品質工学ではロバスト性を優先するので制御因子間の交互作用は調べる必要が無いように戦術を練ります。それは制御因子とノイズ因子の交互作用がロバスト性ですから。どうしても見たいのであればL16 やL32では無理で、4x4x4の64の条件の多元配置しかないです。交互作用をみたいのであれば3因子の3水準を2水準にして2x2x2=8条件の予備実験をお勧めします。
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村島技術士事務所の村島です。実験計画法や品質工学、多変量解析、信頼性手法、N7と幅広く、コンサルを続けています。現場や開発での問題、課題は一つの手法で全て完璧なことはなく、その問題、課題にあった手法が必要です。ご質問の場合、どのような背景で質問されているのかが、把握しきれておりませんので、ご質問に沿った形で端的にお答えさせて頂きます。(ご質問の意図からして、交互作用をみたいのであるから、品質工学をつかうつもりはないという仮定です。)
結論です。L64をつかえばいいです。
線点図も公開されているので、そちらを参考になさって下さい。
交互作用もばっちり、わかります。ちなみに、3因子の交互作用が分かるに加え、主効果だけを知りたい因子があと9個あっても大丈夫です。なければ、3因子の4水準を線点図通りに割り付け、9列分を誤差列にして、検定に使いましょう。検定精度の点でも、この方法が一番です。
なお、線点図は2種類が公開されていると思いますが、3因子間の交互作用を見たいのであれば、このうち、三角形のほうを使ったほうがいいでしょう。
よろしくお願いします。
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