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QUESTION 質問No.77

直交表の使い方 因子が余る場合

設計・開発品質工学(タグチメソッド) |投稿日時:
直交表を用いての実験を考えています。
要因数は10です。水準は2か3か検討している途中です。
因子10なので、L12直交表もしくはL27直交表を使用する思うのですが
因子が余ってしまいます。(L12では1因子余る、L27では2因子余る)
余った場合、単純にその因子列は空けて(直交表の右側の列)
直交表を使用すればよいのでしょうか。

基本的な内容かもしれませんが、ご教授下さい。


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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

masaさん  返答が遅れて、申し訳ありませんでした。
 直交表は、すべての因子列を埋めなくても、問題ありません。実験数は直交表の行数で決まるので、因子が少なくても実験数は変わりませんから、できるだけ埋めた方が良いですよ、というだけのことです。
 解析の時に、空いた列にも結果が出てきますが、それは何も変えていないのに出てきた結果ですから、誤差列となります。誤差列とは、実験でコントロールしていない要因(対象としていない制御因子や誤差因子)の影響という意味です。
したがって、誤差列の要因効果が大きいということは、実験がきちんとコントロールされていなかったことを示します。誤差列の要因効果より小さい制御因子の効果は、当てにならないと考えた方が良いでしょう。空き列は、このような情報に生かせます。