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QUESTION 質問No.369

ブレークスルー

企画戦略/マーケティング |投稿日時:
私の友人から相談された件です。日本の自動車関連の製造企業で新規事業に携わっています。日本企業にしては、早くから新規技術を取り入れた開発をしており、国際レベルでも、デファクトスタンダードと言われる製品を生産しています。しかしながら最近では中国やインドの競合複数社が力をつけており、ここしばらく売り上げが上がることも下がることもない状況で、早くグローバルを念頭に、何か新たな事業を始めないと、取り返しのつかないことになってしまいます。それまでその会社のターゲットは日本国内、欧米がメインであるので、今後は東南アジアやロシアなどに拠点を設けたいと検討しています。まずはディストリビュータ経由で、営業拠点を作り、その後は中国にサポートセンターを設けたいと思います。
しかしながら、未知の地域で、現地のビジネスパートナーのツテもなく、どのようなプロセスでその計画を進めるべきか悩んでいます。まずは日本で外部のコンサルタントを雇うのがいいのか、現地で雇うべきか、そしてその後の段取りについて、絶対に必要なことや、気をつけなければいけない点などを教えてください。よろしくお願いします。



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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

技術士の日比幸人でございます。
専門は、経営工学(生産マネジメント)と総合技術監理です。

簡単にご回答いたします。

最初に今回検討されている「海外展開の目的を会社方針として明確にされる」
ほうが早いかもしれません。

御社はすでにデファクトスタンダードを保有され、欧米に進出していらっし
ゃるようです。門外漢ではいらっしゃいません。

特に新たな海外展開の場合は、その目的によって進出方法が全く異なります。

東南アジアやロシアへの進出は、コスト課題解決でしょうか?
コスト面なら実現性は、深い思慮を要します。

現在の生産拠点開発の多くは、マルチロケーション形式です。
進出先を製造拠点にするのか、新市場にするのか、もしくはその両方かで展
開は異なります。

方針と目的が不明確な状態でコンサルタントを雇われますと、経費倒れします。

まずは、方針と目的を明確にして、ジェトロ経由で展開予定地区の商習慣・生
活感・テロの有無・その他リスクと展開の効果を探って下さい。

この予備調査が終わったら、フィージビリスタディを実施します。
それで進出の可否を検討するのが良いと思います。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

ハリーコンサルティング事務所の松村です。

「自動車関連の製造企業で新規事業に従事中で、グローバル化の一環としてこれまでの進出・ターゲット外であった東南アジアやロシアなどへの拠点を設けたいが、この工程・計画、留意点についてのご質問」と理解しました。

自動車産業の動向を注視しつつ、どのように舵を切るのがベストか、まさに企業の戦略面から練り上げることが求められます。
ご相談の企業は欧米に拠点がある様子ですが、まずは自社の強み、弱みを把握し、市場や競合他社の分析を行ってみてはどうでしょう。

分野・地域などの方向性が定まりましたら基本大日程を定めることです。

営業拠点開業までの基本大日程例です。

1. 基礎調査(準備)段階:
① 市場、規制調査
② グローバル人材育成・確保
③ 現地調査(視察)
④ パートナー探し

2. 実行計画作成段階:
① 投資計画案策定
② 現地F/S
③ 意思決定

3. 諸手続き・拠点立ち上げ段階:
① 法務・労務・政務調査
② 登記・許認可手続き
③ 物件・用地探し
④ 人材探し
⑤ 拠点開業


TPPはご存知でしょうか。
こちらを戦略的に活用しグローバル化を推し進めるのもいいでしょう。

以前投稿しておりますのでこちらをご参照ください。

https://www.monodukuri.com/jirei/article/311
https://www.monodukuri.com/jirei/article/315

ご参考になりましたら幸いです。




ANSWER
回答No3 | 投稿日時:

株式会社武田マネジメントシステムス
代表取締役 武田 哲男です。

自動車業界(メーカー・乗用車・部品など)、ディーラーはもとより農業機械、工作機械の分野のコンサルティングを実施し、サービス業においても多岐にわたる企業のコンサルティングを行ってきました。上場、中堅、中小企業の約900業種(1社の顧問就任は関連企業各社のアドバイスをしてきたために業種が多岐に亘った)のお手伝い(アシスト・サポート・ディレクト・プロデュース・コンサルティング)を行い、現在も継続中。
モノ作りとサービスの融合による新事業開発、ニュービジネスモデルの構築でお役立ちをし現在も各種の取組みをしています。ここ約10年は、各業界・業種が衰退傾向にある中で、いくつかの分野の仕事を結合・統合・
コネクト・融合(これがノウハウ)することで多くの成功事例を生み、マスコミでも成功事例として採り上げられています。

中国は中国政府からの依頼で様々な分野のお手伝いをしてきまして、現在もほぼ毎年訪問をしています。昨年は9月に四川省成都で政府系の仕事に赴きました。

ご感心をお持ちいただいた場合、メールにてご一報いただければと存じます。