6z3i/
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┃4┃新着掲載記事
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8月後半は、32件の解説 12件の事例、3件のQ&Aが掲載されました。
解説:
(1)「Advanced 40の発明原理 」粕谷茂
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1125
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1127
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1130
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1133
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1140
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1144
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1148
(2)「安全文化と技術者倫理」中野昇
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1126
(3)「TRIZ によるロジカルアイデア創造法」桑原正浩
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1128
(4)「製品開発とコストダウン」間舘正義
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1129
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1131
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1136
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1146
(5)「デザインによる知的資産経営」峯唯夫
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1132
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1134
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1138
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1141
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1147
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1150
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1153
(6)「レジリエンスを高める技術」石橋良造
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1135
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1156
(7)「安全設計手法」田口宏之
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1137
(8)「シックスシグマのQ&A」辰巳竜一
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1139
(9)「研究開発の生産性向上とは」中村大介
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1142
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1154
(10)「イノベーション活動とTRIZ」三原祐治
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1143
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1145
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1149
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1152
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1155
(11)「前に進む発想法」さとう秀徳
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/fny4/ky2j6z3i/
活用事例:
(1)「SCMの本質」 仙石恵一
http://www.monodukuri.com/jirei/article/342
http://www.monodukuri.com/jirei/article/343
http://www.monodukuri.com/jirei/article/345
http://www.monodukuri.com/jirei/article/347
http://www.monodukuri.com/jirei/article/348
http://www.monodukuri.com/jirei/article/350
http://www.monodukuri.com/jirei/article/351
(2)「日本のものづくりの心」清水英範
http://www.monodukuri.com/jirei/article/344
http://www.monodukuri.com/jirei/article/346
http://www.monodukuri.com/jirei/article/349
(3)「省エネ推進のための設備改善」杉本利夫
http://www.monodukuri.com/jirei/article/352
(4)「ソフトウェア特許とは」中村大介
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/u6ns/ky2j6z3i/
Q&A:
(1)「収益構造の変貌とIoT」(回答1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/180
(2)「製造プロセスの見える化」(回答1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/181
(3)「直交表について」(回答3件)
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/pr69/ky2j6z3i/
会員マイページにさんが関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。
是非こちらからご登録ください!
http://www.monodukuri.com/members/login/
Q&Aコーナーにどんどん質問してくださいね!
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┃5┃技法解説#131:R-Map
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R-Map(Risk-Map)とは、横軸を危害の大きさ、縦軸を発生頻度
とする座標に、現存するリスクをマッピングすることで、
各リスクの重要度を評価する手法で、それによって各リスクに
対する対処方法を判断します。
頻度が高く危害が大きいものは最優先で、頻度を下げるか
ダメージを減少させる必要があり、両者とも小さい場合は
発生を許容するのが得策です。
頻度が高く危害が小さいものと、頻度が低く危害が大きいものの
優先度設定が難しいところです。
特に頻度が100年に1度と想定されるなど、
まだ一度も発生していない場合は、
今1回だけ発生したらなどと仮定する必要があります。
http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/63
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┃6┃協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。
(1)9月12日「R&Dテーマ創出の仕組構築」浪江一公
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/299
(2)9月15日「技術経営の活かし方」今岡善次郎
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/293
(3)9月16日「FMEAとDRの上手な使い方」本田陽広
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/301
(4)9月20日「製造業の事業課題分析基礎」本間峰一
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/295
(5)9月21日「営業力・開発力強化セミナー」中村大介
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/297
(6)9月24日「インサイトSFA実践セミナー」八木橋英男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/289
(7)9月30日「簡易FMEAの実施手順」浜田金男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/298
(8)10月1日「ビジネス・ポジティブ心理学」末吉進
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/302
(9)10月3日「製造業業務プロセス研修」ワクコンサル
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/292
(10) 10月4日「仕事の与え方・任せ方」津曲公一
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/305
(11) 10月6日「設計品質改善」田口宏之
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/303
(12) 10月7日「カイゼン活動の 現場マネジメント」本多貴治
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/304
(13)10月21日「前に進む発想法」さとう秀徳
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/300
(14)11月16日「品質工学(タグチメソッド)超入門」長谷部光雄
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/y6ah/ky2j6z3i/
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┃7┃書籍紹介「ザ・ゴール コミック版」E・ゴールドラット原作
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1984年に原書が出版された「ザ・ゴール」は、
その思想の斬新さと小説形式による理解のしやすさで、
全世界に翻訳され1000万部を超える大ベストセラーとなりました。
私も企業の生産管理担当者と会うたびに話題にしていましたが
この小説版でさえも550ページ、厚み3.5センチに恐れをなして
読み切れない人たちもいました。
今回紹介するザ・ゴールのコミック版は、ページ数が半減され、
わずか1時間ほどで読了できるにもかかわらず、
舞台を日本の工場に移し替えた効果で臨場感も高まり
原書を読んだのと同じ効果が得られます。
コミックだと、情景描写や心理描写が絵一枚で済んですまうので
非常に効率的ですね。
しかも定価は小説1600円に対して1200円(税別)。
TOC(制約理論)に関心を持っている人への最初の一冊として
おススメです。
https://www.monodukuri.com/book_review/
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│編│集│後│記│
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夏休み期間中にゴルフしたところ、
ほぼ20年ぶりに90を切りました。
比較的距離の短いパー71ながら、楽しくラウンドできました。
自分で色々考えているうちに崩れていたフォームを
パートナーの助言でスクエアに戻したのが良かったようです。
第三者の目は大事ですね。
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