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ノーベル賞連続受賞に浮かれることなく (2016/10/05配信)
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□■ ものづくり革新便り2016年10月5日号 □■
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ものづくりドットコムの熊坂です。
今年は台風の当たり年で、また18号が近づきつつあります。
皆様のところは大丈夫ですか?
東工大の大隅先生がノーベル賞を取り、明るいニュースになっています。
昨年の山梨大学出身大村先生に続き私と所縁のある大学で、
他人事ながらうれしいです。
次は自分か? イヤイヤ、冗談です…
これで自然科学系で日本人が3年連続受賞でした。
25人の日本人ノーベル受賞者のうち21人が自然科学分野で、
一人目の湯川秀樹(1949年)から6人目の白川英樹さん(2000年)まで
51年かかったのに対して、そこから16年間で15人、
ここ3年でいえば6人という急増傾向です。
一般的にこの賞は、成果がしっかり確定した段階で出るので、
実際に研究していた時期の10~20年後にいただくようです。
取り掛かった時期はさらに前でしょう。
つまり量産期間の2000年から2016年に受賞した研究は、
1970年から2000年頃の研究が対象ということになり、
日本の高度成長期中盤以降です。
自然科学系の韓国受賞者は0、中国は昨年初受賞ですが、
今の勢いからすると、10年後には毎年受賞者が出ていても
不思議ではありません。
この春まで在席していた東工大の経営工学専攻で、
博士取得した日本人は私一人。後の4人はすべて留学生でした。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/qsb3/ky2j6z3i/
10年後、20年後の為に、工学研究にも力を入れたいものです。
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今号の内容
1.新サービス「Closed Q&A」のご紹介
2.新着掲載記事
3.品質管理学会クオリティトーク100回記念会のご案内
4.技法解説#133:PDM (Product Data Management)
5.協賛セミナーのご案内
6.書籍紹介「タグチメソッド入門」田口伸著
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┃1┃新サービス「Closed Q&A」のご紹介
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ものづくりドットコムではこれまでQ&Aコーナーにて製造業
関係者からの質問に対し、充実した回答を専門家が無料で
提供しておりましたが、企業秘密に関する事項を公開したくない
という要望が寄せられていました。
そこで、質問回答とも非公開で専門家と交信することができる
質問サービス「Closed Q&A」を、昨日より提供しております。
質問の内容を当社スタッフが判断して、有料にはなりますが
130人の登録専門家および提携組織内の2万人におよぶ専門家から
回答者を選抜し、初回回答は36時間以内にオンラインで
返信されます。
初回の回答内容が不十分な場合は2回まで追加質問ができ、
その際に初回とは別の回答者を希望することもできます。
この新サービスによって、製造業が抱えるさまざまな問題を
短時間に高いレベルで解決することが可能となり、
今後も企業業績の向上を支援して参ります。
https://www.monodukuri.com/pages/closed_qa_intro
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┃2┃新着掲載記事
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9月後半は、20件の解説 11件の事例、6件のQ&Aが掲載されました。
解説:
(1)「デザインによる知的資産経営」峯唯夫
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1182
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1186
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1189
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1193
(2)「研究開発マネジメント」浪江一公
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1183
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1199
(3)「FMEAの目的と本質」浜田金男
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1184
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1188
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1191
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1194
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1198
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1201
(4)「製造業のコストダウンの進め方」間舘正義
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1185
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1196
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1197
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1200
(5)「パテント・ポートフォリオの構築」鶴見隆
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1187
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1190
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1192
(6)「エクセルでの重回帰分析」村島繁延
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/nth9/ky2j6z3i/
活用事例:
(1)「物流管理」 仙石恵一
http://www.monodukuri.com/jirei/article/376
http://www.monodukuri.com/jirei/article/377
http://www.monodukuri.com/jirei/article/379
http://www.monodukuri.com/jirei/article/381
http://www.monodukuri.com/jirei/article/382
http://www.monodukuri.com/jirei/article/383
http://www.monodukuri.com/jirei/article/384
http://www.monodukuri.com/jirei/article/386
(2)「クリーン化教育」清水英範
http://www.monodukuri.com/jirei/article/378
http://www.monodukuri.com/jirei/article/380
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/pscd/ky2j6z3i/
Q&A
(1)「IoT対応モジュールの開発」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/186
(2)「多様化した従業員への人材教育」(回答 4件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/188
(3)「VR用機器の開発」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/189
(4)「ボーダーレスな組織作り」(回答 2件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/192
(5)「BCPの運用全般について」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/193
(6)「小集団活動での課題解決」(回答 5件)
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/deq3/ky2j6z3i/
会員マイページにさんが関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。
是非こちらからご登録ください!
http://www.monodukuri.com/members/login/
Q&Aコーナーにどんどんご質問くださいね!
