製造工程におけるクリーン化技術の基礎と微小異物の付着・混入対策

　取引先様から微小異物付着等の原因によりクレームがあり、製造現場の環境の改善やクリーンルーム化を要求されても、その管理方法などクリーン化技術面の指導は取引先様からはあまりされないのが実情ではないでしょうか。 　この理由には、以下の2つが挙げられます。 　1つ目は、指導、公開することは、自社のクリーン化技術が流出することであり、同時にその技術を使うことで、他の取引様の品質や歩留まりも向上する。つまり、他社は何もしないでも恩恵を被ることになります。 　これを避けるため、クリーン化技術は他社には教えない、手の内を見せないと言う閉鎖的な技術でもあります。 　昔から“クリーン化は経営に直結する。ゆえに企業の競争力である”と言われて来ました。 　今では表面的、部分的には公開されるようになって来ましたが、泥臭い本当のノウハウは各社とも公開していません。 　2つ目は、クリーンルームにすると歩留まりや品質が向上すると言う神話や先入観です。 　クリーン化が指導出来ないのにクリーンルーム化を要求し、受け手側の経営者や管理職の方も、それを鵜呑みにするケースです。 　そして“クリーンルームにしたけれど、品質や歩留まりが向上しない”と言う疑問やぼやきが出て来ます。 　どちらにしても、品質、歩留まりの向上は期待できません。 　クリーン化技術は、大きな技術が存在するのではなく、小さな技術の積み重ねです。その一つ一つに“なぜ”があります。 　それらの理解、標準化により正しい使い方をしないと投資に対して効果は薄いと言うことです。 　今回のセミナーでは、基本の理解や不足している技術を補完し、自分たちの現場に相応しいクリーン化技術を構築する機会にしていただきたい。 　経営者や管理職の方も、神話や思い込みでなく、投資に見合うようクリーンルームでのものづくりのあるべき姿を具現化し、体質強化、基盤作りに繋げていただきたい。 　それにより、取引様にPRすることで仕事の受け方や、作り込み品質の信頼度も向上出来るのではないかと考えます。 　私は、定年退職まで、国内、海外（東南アジア）の現場を這いずり回って来ました。 　その中で培ったクリーン化に関する泥臭い本当のノウハウを、安全、人財育成の事例なども紹介しながらお伝えすることで、皆様の現場体質改善・強化のお手伝いが出来れば、私にとっても嬉しいことです。 【受講対象】 　・現場の若手から中堅社員管理職 　・現場でクリーン化推進や品質向上活動を推進されている方 　・現場活動をバックアップされている技術、品質、安全担当の方 　・オペレーターの指導・育成担当の方（指導方法にお困りの方） 　・現場を管轄されている、あるいは現場活動を指導されている経営者や管理職の方 　など 【習得できること】 　・クリーン化技術の基礎の習得 　・品質、歩留まり向上への貢献 　・クリーン化だけでなく、安全確保、人財育成にも活用が期待できる。 　・現場の体質強化のための改善案に繋げられる。（利益体質への基盤づくりの着眼点） 【プログラム】 １．はじめに ２．クリーン化の目的 ３．クリーン化で重要なこと ４．クリーン化の具体的な進め方 ５．クリーン化活動のステップ展開 ６．診断・指導について ７．清掃について ８．人財育成について ９．安全について 【講師紹介割引あり！】 info@monodukuri.comまでお申し込みください