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QUESTION 質問No.534

直交表の大きさによる推定精度

設計・開発統計・SQC |投稿日時:

L4は総当たり8回の実験回数を半分の4回で各因子の工程平均を求め、そこから実験をやっていない因子の組合せの母平均の推定が出来ますが、L18とかになってくると4374回の総当たり実験回数を18回で行い、同様に実験をやっていない組合せ(最適条件等)の推定をやった時、L4とL18ではかなり推定の精度が変わってくるのではないかと思うのですが、間違っていますでしょうか?



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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

直交表違いの最適または、所望の組み合わせ実験値の推定精度のお話かと思います。

同一直交表で工程(水準)平均と最適条件の信頼限界(幅)は、+/-[F(1.fe)×Ve/ne])]^(1/2) と共通です。
 [ここでF(1,fe)は危険率5%の分散比]


ただしne(有効反復数)が異なっております。これは、実験計画法テキストの信頼限界のneの求め方が異なっています。式中のneの違いに注目してください。

L4,L18の直交表比較ですが、F(1,fe)は、L18の方がfeが大きくF(1.fe)は小さくなります。Veは実験次第ですが、一般的には 誤差の自由度が大きい大型直交表の方が信頼限界(幅)は狭くなります。

L4結果は、繰り返し数が少ないために、誤差因子の自由度が低く、分散分析しても有意にはなりにくいのです。