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┃3┃品質管理学会クオリティトーク100回記念会のご案内
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専門家と品質を話題にお酒を飲むという斬新なこの企画も
19年に渡り100回も続いているそうです。
私も(お酒が?)大好きで、もう10回ほど参加しています。
そこで今回は特別企画として、歴代の学会長をゲストに迎え、
大々的にトークショーを開催するそうです。
未来志向の観点から「これからの…」をテーマとし、
ゲスト各位が未来について考えていることを、
それぞれ独自の立場でお話しいただきます。
主題:「これからの・・・」【歴代会長 大いに語る!】
期日:10月22日(土)13:55~17:00
会場:日科技連 東高円寺ビル(丸の内線東高円寺駅徒歩5分)
http://www.juse.or.jp/upload/files/map_koenji_data0227.pdf
参加費、定員:会員3500円/非会員4500円、100名
申込み、詳細:http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/d3s9/ky2j6z3i/
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┃4┃技法解説#133:PDM (Product Data Management) ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PDM(Product Data Management:製品データ管理)とは、
製品企画から購買、製造、出荷後のサポートまで、設計データを
共有化して管理する情報システムの事です。
これによって製造業の業務の効率化を図ることが可能です。
現代の設計は基本的にCADなどのデジタルデータで進むために
部門間のデータ共有が容易になっており、うまく連携することで
非常に合理的、短期間で製造準備の手続きを進める事が可能に
なっています。。
http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/89
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┃5┃協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。
(1)10月6日「設計品質改善」田口宏之
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/303
(2)10月7日「カイゼン活動の 現場マネジメント」本多貴治
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/304
(3)10月11日「マーケティングの知識と活動」浪江一公
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/308
(4)10月12日「技術マーケティングの入門」福島彰一郎
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/313
(5)10月13日「プロセスの見える化手法」西本明弘
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/307
(6)10月13日「伝わる技術英語の書き方講座」中津山恒
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/311
(7)10月21日「前に進む発想法」さとう秀徳
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/300
(8)10月25日「経営革新を支える営業組織」本間峰一
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/310
(9)10月27日「ヒューマンエラー再発ゼロ講座」浜田金男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/306
(10)11月2日「研究開発マネジメントの実践手順」中村大介
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/312
(11)11月2日「請負作業の見える化セミナー」羽根田修
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/306
(12)11月16日「品質工学(タグチメソッド)超入門」長谷部光雄
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/r936/ky2j6z3i/
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┃6┃書籍紹介「タグチメソッド入門」田口伸著
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本書は、タグチメソッドをほぼ独力で築いた故田口玄一氏の
実子である筆者による初めての単著です。
何度か繰り返していますが、タグチメソッドは設計者に留まらず
あらゆる産業人にとって極めて強力なツールですが、
その革新性があだとなり、習得に多大な時間と労力を要求します。
何とかその障壁を下げることが、産業界における大きな課題なのです。
先日本書出版を記念した著者の講演会に参加しましたが、
聴講している一般の人たちに分かりやすく話そうと
工夫している様子が強く印象に残りました。
自分が考えたこと、思うことをそのまま表現していた
父親の話しぶりとは好対照です。
本書の中にもその工夫の跡は明らかです。
エキスパートにとってはさほど目新しい項目はないかもしれませんが
初学者が多くの実例に触れながら、タグチメソッドに慣れるには
ちょうど良い構成と内容に思われます。
父田口玄一の著書に打ち砕かれて、リベンジを誓う初学者の
参考書としておススメです。
https://www.monodukuri.com/book_review/
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│編│集│後│記│
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先週末はカミさん出身地勝沼のぶどう祭でした。
一時具合の悪かった義父の容態も回復したため、
例年通り勝沼ワインを飲みまくりました。
会場で1000円のグラスを受け取ると、市内20社以上のワイナリー
テントで試飲し放題で、無料のぶどうをふるまう時間もあり
朝から晩まで滞在時間が長いという特徴になっています。
来年のカレンダーの10月第一土曜にマークしておいてください。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/m469/ky2j6z3i/
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