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革新の一歩目を踏み出す(2019/11/20配信)

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ものづくり革新便り2019年11月20日号         



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山々は紅葉し、頂にはうっすらと白いものが被ってきました。



季節の変わり目を皆様はどこで感じていますか?



当社ではテーマを変えながら週一で勉強会を開いており



今は製造業への理解をスタッフ内で深めるために



今年度のものづくり白書を一章ずつ読み進めています。



日本の工業製品輸出は過去20年間30兆円弱で推移していますが



その内訳は輸送用機器、電気機器、一般機械の3本足から



電気機器を除く2本足に変質しています。



アナログからデジタルへの技術変化が大きく影響したと思われます。



ものづくり白書でありながら、IoTはもちろんのこと



バリューチェーン全体を意識した非製造業領域に関する記述も多く



製造業関係者に意識変化を求めているのが特徴的です。



事業構造を一気に変えることは難しいですが、



立ち止まっていても変化は先に進んでいくだけです。



自社の周囲環境変化に感度を高め、



最も有効な分野で革新の一歩目を踏み出しましょう。



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今号の内容



 1.事業承継フォーラムのご案内



 2.新着掲載記事のご紹介



 3.キーワード解説#178 化学プロセス技術



 4.注目セミナー分野のご案内



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┃1┃事業承継フォーラムのご案内



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中小企業経営者の高齢化に伴い、事業承継が大きな社会問題です。



産業技術大学院大学のAIITフォーラムでは、



学内外から誰でも自由に参加できる形式で、



最新の話題について自由に議論する場を提供しており、



今回は事業承継をテーマに取り上げます。



次代の社会を発展させるための前向きな事業承継の姿と



経営者本人と後継者との意思疎通を図った事業承継について



専門家お二人のお話を伺います。



講演1:「中小企業と事業承継の本質」



講師:明治大学政治経済学部 奥山雅之准教授



講演2:「事業承継に役立つロードマッピングの活用方法」



講師:産業技術大学院大学 創造技術専攻 廣瀬雄大准教授



主催:産業技術大学院大学



日時:12月21日(土)12:30-16:00



会場:産業技術大学院大学 443合同講義室(品川シーサイド駅徒歩3分)



    https://aiit.ac.jp/about/access.html



参加費:無料



詳細・申込み:https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/i0rmzgt0lvg0zrvncpByY



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┃2┃新着掲載記事のご紹介



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11月上旬は、27件の解説、9件の事例、1件のQ&Aを掲載しました。



 



キーワード解説から、お勧めの2点です。



 



(1)「ビジネス・インテリジェンスツール」高橋威知郎



BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとは、データ分析の



スキルが高くなくとも、簡単に分析できるツールです。



経営者から現場の営業パーソンまで、幅広く使えるのが特徴で、



自分の知りたいことを、専門家に頼むことなく、



自分で分析できる素晴らしいツールです。



本記事では、このBIツールを詳しく解説します。



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/2482



 



(2)「金属材料基礎講座」福崎昌宏



金属材料について、ミラー指数の方向、回復と再結晶、



鋳造の分類、鋳造材と展伸材、接合の分類、MAG溶接、



MIG溶接、TIG溶接、レーザー溶接、FSWの各テーマについ



て連載で解説します。



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/2468



 



活用事例からは、こちらがお勧めです。



(1)「メーカー物流の勘所」仙石恵一 



メーカー物流の勘所について、調達物流、安心在庫の削減、



荷姿とは運搬具である、などの各テーマについて



連載で解説しています。



   http://www.monodukuri.com/jirei/article/1483



 



Q&Aはこちら



(1)「MT法におけるマハラノビス距離の計算手順」(回答1件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/452



 



★個別の公開質問投稿(無料)はこちらです!



   https://www.monodukuri.com/qa



 



 



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┃3┃キーワード解説#178 化学プロセス技術



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化学プロセスとは、反応原料に一定の反応条件を加えることで、



付加価値のより高い製品(生成物)を生み出す工程です。



 



ここでの化学反応条件は、温度と圧力とエネルギーの三要素が



中心ですが、流体輸送、伝熱、蒸発、乾燥、蒸留、吸収、抽出、吸着、



粉砕、混合、ろ過などの物理操作を複合するのが一般的です。



 



高分子重化学プラントを典型として、食品、製薬、製紙なども



化学プロセスを応用した工業と言えます。



 https://www.monodukuri.com/seminars/summary/149/21



 



 



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┃4┃注目セミナー分野のご案内



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最近注目されているセミナー分野をご案内します。



 



【機械学習・ディープラーニングのセミナー】



機械学習は人工知能(AI)の中核的技術で、センサ・データ



ベースなどのデータ解析から規則性を見出してモデル化し、



アルゴリズムを発展させるものです。



 



ディープラーニングは機械学習手法の一つで、多層のニュー



ラルネットワークによってより深層の学習を行います。



 



ものづくりドットコムでは自動車の自動運転をはじめとした



製品機能の向上はもとより、生産現場における異常検知、



材料開発のためのマテリアルインフォマティックスなど



各分野への応用、それらに共通する基本技術の実習などの



セミナーを掲載しています。



 https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/i0rm6gt0lvg0zrvndpEkt



 



【人的資源マネジメントのセミナー】



ものづくりをはじめあらゆる企業活動は、それを担う人々が



それぞれの能力・知識・経験を発揮することで達成されます。



まさに人的資源こそ、企業の根幹です。



 



ひとりひとりの能力を向上し業務のレベルアップをはかる



人材教育にはじまり、それら人材力の相乗効果によって



事業目的を達成する組織戦略・組織開発、熟練者のナレッジを



次世代に継承する技術・技能伝承など、多くのセミナーを



紹介しています。



また「働き方改革」の時代に対応する人事管理に関する



セミナーも見逃せません。



  https://k.d.combzmail.jp/t/l07x/i0rm7gt0lvg0zrvndpVps



 



 



★上記の他にも21社1513件のセミナーから、開催月、エリア、



フリーワードで、横断的にスマート検索が可能です。



  ⇒ https://seminars.monodukuri.com



 



 



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│編│集│後│記│



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大学の同窓会で30分喋らせてくれるというので、



11月9日久しぶりに仙台へ行ってきました。



 



ものづくりドットコム開設の経緯やその経験から



若い技術者向けに贈る言葉も用意したものの、



同窓会の常で比較的年配者が多かったのですが、



起業経験者が少ないため、それなりに好評でした。



 



この講話の要約をブログに記録しましたので



関心がある方は読んでください。



「技術者キャリアに関する講演抄録」



 https://www.e-monodukuri.com/



 



そうなんです。ひと月ほど前からブログを再開して



技術者のキャリアデザインについて書き始めました。



気が向いたら覗いてご意見ください。



 



 



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