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みんなが130歳まで生きるなら(2016/11/09配信)
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□■ ものづくり革新便り2016年11月9日号 □■
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ものづくりドットコムの熊坂です。
今日は冬型の気圧配置です。
皆様、寒くないように着込んで出掛けましょう。
今回の書籍コーナーで紹介した「シンギュラリティは近い」は
9月23日号で報告したAIの専門家東大の中島秀之特任教授の勧めで
購入しましたが、大いに考えさせられました。
年ごとに技術進化が早くなっている気はしていましたが、
これだけ数字で裏付けられると、本当にあと10年でどう変わるのか
具体的には予想ができません。
カーツワイルはその時、多くの人が130歳まで生きると予想しています。
それなら65歳で引退していては社会が全く成立しません。
技術だけが進化していくのではなく、
人間も90歳くらいまではスキルを上げてゆき
110歳くらいまで創造的な仕事をする必要がありそうです。
ものづくりドットコムでも、そんな皆様の
能力向上に貢献していきたいと思っています。
困ったことがありましたら、相談窓口にご相談ください。
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今号の内容
1.QFDセミナーDVD(応用編)発売キャンペーンのご案内
2.新規登録専門家のご紹介
3.日本経営工学会兼IE協会年次大会参加のご報告
4.新着掲載記事
5.技法解説#134:BPR(Business Process Re-engineering)
6.協賛セミナーのご案内
7.書籍紹介「シンギュラスは近い」レイ・カーツワイル著
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┃1┃QFDセミナーDVD(応用編)発売キャンペーンのご案内
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今年4月に発売した「QFDセミナー(基礎編)」DVDが大変好評で、
かねてよりご要望の多かった応用編の販売を開始しました。
顧客要求から製品仕様を導き出す「品質表」は簡単に使え
強力なツールですが、そこから「部品展開」「技術展開」
「コスト展開」「FMEA」からQC工程表まで活用するケースは
少ないようです。
この教材ではQFD指導一筋30年の國枝さんが、
一歩踏み込んだ使いこなしを伝授します。
発売記念キャンペーンとして、本日より11日(金)までの限定で
基礎編、応用編ともに10%割引き販売いたします。
下記の注文画面最後の通信欄に「メルマガ1割引き希望」と
記入してご注文下さい。
基礎編 http://www.monodukuri.com/dvd_library/dt/7
応用編 http://www.monodukuri.com/dvd_library/dt/9
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┃2┃新規登録専門家のご紹介
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・先月登録した宮崎県の外山技術士事務所の外山真也さんは
ITとプログラミングの専門家です。
50件以上のソフト開発によって蓄積した独自ライブラリを利用し、
短納期かつフレキシブルなプログラミングを提供します。
https://www.monodukuri.com/specialists/profile/174
・今月登録した一橋大学イノベーション研究センターの
延岡健太郎教授は、技術経営分野の専門家です。
国際企業の技術・商品開発における戦略と組織の研究を通じて
製造業の価値づくりへの転換を提案します。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/kqmy/ky2j6z3i/
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┃3┃日本経営工学会兼IE協会年次大会参加のご報告
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10月28日に日本教育会館で開催された経営工学会とIE協会の
共同発表大会に参加してきました。
妹尾堅一郎先生の講演「IoT/ビッグデータ/AI時代の次世代産業
生態系を俯瞰する~モノのサービス武装とサービスのモノ武装~」は
製造業のビジネスモデルを考えるお話で、楽しく聞きました。
テーマだけ上げると次のような項目になります。
(1)オープンとクローズのうまい使い分け
(2)所有から使用への流れはソフトだけなくハードも
(3)電動機械→電子機器→電脳機械
この電脳化の時代に勝負するには、制御系を支配することが
重要であるという持論で締めていました。
一方ジャパネットたかだの高田明元社長の特別講演は、
テレビで商品説明だけでは2割しか売れず、
切り口、語り口、物語性を加えることで十倍売れる事例を
いくつも提示して、「伝える」大切さを教えてくれました。
まさにものづくりドットコムは、
ナレッジの重要性を伝えようとしているのです。
経営工学会単独だとこういう講師陣にならないでしょうから
今回の共催は非常に意義のある試みだったと感じます。
http://www.jimanet.jp/activities
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┃4┃新着掲載記事
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10月後半は、24件の解説 15件の事例、7件のQ&Aが掲載されました。
解説:
(1)「設計の作込みと人的設計ミス防止」浜田金男
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1220
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1223
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1225
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1229
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1232
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1233
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1235
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1238
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1242
(2)「リスクアセスメント」田口宏之
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1221
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1222
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1224
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1237
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1239
(3)「TRIZ/USIT、新商品開発法」三原祐治
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1226
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1228
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1231
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1234
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1236
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1240
(4)「面積原価」小山太一
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1227
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1230
(5)「研究開発マネジメント」浪江一公
http://www.monodukuri.com/gihou/article/1241
(6)「PDM(製品データ管理)」石橋良造
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/e6x6/ky2j6z3i/
活用事例:
(1)「クリーン化」清水英範
http://www.monodukuri.com/jirei/article/398
http://www.monodukuri.com/jirei/article/408
http://www.monodukuri.com/jirei/article/410
http://www.monodukuri.com/jirei/article/411
(2)「物流管理」 仙石恵一
http://www.monodukuri.com/jirei/article/399
http://www.monodukuri.com/jirei/article/400
http://www.monodukuri.com/jirei/article/401
http://www.monodukuri.com/jirei/article/402
http://www.monodukuri.com/jirei/article/403
http://www.monodukuri.com/jirei/article/405
http://www.monodukuri.com/jirei/article/406
http://www.monodukuri.com/jirei/article/407
(3)「技術人材」平木肇
http://www.monodukuri.com/jirei/article/404
(4)「完璧な作業標準の現実」根本隆吉
http://www.monodukuri.com/jirei/article/409
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/tuqr/ky2j6z3i/
Q&A
(1)「予算面技術面と流出予防策」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/203
(2)「SWOT分析の進め方」(回答 2件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/201
(3)「撤退の心得」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/204
(4)「Manpower Reductionと、Flexible-M」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/202
(5)「トレードオフのコントロール」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/205
(6)「実験ができない場合について」(回答 1件)
http://www.monodukuri.com/qa/detail/206
(7)「どう学べば良いか」(回答 3件)
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/grb9/ky2j6z3i/
会員マイページにさんが関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。
是非こちらからご登録ください!
