①要素技術の紹介ページを設ける(TAMA試作ネットワーク参考)。ただし英語ページにはホワイトペーパーを準備する(マイクロスケールの解像度4μ等他所から持ってこれないレベルの差別化のポイントに絞り記載)。
②図面と設計FMEA(4段階、設計交差誤差、品質ロスコスト含む)見積もり依頼を提出して貰う。
サイトでの入力事項は下記の通り
(a)手配数量、リピートの場合はロット数
(b)リピート性の有無、頻度
(c)請負の範囲(図面の内容すべてなのか、一部なのか)
(d)CADデータ、 特記事項
(e)「材料調達先」
(f)「支給される材料のサイズ」
(g)「表面処理を含めるか」といった工程全般に関する具体的な業務範囲
(h)見積期日と発注予定日
(i)予算単価や類似品実績単価など、見積金額の参考となる単価
③②の時、スキル推薦機能を付ける(「仲間回し」機能)
④簡易見積もり価格計算システムの搭載。構成は下記の通り。
(a)材料費[円] =素材体積[m3] X 素材密度[kg/m3] X キロ単価[円/kg]
(b)加工費[円] = 標準加工工数[時間] X 時間チャージ(3000~4000)[円/時間]
等必要かと考えております。
フィードバック機能も必要ですが、まずは他に必要と思われる機能はありませんでしょうか?
チャレンジャーさん、ご提案ありがとうございます。
①の中小企業要素技術ポータル的なサービスは結構たくさんあるのですが、入力する手間に対する受注成果が乏しいためか、老舗的な少数サービス以外は、製造業利用者の獲得に苦労しているようです。
中小企業が自社の技術資産に気づいていないというケースもありそうです。
②③④については、すでに動き出しているサービスがいくつかあるようです。ものづくり、特に試作については、注文が広範囲で極めて固有の内容が含まれるため、標準のシステムで扱うことが難しいようです。
「難しいものほど実現した時の価値が大きく、競争力がある」わけですので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
差別化ポイントは、特許化も忘れずに進めましょう。
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ご質問をいただいてから時間が経ってしまっていますが、参考情報として、回答させていただきます。
「Web上で試作受注するツール」を成功させるポイントは2つあります。
もう少し強くいうと、この2つを「最優先」に考える必要があります。
サイトのメニューや機能をどうすればよいかを考えるのは、3番目、4番目になります。
では、ご説明します。
●「Web上で試作受注するツール」を成功させるポイントその1
誰がお金を支払ってくれるか、をよくよく考える。
このツールの利用者が誰なのか。
このツールでメリットを得るのは誰なのか。
このツールで得た売上と利益はいくらなのか。
このツールで得た利益の中から、いくら、手数料として支払っていただく予定なのか。
こうした、身も蓋もないのですが、現実的な数値を資料化することが最優先のポイントです。
新しいツールを開発するときには、どうしても機能、新しい機能、に目が向いてしまうのですが、2018年の今の時代に、そうそう新しい機能は見つけることができません。そうではなくて、誰向けなのか、何に困っている人向けのツールなのか、をよくよく考えることが大切です。
昔の言葉でいう、マーケットイン、プロダクトアウトでいえば、マーケットインの発想で進める必要があります。
●「Web上で試作受注するツール」を成功させるポイントその2
お金を支払ってくれる人は、どこにいるのか、をよく考える。
ポイントその1で、キャッシュポイントになりそうな人は特定できましたよね。
ポイントその2は、キャッシュポイントになる、お金を支払ってくれそうな人がどこにいるのかを探す、です。
マーケティングは、よく魚釣りに例えられますよね。
ブラックバスを釣りたいのに、海で投げていても釣れません。
シャケを釣りたいのに、琵琶湖に投げていても釣れません。
それと同じで、「Web上で試作受注するツール」を使いたい人がどこにいるのか、をきちんと見つけておく必要があります。異業種交流会なのか、名刺交換会なのか、地元の信用金庫の紹介なのか、それとも、昔の同級生なのか。。。
でも、これはほとんどの中小企業コンサルタントが言わない「不都合な真実」なのですが、本当は、「Web上で」を狙っているのであれば、PPC広告やSNS広告を使って、Web上にいる中小企業の経営者を狙う必要があります。
場合によってはSEO対策が必要かもしれない。従来の商習慣で見積、試作をするのではなくて「Web上で」見積、試作をするのであれば、従来とは異なる取り組みをする、というのが最重要事項なんですね。
どのような機能を用意するか、というのはそのあとでも大丈夫です。
理由はいろいろありますが、結局は、本当のお客様に使っていただいて、そのお客様の声を聞かないと、お客様が必要としている機能が何なのかはわからないから、です。
デジタル=ネット、Webの世界では、正確な測定が可能です。製造業と同じですね。ミリ、マイクロ、ナノといった精度が大切なのと同じように、今日、何人がアクセスして、そのうち何人が発注したのか。こうしたことを毎日、測定して分析することがとても大切なのですね。
もちろん、利益がいくらなのかも即座にわかるのがメリットですよね。
であれば、そのメリットを最大限に生かすための「Web上で試作受注するツール」構築のステップがあります。
当社では、製造業専門のWebマーケティングサービスを行っています。
もし、本気で、Webマーケティングでビジネス化、収益化を狙っていらっしゃるのであれば、ぜひ、ご連絡ください。
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