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みんなベンチャーだった!(2014/07/16配信)
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□■ ものづくり革新便り2014年7月16日号 □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。
梅雨はまだ明けませんが、
山梨は真夏日が続いています。
$$$name$$$さんも熱中症に気をつけて下さいね。
旧聞になってしまいましたが、
6月12日のカンブリア宮殿はトヨタの豊田社長でした。
さすがの超大企業で、経営は副社長に任せて
社会にはクルマの楽しさを訴え、
社員には「もっといいクルマをつくろう」と
言い続けるのが仕事とのことです。
それはさておき祖父の佐吉氏は自動織機、
父の喜一郎はつい最近NHKでもドラマになった自動車産業を興し、
まさに当時の先端ベンチャーだったことを思い出しました。
国民性の点で日本人は起業向きではないというデータもありますが、
豊田親子も本田宗一郎も井深大も松下幸之助もみんな日本人です。
時代や社会環境は変わっても、
自分がやりたいこと、できること、望まれていることの交点を見つけ、
愚直に実践するかどうかが問われています。
生活を投げ捨てては起業できない人がほとんどですが、
国民全員が今の業務の中で少しずつ革新を目指せば
その総和は社会を変えるに足りる量になるものと信じます。
ものづくり革新ナビはそんな皆さんを応援します。
御意見をお聞かせください。
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今号の内容
1.価値創生プロセス開発ネットワークシンポジウム報告
2.新登録専門家のご紹介
3.品質工学研究発表大会のご報告
4.新着掲載記事
5.海外進出企業の品質管理教育シンポジウムご案内
6.共催・協賛セミナーのご案内
7.技法解説#80:マトリックス・データ解析法
8.書籍紹介「現場力を鍛える」(河野宏和/篠田心治/斎藤文)
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┃1┃価値創生プロセス開発ネットワークシンポジウム報告
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有効な手法群を統合して、企画から設計にかけての付加価値あるプロセスを
開発しようというこのプロジェクトの、6月20日(金)に開催された
待望の第2回シンポジウムに参加してきました。
プロセス自体も開発が進んでいるようですが、今回の主目的は
一般に特設SNSを開放して、より多くの実践を喚起し、
また意見を交わすことのように感じました。
このプロジェクトのアウトプットは、
当社も今後積極的にプロモーションして参ります。
下記URLから無料で会員登録ができますので、企画から開発、
設計関係の方は、是非参加して意見をぶつけて下さい。
http://start.vcp-sns.net/
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┃2┃新登録専門家のご紹介
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・先月登録した窪田一郎さんは、外国人技術者向けの日本語教育専門家です。
もともとソニーの技術者でしたが、技術者向けオンライン日本語研修を
独自開発で効率の良いITベースシステムで提供します。
外国人混成の技術プロジェクトでは必須です。
http://www.monodukuri.com/specialists/profile/88
・昨日登録した沖津修さんは化学とバイオの専門家です。
製薬会社から若くして独立し、技術士事務所を設立して、補助金から技術評価、
マーケティングまで広範な得意分野を駆使して企業や組織を支援しています。
科学や技術で分からないことは何でも相談できる頼もしい博士さんです。
http://www.monodukuri.com/specialists/profile/89
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┃3┃品質工学研究発表大会のご報告
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恒例の発表大会が6月26日(木)~27日(金)に大井町きゅりあんで開催されました。
今年のテーマは「品質工学の果たすべき役割を探る
-マクロ視点で問題解決からの脱却-」
相変わらず各会場は熱気のこもった議論が交わされていましたが、
昔のように初心者が委縮するようなキビしい指摘はなく、
穏やかな雰囲気になってきている印象を受けました。
当初は田口玄一氏が次々に新しい提案を発していた初日の基調講演は、
今年は趣向を変えて各界の代表者4名が、会場参加者を交えて
『新しい品質工学の方向性』を討議するパネルディスカッション形式でした。
マクロ視点とは「人間の自由の総和を大きくする」ということで、
パラメータ設計はその第2段階「安くて誤りのない予測、診断判定の方法」に
相当するという話は、何度聞いても新鮮な響きを持っています。
(つい忘れているということですね)
会場に着いたら、思いがけず自分が学会貢献賞の対象であると告げられ、
討論会のあとで10名ほどの方と一緒に壇上に上がりました。
http://www.qes.gr.jp/meeting/qes2014info.html
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┃4┃新着掲載記事
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7月前半は、12件の解説を新たに掲載しました。
解説:
(1)「自社技術の棚卸し」中村大介
http://www.monodukuri.com/gihou/article/387
(2)「クリーン化の目的」清水英範
http://www.monodukuri.com/gihou/article/388
http://www.monodukuri.com/gihou/article/393
(3)「アイデア発想法」高橋誠
http://www.monodukuri.com/gihou/article/389
http://www.monodukuri.com/gihou/article/395
http://www.monodukuri.com/gihou/article/398
