当店は寿し、パスタ、スイーツが美味しいとお客様から評価をいただいています。和食もパスタもあり、座敷やテーブル席もある為、家族連れも多いです。1000円の内容充実のランチでお客様がとても増えました。しかし利益が薄く、辛い状況でしたが、最近は値段が少し高くても、寿しネタを使ったパスタや、上寿しや特上寿しを召し上がってくださる方が増えてきて、客層が広がってきている事を感じます。口コミやTV取材に助けて頂いていますが、もっと積極的に発展していく為のアンゾフのマトリクスの使い方を教えて下さい。
補足1
福永先生わかり易いお答えありがとうございました。
確かに当店で高価料理を注文される方の入り口が低価ランチだった事を思い出すと、客層が大きく違わない事に納得がいきます。「誰に」「何を」「どのように」提供するかを、昼の営業・夜の営業でイメージをして、実行していきます。お勧めいただいた書籍も読ませていただきます。
ありがとうございました。 杉原 由美
杉原様、
本日登録させていただいた福永と申します。
ご質問を頂いてから日にちが経っているようですし、ご質問の趣旨を把握しかねているところもありますが、思いつくことを述べさせていただきます。
まず、マクドナルドの位置づけですが、100円バーガーでも高級バーガーでも、お店に来る客層がそこまで大きく違うとは思えませんので、市場は既存市場のままと言うことになると思います。問題は、高級バーガーが新規技術に当たるかと言うことですが、これは本来は相対的な問題ですので、新規技術と見なせないこともありませんが、常識的には既存技術の範囲と見なすのが順当かと思います。
このケースは既存市場の中でお客様からお金をどう頂くかという問題と捉えて、アンゾフのマトリクスと言う大きな枠組みで見ない方が良いとかと思います。例えば、スーパーで特売品で釣って他の商品を買わせる、トヨタが最初にカローラを売って、収入が増えると最終的にはクラウンを買わせる、等の様々なやり方がある範疇だと思います。この辺のモデルについては、インターネット上の無料サービスに偏った説明にはなっていますが、クリス・アンダーセンの「フリー」(NHK出版)と言う本の第2章「フリー入門」を参考にされてはいかがでしょうか?この章の「無料なもの」は「安値をつけたもの」と読み替える必要があありますが。。。
後半のご質問は、これもアンゾフではなく、事業ドメイン(「誰に」「何を」「どのように」提供するか)の話ではないかと思います。事業ドメインについて概念論ではなく、中小企業の具体例をまとめたものとしては、塩谷未知、小原昌美「地域を育てる普通の会社」(新評論)がありますので、参考にされてはいかがでしょうか?
以上思いつくままを申し述べましたが、ご質問の趣旨を理解し損ねている失礼がありましたら、ご容赦いただければ幸いです。
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杉原様、
お役に立てたようで良かったです。
これからも関連質問でも他の質問でも、何なりとご質問ください。
わかる範囲でですが(笑)、精一杯回答させていただきます。
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