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「論語と算盤」のバランスで革新する(2018/11/08配信)

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□■      ものづくり革新便り2018118日号          □■



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製造業の課題解決を支援するものづくりドットコムの熊坂です。



 



各地の紅葉がきれいになってきました。



皆様の周辺はいかがですか?



 



先週とある集会で、明治初期に500社以上の創業に関わったとされる



澁澤栄一氏のご子息澁澤健さんのお話を聞く機会がありました。



 



産業が大きく発展するのは、明治初期、大戦後など



社会が大きく変革する時期に重なります。



これは論理的・技術的必然というだけでなく



国民の意識が安定から革新に変化する要因も大きいでしょう。



 



上記二つの時期には及ばないまでも、



現在は大きく潮目が変化した時期であると



後の時代から評価される可能性があります。



 



澁澤さんは鉄鋼王カーネギーの言葉として



「成功者はやりたいことを仕事にしている」を紹介しました。



 



仕事の推進力として、知識、能力、経験だけでなく



情熱、意欲さらには倫理観とのバランス、



まさに「論語と算盤」が重要であることは



いつの時代にも普遍の真理と思われます。



 



 



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今号の内容



 1.吉川良三氏講演「日本の産業に未来はあるのか」聴講報告



 2.新規登録専門家のご紹介



 3.AI時代の価値共創と人財育成シンポジウムのご案内



 4.新着掲載記事のご紹介



 5.書籍紹介「遊ぶ鉄工所」山本昌著



 6.協賛セミナーのご案内



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┃1┃吉川良三氏講演「日本の産業に未来はあるのか」聴講報告



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先月の某イベントで、元サムスン専務である吉川良三氏の講演



「日本の産業に未来はあるのか」を聴講したので報告します。



 



副題は「時代の潮目の変化の中でどう生き残るのか?」であり、



まさに時代が情報社会からスマート社会へ移行していることを



前提としてお話が展開されます。



 



既に情報技術はツールではなく環境となっており、



高度化した技術が人間の六根に近づくことで、



大きなパラダイム変化に突入しています。



 



製品開発においては、国際化ではなくグローバル化が必要で、



場所が変われば設計の最適解が変わる、すなわち



地政学的製品企画が重要であると説きます。



 



この大きな環境変化と言える第4次産業革命にあって、



特にこれからの生活の基礎となる医療、職業、住民の視点で



新しいビジネスを創造する絶好の機会となっています。



 



そのためには「出る杭は打たずに抜いて育てる」という



従来とは違った人財育成が必要となります。



 



興味深い内容がてんこ盛りで、充実した時間でしたが、



最後のまとめは「適者生存、柔軟な考え方で潮目の変化に対応」でした。



当たり前と言えばそれまでなのですが、



この当たり前のことがなかなかできないものです。



 



「日本の産業に未来はある!」と信じて



広い時空間にアンテナを張り、流れの変化に遅れないように



(しかし早とちりせず)、適切に対処していきたいものです。



 



 



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┃2┃新規登録専門家のご紹介



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先月登録したデジことの川合雅已さんは、



エンジニアリングチェーン改革の専門家です。



 



開発プロセス改革、次世代型PLMMBD/MBSEを導入することで



デジタル技術を使った“こと”づくりを実現します。



 https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o6uzt0ytpe8f9q93WHC



 



 



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┃3┃AI時代の価値共創と人財育成シンポジウムのご案内



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デジタル革命の深化に伴い、AIは新たな価値共創の



エコシステムを形成する過渡期を迎えています。



 



本会議はその課題解決に向けて実践事例を交えた講演と討論で、



今後の指針と方向やあり方を参加者全員で考えます。



 



AIの基本コンセプトやAI技術の活用事例、



人財育成に関する講演に続き、AIと人の価値共創について、



また、その担い手の人財育成の方向性についても



オープン・イノベーションやサービス・エコシステム等の視点から



討論者の課題提起を加えて討論します。



 



テーマ:「AI時代の価値共創と人財育成の展望」



主催:経営関連学会協議会   後援:人工知能学会



日時: 20181117日(土) 13:50-17:20



講師:人工知能学会会長、理事、日本ディープラーニング協会理事長など



会場:専修大学神田キャンパス 1号館101教室



参加費:無料   懇親会:1000



詳細・申込み:https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o6vzt0ytpe8f9q93fsI



 



 



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┃4┃新着掲載記事のご紹介



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10月下旬は、21件の解説、25件の事例、1件のQ&Aを掲載しました。



 



キーワード解説:



(1)「新商品を生み出す技術戦略」川崎響子 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1964



 



(2)「スクリーン印刷」 佐野康



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1965



 



(3)「具体的な内容の文を書くには」森谷仁



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1966



 



(4)「実験計画の水準ずらし法」鶴田明三 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1967



 



(5)「超音波洗浄技術とは」斉木和幸 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1968



 



(6)「普通の組織をイノベーティブにする処方箋」浪江一公 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1969



 



