製造業におけるやさしく、役に立つ数理的問題解決法10選【第1回 / 全3回】
開催日 |
10:00 ~ 12:00 締めきりました |
---|---|
主催者 | 株式会社産業革新研究所 |
キーワード | 品質工学(タグチメソッド)総合 信頼性工学 QC7つ道具 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | オンライン開催 |
第1回
Ⅰ. 理想的開発プロセスとリアルタイムな問題解決手法Q7+α
このセミナーは全3回のうちの第1回です。
第2回、第3回の詳細とお申し込みは以下のページをご確認ください。
Ⅰ.理想的開発プロセスとリアルタイムな問題解決手法Q7+α
Ⅱ.要因が多いときには多変量解析で迅速な解決を!
Ⅲ.データがないときの実験には品質工学をもっと使おう
セミナー講師
村島 繁延 氏
資格・著書等
技術士(経営工学部門:数理・情報、総合技術監理部門:経営工学)
QC検定1級
半導体製造の技術開発(日本規格協会) 第10章、
ISSM(半導体生産技術国際シンポジューム)にて2006~2010年に4件
専門分野
経営工学、品質工学、信頼性工学、品質管理、統計的手法によるデータ解析
略歴
1977年 名古屋大学工学部卒業後半導体製造会社に入社。パワートランジスタ、化合物半導体の開発、設計、生産技術などに従事。この間並行して、品質工学、多変量解析、統計的手法による品質改善を社内外にて多数指導。
2011年退社し、村島技術士事務所を設立、データ解析による品質向上やコスト低減、生産性向上に関する企業コンサルティング開始、現在に至る。
セミナー受講料
1名様 11,000円(税込)
備考欄にご希望の支払い方法【銀行振込またはクレジットカード】を記入ください。
※ものづくりイノベーター認定者は、当社主催セミナー受講料が割引となります。
お申込時、備考欄にご自身のイノベーターランクを申告してください。
受講について
【このセミナーはWEBセミナーです】
ネット環境さえあればお好きな場所から参加して頂くことが可能です!
・本セミナーはWebセミナーツール「Zoomウェビナー」を使ったライブ配信となります。
・事前にご利用予定の通信回線にて、テストミーティング(http://zoom.us/test)に
アクセス出来ることをご確認ください。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・双方向のやりとりも可能です。
セミナー趣旨
製造業においては、日常さまざまな問題(品質問題や生産阻害問題、安全問題)が発生します。源流段階にて未然防止しておくべきことが理想で、本質ですが、かといって、発生している問題を短期間に効率よく解決できないと企業活動が立ちいかなくなるといっても過言ではありません。現実論だともいえます。
Fact control、データベースによる企業活動が謳われて久しいですが、未だに現場データが十分生かされているとは言えない状況を経験されて、歯がゆい思いをされている方が多いのが実情ではないでしょうか。又、効率的な実験やその解析方法が今一つ分からないという声もあります。
ここでは、これらの疑問、要望にこたえるため、主に、エクセル主体で簡単に解析できるツールを実用例によって平易に解説いたします。品質問題解決だけでなく、生産性向上や安全、環境問題の解決にまで幅広く、かつ、分かり易い解説を行います。
受講対象・レベル
大小問わず、製造業に従事している人。
設計開発、生産技術、製造工程改善、品質管理全般を自社内で実施している企業の経営者もしくは技術/品質担当役員、部門長、技術・品質管理担当者、改善活動指導者。
セミナープログラム
1.理想的開発プロセスとリアルタイム品質問題
1.1 予防コストと失敗コスト
1.2 従来QC手法における数値解析法周辺
1.3 信頼性工学の歴史
1.4 品質工学の背景
1.5 果たして、完全予防は可能か?
2.理想の開発プロセス
2.1 品質工学はなぜ受けたか?
2.2 コストと品質はバランスでなく、両立させることが大事?
2.3 開発手法だけにしておくのは勿体ない品質工学
2.4 QFD、FMEAをプロセス開発に生かす
3.そうはいっても発生した問題解決を迅速に! 現場的に!
3.1 まずは、QC7つ道具からの数理的手法と概要
①ヒストグラム ②パレート図 ③散布図(回帰) ④管理図
3.2 意外とかけない正しいヒストグラム―間違えると誤判断に―
3.3 パレート図は現象名でなく要因名で
3.4 散布図からの回帰、相関係数の落とし穴
3.5 管理図の管理限界は全データの3σとは一致しない
3.6 演習:散布図 「温度と製品寸法、狙いの寸法への温度調節は?」
3.7 Q7よりやや高度だけど役に立つ手法「⑤χ二乗検定」
装置号機、作業者、材料ロット、条件変更前後、条件毎、はては作業の曜日、
男女差、年齢差、熟練者と初心者等々による差はあるのか、
もしあればそこをきっかけに改善が進みます。
3.8 演習:χ二乗検定 「装置号機による差があるかどうか?」