現在わが社では、実験計画法やタグチメソッドを導入して仕事のやり方を変えようとしています。ただ、これらの内容に詳しい人間がおらず、L18の2水準の列にはどんな因子を入れればいいのか?や因子数が少ない場合、どの列に優先的に入れていけばいいの?といった初歩的な疑問が挙がっています。
また、私自身が調べてもL18にはすべての列に因子を入れても自由度が2余る、や第2列は交互作用が強くでるので余り因子は割り付けない方がいいなど、断片的な情報が出てきてしまい混乱するばかりです。
特に混合系の直交表は、一般的な参考書を読んでも情報が少なく、現状体系的に理解する術がありません。
そこで上記疑問や断片的な情報に対する根拠が載っているような良い参考書あるいはサイトなどがあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。
品質工学、実験計画法、多変量解析を主としたコンサルタントの村島です。ご質問の趣旨に沿っているかどうかは別にして、きちんとしたことをお知りになりたいのでしたら、かなり数理的に難しいですが、「品質を獲得する技術」(宮川、日科技連)が一番だと思います。あとは、学会誌です。
お話風のものはあまりお勧めできません。中途半端なものが多いというのが感想です。
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ものづくりドットコム 専門家の熊坂です。
直交表は一旦使い慣れてしまえばどうということはないのですが、結構細かいノウハウがあって当初は戸惑いますね。
その割に意外とネット上に情報が少なく、ものづくりドットコムが一番詳しいかもしれません。
今後もものづくりドットコムに直交表の解説を充実させていきたいと思いますが、専門家に聞けば一瞬で分かることが、書籍やネットだとその情報に行きつくまでに多大な時間と労力がかかってしまうものです。
使い始めの半年から1年くらいはコンサルタントと一緒になって使いこなしていくのが、結果的には安上がりのように思います。
ものづくりドットコムにはその道の専門家も多数登録していますので、是非一度ご検討ください。
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