(7)「遅れるプロジェクトをCCPMで対策する」熊坂治 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1970



 



(8)「検定推定を行う手順」高畑明敏



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1971



 



(9)「知財戦略の強化について」鶴見隆



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1973



 



(10)「統計手法の中の層別」粕谷茂



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1974



 



(11)「特性要因図とは」清水英範 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1975



 



(12)「品質工学の応用」対馬恭吾



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1976



 



(13)「CS経営:おもてなしの神髄」」武田哲男



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1977



 



(14)「職種転換の進め方」野中帝二



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1978



 



(15)「新QC七つ道具」浅田潔



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1979



 



(16)「アイディア発想法について」笠井肇



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/1981



 



(17)「統計的手法・品質工学の学習法」村島繁延



    https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o6czt0ytpe8f9qa3bFH



 



活用事例:



(1)「物流新技術を活用する」仙石恵一  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1156



 



(2)「中国企業の壁」根本隆吉



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1157



 



(3)「プラント建設業者の効果的な探し方」澤田雅之  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1158



 



(4)「生産を見越した試作の方法」鯨井武



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1159



 



(5)「現場の改善活動とは」清水英範



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1161



 



(6)「樹脂材料の熱による変形とは」平山中



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1162



 



(7)「改善活動で業績が向上する組織」濱田金男



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1164



 



(8)「Webツールを成功させるポイント」井上敦雄  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1168



 



(9)「直交表における交互作用の評価」深澤宏



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1170



 



(10)「5S活動で挫折しない進め方」前田康秀



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1175



 



(11)「ガス化炉のメカニズムについて」中村照雄



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/1176



 



(12)「情報システム導入企業の悩みとは」野中帝二



    https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o6ozt0ytpe8f9qa3y0y



 



Q&A:



(1)「複数日に跨るデータを日数で割ると」(回答1件)



    https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o6pzt0ytpe8f9qa3VrD



 



会員マイページに登録したキーワードに



関連する情報新着時に連絡メールが配信されます。



是非こちらからご登録ください!



     http://www.monodukuri.com/members/login/



 



 



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┃5┃書籍紹介「遊ぶ鉄工所」山本昌著



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本書は、社員数150人の金属加工業ながら、利益率20%以上を



誇る関西の中小企業副社長が執筆した、夢を叶える方法論です。



 



このヒルトップという会社は、従来の下請け仕事を全廃し、



社員が楽しめる仕事だけを受注することで、



活気のある職場を作り上げました。



 



こういった話を聞くと、私はいつも



職場環境が良いから高収益なのか、



高収益だから理想的な職場に投資できるのかと疑問に思います。



 



しかしこれは愚問であって、そこに至るまでには



本書に書かれていない壮絶な努力と決断を繰り返してきたと思うのです。



 



安易にヒルトップの表面だけを真似をすれば、



大火傷をするに違いありません。



 



自社の立ち位置をしっかり見据えつつ、



相応のリスクを取り、万全の準備と行動を取ることで



独自の優良企業が生まれてほしいと願うものです。



 



四六時中忙しく仕事しているにもかかわらず



さっぱり豊かになれないとお悩みの中小企業経営者におススメです。



 



 



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┃6┃技術・生産系協賛セミナーのご案内



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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。



 



(1) 1113日「仕事の正しい進め方講座」津曲公二 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6413



 



(2) 1121日「生産管理システムの正しい使い方」本間峰一 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6850



 



(3) 1122日「内容が明確に伝わる技術文書作成」森谷仁 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6244



 



(4) 1129日「表面プロセス技術者講座」大薗剣吾 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6272



 



(5) 1213日「自動化設備のチョコ停、原因分析」竹内利一 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6397



 



(6) 1220日「異物低減対策の技術と実践」熊田成人 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/4263



 



(7) 1220日「現場におけるAI/IoTの活用方法」春山周夏 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/6632



 



(8) 1225日「R&Dテーマを創出する仕組みの構築」浪江一公 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/2625



 



(9) 118日「外観目視検査の進め方」根本隆吉 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/2100



 



(10) 123日「製品開発技術者のDR実践」粕谷茂 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/3150



 



(11) 123日「生産現場への自動化機器導入」竹内利一 



     http://www.monodukuri.com/seminars/detail/2295



 



(12) 124日「技術を事業につなげる商品開発」川崎響子 



     https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/h0o62zt0ytpe8f9qb3ToI



 



★上記の他にも18981件のセミナーから、技術分野、キーワード、



開催地、開催月、フリーワードで、横断的な検索が可能です。



    https://seminars.monodukuri.com



 



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│編│集│後│記│



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今月号の日経ものづくりをパラパラとめくっていたら、



突然自分の名前が出てきてびっくりしました。



P157の図1の参照元ですので、



お持ちの方はご確認ください(^^)



 



この図は自分が講演する時に必ず使うもので



新鮮味はないものの、普遍的コンセプトなので



早く言ったもん勝ち、という内容です。



 



この道十年続けていると、色んなことが起こります。



 



 



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