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QUESTION 質問No.498

誤差因子/信号因子がないL18実験解析

設計・開発品質工学(タグチメソッド) |投稿日時:
医薬品の錠剤設計において、L18実験を計画しています。2段階設計の意義は理解できているものの、作成サンプルが外側直交表列の数だけ倍々で増えるので(N1,N2なら実験倍で36回)、誤差因子や信号因子なし(よい信号因子の取り方を思いつかなかった)の外側1列のL18実験をして、とりあえず結果が得られました。このとき、誤差因子がないので、SN比解析はできないのかと思いますが、最適条件選択において、logをとって感度におき直して最適値を予測した方が正確でしょうか?それとも誤差因子を振っていない場合、logを取らずに各水準の単純平均効果でyを予測しても問題ないでしょうか?

補足1

対馬様、ありがとうございました。SN比に換算しても計算結果は変わらないということですね。定義から違いがないかも確認してみます。

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

品質工学のコンサルティングをしております対馬と申します。

品質工学を初めた田口玄一氏の思想で、技術の加算性を考慮してSN比は対数変換していますが、単に要因効果を見るだけであれば、評価特性の次元そのままの方が分かりやすいと思われます。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

基本機能がわからず、次善の策として静特性で実験をすること自体は問題ないですが、誤差因子を入れた実験を行なわないと、あとあと品質トラブル起きる可能性が高くなります。
誤差因子とは、品質に悪影響を及ぼす要因のうち、管理できない、管理したくないものですから、例えば、錠剤を製造していくうちに、汚れが付着するなどして品質が悪くなることがあるのでしたら、打錠X回後を誤差因子にすることができます。
いずれにしても、誤差因子を入れた実験を追加したうえで解析することをお勧めします。

以 上