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資格取得はメリットがない?(2014/03/04配信)

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□■     ものづくり革新便り2014年3月4日号         □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。



3月に入るとキリッとした寒さが和らぎ
何となく春が近いな、という気配がしてきますね。
みなさんはどこに春を感じますか?



さて昨日は技術士2次試験の合格発表でした。
全く気にしていませんでしたが、
Facebookで知り合いから次々に合格の報告があり、
自分の事のように嬉しくなりました。



思い起こせば丁度6年前に自分は経営工学部門に合格したんですね。
まだ前職のパイオニアでプラズマの開発試作課長でした。



技術士登録しようにも、社内に前例が少なく
人事への説明に長時間かかった事を思い出します。



資格を取得した直接的なメリットは少なかったのですが、
1次試験から2次試験、さらに翌年の総監部門合格まで
都合3年間受験の為に毎日退社後や週末に勉強することで
仕事外に勉強する習慣がついた事と、
多くの優秀な技術士とのネットワークが
大きな財産となりました。



5年前の総監部門合格を知った正に同じ日に
パイオニアの希望退職募集が発表されたのにも運命を感じ、
独立を決めた経緯があります。



そんな記念の時期にスタートするMONOさんとの共催セミナーは
ものづくり経営者、技術者全員に知って欲しい内容満載です。



仕事で疲れた定時後の受講は楽ではありませんが、
あなたの将来に必ず役立つはずです。
是非8回全部に御参加下さい。
   http://everevo.com/event/11182



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今号の内容
 1.MONO1周年記念会のご報告
 2.新登録専門家のご紹介
 3.「日本製造業の再興の可能性を探る」研究会のお知らせ
 4.新着掲載記事
 5.MOT学会年度年次研究発表会のご案内
 6.共催・協賛セミナーのご案内 
 7.技法解説#71:Webマーケティング
 8.書籍紹介:思考 日本企業再生のための~(井関利明/山田眞次郎)
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┃1┃MONO1周年記念会のご報告
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近頃お世話になっているMONOさんが開設1周年というので、
3月2日の記念パーティーに駆けつけました。



メインイベントは本メルマガ第8項で紹介する書籍の著者である
井関先生と山田氏の対談で、この書籍から飛び出したような
ほとばしる言葉の波に圧倒されながら聞いていました。
(対談内容は第8項を参照してください)



その後は入居者の出展ブース見学やプレゼンに参加し、
将来飛躍する可能性のある起業家の皆さんの熱い想いを
受け止めて回りました。



http://mono.jpn.com/mono-anniversary/




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┃2┃新しい登録専門家のご紹介
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先月登録した統合生産方式研究所の生形厚志さんは、製造業務改善の
専門家であり、管理部門と現場部門の両面で工程を改善し、人材を
育成します。豊富な海外経験も活かして皆さんを支援します。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/72




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┃3┃「日本製造業再興の可能性を探る」研究会のお知らせ
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早い企業では1970年代から海外生産に進出し、今は
一つの岐路に差し掛かっていると言われます。



毎回技術経営の論客を招いて徹底した議論を尽くす
経営工学会の日本型MOT研究会の3月例会は、
日本企業が元気を取り戻す手立てを企業とともに考え、
実行支援するプログラムを策定、実行している
日本経済大学大学院経営学研究科の櫻井敬三教授の提示する
掲題のテーマを基に参加者が意見を交換します。



3月8日(土)13時半~新宿西口工学院大学28階第3会議室で
お会いしましょう。学会員以外でも参加費は1000円です。
 http://www.geocities.jp/motbukai/




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┃4┃新着掲載記事
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2月後半は、12件の解説と1件の事例を新たに追加掲載しました。



解説:
(1)「クリーン化の話題」清水英範
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/273
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/278



(2)「改善の限界を超える新プロセスを構築するDFSS」倉田隆弘
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/274



(3)「中小企業経営の基礎講座」平本靖夫
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/275
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/279



(4)「プロジェクトマネジメントのエッセンス」粕谷茂
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/276
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/282



(5)「サプライチェーンマネジメント」今岡善次郎
 http://www.monodukuri.com/gihou/article/277
 http://www.monodukuri.com/gihou/article/272



(6)「 ステージゲート法 」浪江一公
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/280
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/270



(7)「5S教育の進め方 」羽根田修
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/281



事例:
(1)「積極的情報発信の事例」浪江一公
 http://www.monodukuri.com/jirei/article/91



会員マイページに関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されますので、
是非ご登録ください。
 http://www.monodukuri.com/members/login/




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┃5┃MOT学会年度年次研究発表会のご案内
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3月15日(土)に東京理科大学神楽坂キャンパスを会場に
MOT学会年度年次研究発表会が開催されます。
ものづくりとサービスのイノベーションが31件発表され、
ものづくり革新ナビ登録専門家である浪江さんも
「高収益ビジネスを実現するモデルの研究」を発表します。
http://www.js-mot.org/doc/conf2014_outline.pdf