(4)「KT法」粕谷茂
http://www.monodukuri.com/gihou/article/390
http://www.monodukuri.com/gihou/article/396
(5)「MTシステム超入門」手島昌一
http://www.monodukuri.com/gihou/article/391
(6)「サプライチェーンマネジメント」今岡善次郎
http://www.monodukuri.com/gihou/article/392
(7)「ステージゲート法」浪江一公
http://www.monodukuri.com/gihou/article/394
http://www.monodukuri.com/gihou/article/397
会員マイページに関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されますので、
是非ご登録ください。
http://www.monodukuri.com/members/login/
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┃5┃海外進出企業の品質管理教育シンポジウムご案内
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日本国内では当たり前にできる品質管理が、文化や教育過程の異なる
海外では通用しないのは良く聞く話です。
このシンポジウムでは、品質管理学会のグローバル品質管理教育研究会が
2年間に渡りアンケートや委員間の討議で構築した結果が発表されます。
ぺんてる、ジーシー、サンデン、コマツといった優良企業の事例発表も
期待が高まります。
期日:7月31日(木)10時~17時
会場:日本科学技術連盟 東高円寺ビル 地下1階講堂
http://www.jsqc.org/q/news/events/index.html#h260806
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┃6┃共催・協賛セミナー案内
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当社で共催、協賛しているセミナーを紹介します。
(1)7月16日「抽象化思考力の磨き方ワークショップ 」粕谷茂 ★本日!
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/97
(2)7月16日 よしやろう!の組織術『社員重視のマネジメント講座』末吉進
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/100
(3)7月22日「ステージゲート法を活用したR&Dマネジメント 」浪江一公
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/11
(4)7月23日「現象の分析で自然に出て来る「物語図化法」」古謝秀明
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/98
(5)7月24日「技術企業の営業マーケ力・開発力同時向上セミナー」中村大介
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/101
(6)7月30日「売れる製品アイデア創出ワークショップ 」石川朋雄
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/99
(7)7月30日「潜在能力活用体験セミナ」八木橋英男
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/92
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┃7┃技法解説#80:マトリックス・データ解析法
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マトリックス・データ解析法とは、多数の数値を整理するにあたり、
説明変数同士の相関をもとに、できるだけ少数の指標で記述し、
それを平面上に表す手法で、多変量解析の主成分分析と呼ばれるものです。
手順としては説明変数間の相関行列を作り、説明変数と同数の主成分を定義し
それぞれの寄与率を評価する事で、各主成分の意味を考えます。
特徴的な2つの主成分軸で各サンプルを評価すると、当初の説明変数で
比較するよりもそれぞれの特徴を一層際立たせることが可能になります。
http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/20/
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┃8┃書籍紹介「現場力を鍛える」(河野宏和他)
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本書は、日本IE協会の機関誌「IEレビュー」で取り上げた
企業事例の中でも珠玉の5件を取り上げ、
近年のIEがどのように生産現場で展開されているかを示し、
さらに共通して見られる特徴を抽出したものです。
IEはほぼ100年前Taylerらによって始まったとされますが、
社会と産業の変化に対応し、
現在のそれは大きく進化していることが分かります。
IEの基本を知るだけですべての課題を解決できるわけではなく、
成功事例の5件をまねたからといって同じように成功することは
決してありませんが、基本を学習し、成功例を真摯に
読み込んで得られる気づきを自社の現場改善に反映するならば、
必ずや何歩かの前進を獲得できると確信します。
その意味で、本書に収められている事例と結論は、
読者に大きな価値をもたらすことでしょう。
http://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00002710
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│編│集│後│記│
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サッカー終わっちゃいましたねー
優勝はやっぱりドイツでした。
ベスト8はすべて予選リーグの1位チームだそうです。
最も番狂わせの多いスポーツがサッカーと言われますが、
運だけでは頂点にたどり着けません。
自分も愚直な実践で、実力をつけないと!