http://www.monodukuri.com/members/login/
Q&Aコーナーにどんどんご質問くださいね!
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┃5┃技法解説#135:CASE(Computer Aided Software Engineering) ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CASEとは、ソフトウェアの開発や保守にソフトウェアを利用すること、
もしくはそのためのツールのことです。
CASEツールを使ったソフトウェア開発では、設計の過程などを
グラフィカルに表示して作業を進めやすくしたり、コードの一部を
自動生成したりします。
また検証プロセスではテストデータを自動作成する機能を持って
いることもあり、ソフトウェア開発の生産性向上に役立っています。
http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/174
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┃6┃協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。
(1)11月16日「品質工学(タグチメソッド)超入門」長谷部光雄
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/296
(2)11月17日「プラスチック展視察報告会」秋元英郎
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/315
(3)11月18日「納入仕様書作成ノウハウ」田口宏之
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/326
(4)11月18日「ビジネスモデル発表交流大会 」平本靖夫
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/329
(5)11月24日「R&D現場の技術マーケティング 」平木肇
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/321
(6)11月28日「インサイトSFA実践セミナー 」八木橋英男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/330
(7)12月6日「仕事の与え方・任せ方編」津曲公二
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/328
(8)12月7日「研究開発部門のマーケティング」浪江一公
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/332
(9)12月15日「設計品質改善セミナー」浜田金男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/327
(10)1月24日「クリーン化管理のすすめ方」清水英範
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/gpcq/ky2j6z3i/
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┃7┃書籍紹介「シンギュラスは近い」レイ・カーツワイル著
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本書は、技術者、発明家であり人工知能の世界的権威である著者による
一種の未来予言書といえます。
ムーアが予言した半導体の集積度が2年で2倍になるという法則は、
いずれどこかで停滞すると言われながら、その都度技術的な
ブレークスルーを生み出して継続しています。
これに限らず、人類がこれまで生み出したテクノロジーの
進化は、本質的に加速度がついて発達してきたと著者は分析します。
この法則が継続すると、2020年には人脳の能力を超えるハードが
1000ドルで手に入るようになり、2030年には人脳の機能を
模写するソフトが現れ、2050年には1000ドルのPCの処理能力が
全人類のそれを超えることになります。
単なる予言ではなく、全ての分析に根拠となる事実と
数値的計算が付いているため、反論は極めて主観的に
空虚なものになり下がります。
原著は2005年に出版されて、ごく一部で注目を集めていましたが、
ご存知のように、まさにその後10年で加速度的にAIが発展し
あたかも予言が的中していく中で次第にその賛同者を増やしています。
ITだけでなくバイオなどあらゆる技術進化が加速度を持つため、
シンギュラリティ(技術的特異点)を超えた世界を描写する
本書の後半はSFを超えた予言に満ち溢れるため、
信じるか信じないかは個人の判断に委ねられますが、
わずか十数年後にこうなる「かもしれない」と身構えつつ
日々の活動を考えることは無駄ではないように思います。
目前の堕落した現実から遠いどこかに逃避してしまいたい
あなたはもちろんのこと、全技術者に絶賛おススメの一冊です。
https://www.monodukuri.com/book_review/
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│編│集│後│記│
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皆様の予想の通り、今回編集後記のネタはJ1です。
私が15年来のサポーターであるヴァンフォーレ甲府は、
3日の最終節で惜敗したものの、勝ち点1の差で残留しました!
毎年この時期はヒヤヒヤしていますが、
予算額が3倍の名古屋が降格したことを考えると
フロントの戦略や選手の気持ちの持ちようで
弱者なりに生き残ることができるという良い見本を
今シーズンも示してくれました。
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