試作品の不適合品の管理方法を教えて下さい。
(例えば不適合品管理手順書を作成する場合)
モノづくり工場経営を指導しています。
試作品、不適合品、管理方法の3つのキーワードを、そのまま捉えて回答致します。
試作品の作成目的を明確にしましょう。
製品の機能保証のためか、量産のための生産技術の構築のためか、競争力コスト評価のためか、などです。
それらの目的に応じて、試作品としての”ありたい姿”が描けると考えます。
その姿が、試作品としての「適合基準」となるでしょうから、機能保証のための不適合品判断のための適合/不適合ラインが明確になります。あるいは、生産技術構築のための基準ライン、競争力コスト評価のための基準ラインなど。
ここまでの内容は、マネジメントサイクルPDCAの「P」「C」です。
これら「P」「C」と試作品実績としての「D」との比較で、自ずと「A」の内容が見えてくるのではないでしょうか?
これらを整理したものが、ご自身が考えられている「不適合品管理手順書」に5W1H観点で盛り込まれます。その際、5W1Hは具体的、定量的表現を心掛けましょう。
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