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┃6┃共催・協賛セミナー案内
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まずは冒頭でお話したMONOとの共催セミナーです。
すべて通しで申し込むと全プロセスを掌握できます。



(1)3月6日「ものづくり経営者必修の業務プロセスガイドライン」熊坂治
   http://everevo.com/event/11182



(2)3月13日「”売れる”製品を企画する7つのステップ」石川朋雄
  http://everevo.com/event/11295



(3)3月20日「顧客視点の製品スペック設定法」國枝麿
  http://everevo.com/event/11325



(4)3月26日「狙った特性や機能を実現する革新的アイデア発想」笠井肇
  http://everevo.com/event/11522



(5)4月3日「実験を合理的に評価する統計手法」細原敏之



(6)4月10日「生産や市場で発生する問題を未然に防ぐ設計方法」倉田隆弘



(7)4月17日「海外への生産委託の基本と手順」青山利幸
  http://everevo.com/event/11523



(8)4月24日「複雑なプロジェクトを成功に導く方法」工藤崇




次に日刊工業新聞社主催で、ものづくり革新ナビ共催のセミナーです。



(9)3月5日「多品種少量短納期型工場管理支援システム」平本靖夫
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/72



(10)3月11日「プロジェクトをうまくマネジメントする実践セミナー」津曲公二
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/52



(11)3月26日「ライバル企業に勝つためのベンチマーキング」福島彰一郎
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/71



(12)3月27日「実践!「5S」現場改革術」前田康秀
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/78




また下記のセミナーにも協賛しています。



(13)3月5日「5Sベーシックセミナー」羽根田修
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/70



(14)3月14日「R&Dテーマ評価の基礎知識」浪江一公
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/74



(15)3月19日「今さら聞けない 会社と会計の仕組み」野田弘子
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/73




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┃7┃技法解説#71:Webマーケティング
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Webマーケティングとは、インターネット上で、ホームページ、ブログ、
メルマガ、SNSなどのWeb関連手法を使って顧客との関係性を築き、
アクセス分析ツールでユーザーの動線を捉えることで、
集客、顧客管理、販売などの成果に結び付ける動的なマーケティングです。



皆さんが何かを購入しようとした時、高い確率でネット検索しますよね。
消費財だけでなく産業用途でもその傾向は強くなっており、
現代のビジネスには不可欠なものとなっています。



TVや紙媒体と異なり、施策に対する反応が短時間で定量的に
計測できるところが特徴的であり、小規模なテストを繰り返し
ヒットする確信ができたところで、大きな販促をかける事が有効です。



次々と新たな手法が出て来るので、信頼できるパートナーを選ばないと
時代遅れの施策で徒労に終わる危険性もあります。
 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/126




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┃8┃書籍紹介:思考 日本企業再生のための~(井関利明/山田眞次郎)
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本書はソーシャルマーケティング、ライフスタイルからワインまで
守備範囲の広い文科系の慶応大学名誉教授井関氏と、工学の世界から
起業支援に進んだ山田氏が、MONOの会議室で400時間に渡って
議論した100万字を文字起こしして分類し、最終的に18万字420ページに
集約して完成したものです。



ここでは戦後のビジネスパラダイムを以下の3つに分類しています。
(1)一方通行の技術革新パラダイム
(2)I&C革命で可能となった作り手と受け手の双方向パラダイム
(3)SNSを使った多対多の協働パラダイム



日本はすでに第2のカーブで世界の先頭集団から周回遅れとされましたが、
今からでも第3の波を捕える努力をすべきと結論付けています。
さらにそのための方策として「物語」性を評価軸にするという提言が、
私の最近の思考法とも同期して興味深く読み進むことができました。
 http://hon.gakken.jp/book/1340588600




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│編│集│後│記│
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いよいよJリーグが開幕しました。
我らがヴァンフォーレの緒戦は、
なんと雪の為にホームゲレンデが使えず国立競技場でした。
そのためか、古豪鹿島相手に0-4の完敗。



しかし城福監督の良い所は、
毎試合終了後に全員でしっかりビデオで修正点を確認し、
次の対戦相手のパターンをじっくり分析して、
試合前にそれを想定した練習をすることです。



こう書くととりわけ斬新には思えませんが、
これを徹底して愚直に繰り返すことが重要です。
昨年はこのPDCAが効果的に機能し、
後になるにつれて負けなくなりました。



個人能力では見劣りするチームですが、
各人が自分の役割を確実に理解して
それに応じてチームプレーに徹すれば
上位に勝つことも可能になります。



ものづくり革新活動とも通じるところですね。