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QUESTION 質問No.290

オメガ変換についての質問です。

設計・開発統計・SQC |投稿日時:
実験計画法L18を用いて有意な因子を見つけるべくテストを行っています。
その際にデータを実測した後、初期状態からの変化率(%)で解析しようと考えています。
データは初期状態より増減するためオメガ変換することができないので、どう処理したら良いか悩んでいます。
オメガ変換を使用することが間違っているのか、変化率で見ようとするのが間違っているのか、よきアドバイスをお願いします。

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

村島技術士事務所にて、品質工学、実験計画法、多変量解析等のコンサルをしているものです。ご質問の意味は変化率(%)に対してのオメガ変換とのことですが、変化率をどうとらえるかで、オメガ変換してよいかどうかはかわります。一番簡単な判断方法は変化率が0から100%に分布するかどうかです。変化率といっても、200%になったりする場合には、オメガ変換は使えません。0から100%の範囲に対しておこなえる変換手法です。
 ただ、数値の変換により0から100%にできる(むしろそう考える)ものがあるので注意が必要です。ある値からある値にまでしか分布しないような場合がそうです。L<x<Uとしましょう。これは、0<(X-L)/(U-L)<1ですから、p=(X-L)/(U-L) とすれば、pは0から100%に分布しますから、オメガ変換の世界です。
 ご質問の意味からすると、たんに変化率でしょうから、100%をこえるということであれば、対数変換が通常のやりかたです。
 以上です。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

さきほどの追加質問についてですが、対数変換すれば加法性が上がる場合が多いということです。実際には、生データそのものの分散分析の結果と、対数変換での分散分析を比較して誤差の寄与率(実験精度の逆概念)を比較すればよいと思います。実験精度といっても、この場合は解析方法の精度、つまり加法性の大小になります。実験精度の高い方、誤差寄与率の低い方が優れているということです。オメガ変換についても0から1(0%~100%)分布前提であれば加法性はあがりますが、一度、試しに生データの分散分析と比較するとわかりやすいです。