現状、エアシリンダーのジャバラで穴あき(特にジャバラの谷の部分で形状が変形して一点に応力が集中している模様)が発生してシリンダー内部に異物混入してシリンダーロッドパッキンが損傷します。
そのため、シリンダーロッド保護用のジャバラを変更しようと考えています。
条件:ジャバラ表面付近で酸性ガスが存在、粉塵が舞う雰囲気、
ジャバラの選定にあたり質問です。
①谷の部分に補強(ワイヤー)した場合、形状が安定して効果が高いでしょうか?
また、選定後のジャバラの評価としてはどのような項目を考えればよいでしょうか?
①引っ張り強度
②周辺雰囲気のガスによる腐食試験
などでしょうか?
もし詳しい方いらっしゃいましたらご回答いただければと思います。
お世話になります。環境を一度整理してみてはいかがでしょうか。異物が混入する状況であるのならば、まずはその異物が混入しないようにすること、またジャバラにしなければならない理由などはございますでしょうか。強度が必要ならば、なるべくジャバラにしないような構造設計を考えるのも一つかと思われます。
ジャバラの部分には繰り返し荷重がかかるのでしょうか。外部からの振動などがあれば、耐久性は自ずと決まってしまいますので(10^7程度)交換が必要な時期は予測できます。形状が安定する?というのはワイヤーなどを入れて剛性を高めても、繰り返し荷重の限界はありますので(転位)、材質による違いはそれほど変わらないと思います。(金属など、ある程度材質は決まっていると思われますので)また、ゴムやラバーなどの被覆はできないのでしょうか。
質問に対する回答ですが、
①どれくらいの繰り返し荷重(回数)と、肉薄のジャバラ部分の応力解析などはされていますか?
②引張強度ではなく、曲げや疲労試験が必要です。
③腐食試験については、金属などの対応表は材料を造るメーカーが特性をおさえていますので、聞いてみるのが早いと思います。特に今回はアルカリ性ではなく酸性ですので、酸に強い疲労特性に優れ、加工のしやすい金属を選定されることをお薦めします。
以上、よろしくお願いいたします。
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