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自動車樹脂部品の資源循環の取組、カーボンニュートラル、
リサイクル規制、国内・海外の現状
- 自動車に使用する樹脂部品の環境負荷に配慮したリサイクル動向を紹介!
- カーボンニュートラルへの取り組みがより重要となっている欧州の自動車開発動向!
- 車載樹脂の部材ごと(内装・外装・構造部材)の技術および環境課題を解説!
- リサイクル規制を踏まえた自動車製造プロセスとその課題について
- 廃自動車(ELV)からのプラスチック処理の現状とは?
- 日本と海外における自動車リサイクルの取り組みの違いとは?
セミナー趣旨
第1部:SDGs推進の一つとして自動車に使用されているプラスチックをさらにリサイクルする方法を考えなければならないが、そこにある現状の問題点と解決方法を探ります。
第2部:急速に電動化、特にBEV化が進んでいます。同時にCASEと言われるモビリティのパラダイムシフトが起きています。これらの背景となっている環境問題に対するグローバルの状況やトレンドを俯瞰し、自動車等のモビリティの位置づけと課題点を確認します。環境対応としての各種技術の状況を整理し、他産業での取り組み状況も参考としながら、今後の方向性を解説します。日本という枠組みを超えることは確実ですので、国外各拠点の動向を視野に知れながらの説明を予定しています。
第3部:2015年にパリ協定が採択されると、カーボンニュートラルへの取り組みがより重要となり、車体骨格、外板、内装品、動力系、サスペンション全ての軽量化と共に原材料採取、運搬、製造といったすべての自動車製造プロセスでの持続可能性が求められている。欧州では電動化と大幅な軽量化のために使用する材料を従来のものにこだわらず、適材適所に配置する車両が増加している。鉄以外の材料については製造過程や廃棄過程の環境対応が新たな課題となっている。特に非金属の樹脂材料については、適用法、製造法およびリサイクル法などの開発が今後一層重要となる。
第4部:本講演では、日本における自動車リサイクルの仕組みを自動車リサイクル法と絡めて現状を解説する。その上で、海洋プラごみ問題に端を発したプラスチックリサイクル取り組みの加速、また、昨年来話題となっているカーボンニュートラルに向けた課題と取り組みの方向性をプラスチックだけではなく自動車の課題として提示したい。
セミナープログラム
第1部 自動車分野のプラスチックリサイクルをSDGsの観点で考える
【11:00-12:00】
エレマ・ジャパン(株) 取締役/(株)湘南貿易 取締役 内藤 稔 氏
【キーワード】
- SDGsとプラスチックリサイクル
- プラスチックメカニカルリサイクル
- プラスチックケミカルリサイクル
- プラスチックガス化
【講演趣旨】
SDGs推進の一つとして自動車に使用されているプラスチックをさらにリサイクルする方法を考えなければならないが、そこにある現状の問題点と解決方法を探ります。
【プログラム】
- SDGsとプラスチックリサイクル
- SDGsから見たリサイクルへのアプローチ
- どこまでリサイクルできている?
- プラスチックのリサイクルとは
- メカニカルリサイクル
- ケミカルリサイクル
- メカニカルリサイクルの限界点を模索する
- 自動車に使用しているプラスチック
- 熱可塑性
- 熱硬化性
- ケミカルリサイクルの可能性
- 油化
- ガス化
- 最後に
【質疑応答】
第2部 自動車分野のプラスチックリサイクル動向とモビリティの位置づけ、課題点
【13:000-14:15】
技術オフィスTech-T 代表/埼玉工業大学 客員教授
高原 忠良 氏(元トヨタ自動車)
【キーワード】
- CASE
- 5G
- 燃費規制
- カーボンニュートラル
- 海洋プラスチック
【講演主旨】
急速に電動化、特にBEV化が進んでいます。同時にCASEと言われるモビリティのパラダイムシフトが起きています。これらの背景となっている環境問題に対するグローバルの状況やトレンドを俯瞰し、自動車等のモビリティの位置づけと課題点を確認します。環境対応としての各種技術の状況を整理し、他産業での取り組み状況も参考としながら、今後の方向性を解説します。日本という枠組みを超えることは確実ですので、国外各拠点の動向を視野に知れながらの説明を予定しています。
【プログラム】
- 環境問題に対するグローバルトレンド
- 2050年カーボンオフセット、SDGs
- 代表的企業の取り組み状況
- 自動車の燃費・炭酸ガス排出規制、特にEU 95g規制の影響
- 自動車・モビリティの樹脂部品の現状と今後
- 規制・環境対応、次世代エネルギ自動車
- CASE等 新技術対応
- 空飛ぶクルマ
- 技術課題とその対応
- 次世代エネルギの環境課題 バッテリ・高圧水素タンク
- 海洋プラスチックスと自動車
- 自動車メーカの本音
【質疑応答】
第3部 欧州自動車メーカーの車載樹脂におけるリサイクル動向と技術的な取り組み
【14:25-15:40】
山根健オフィス 代表 山根 健 氏
【キーワード】
- カーボンニュートラル
- CFRP
- 塗装レス
- マテリアルリサイクル
【講演趣旨】
2015年にパリ協定が採択されると、カーボンニュートラルへの取り組みがより重要となり、車体骨格、外板、内装品、動力系、サスペンション全ての軽量化と共に原材料採取、運搬、製造といったすべての自動車製造プロセスでの持続可能性が求められている。欧州では電動化と大幅な軽量化のために使用する材料を従来のものにこだわらず、適材適所に配置する車両が増加している。鉄以外の材料については製造過程や廃棄過程の環境対応が新たな課題となっている。特に非金属の樹脂材料については、適用法、製造法およびリサイクル法などの開発が今後一層重要となる。
【プログラム】
- 欧州の自動車開発動向
- 自動車の使われ方の変化と21世紀の自動車に関わる諸課題
- 電動化、軽量化、自動運転等の開発動向
- 自動車への樹脂部材採用動向
- 車体外板や装備品などへの樹脂部材採用
- 車体構造部材へのCFRPなど樹脂部材採用
- 樹脂部材に関わる技術問題
- 内装部品用樹脂部材の課題
- 外装部品用樹脂部材の課題
- 構造用樹脂部材の課題
- 自動車の樹脂部材に関わる環境問題
- 樹脂部材製造にかかわる環境問題
- 車両製造時の環境負荷
- 廃車時の環境負荷
- リサイクル技術開発と課題
- リサイクルの重要性とリサイクルに関わる技術課題
【質疑応答】
第4部 自動車リサイクルにおける仕組み・規制の現状、自動車業界の課題(CNと資源循環)
【15:50-17:05】
本田技研工業(株) 日本本部 地域事業企画部
環境推進課長 堂坂 健児 氏
【キーワード】
- 環境
- 自動車リサイクル法
- プラスチックリサイクル
- 資源循環
- カーボンニュートラル
【講演趣旨】
本講演では、日本における自動車リサイクルの仕組みを自動車リサイクル法と絡めて現状を解説する。その上で、海洋プラごみ問題に端を発したプラスチックリサイクル取り組みの加速、また、昨年来話題となっているカーボンニュートラルに向けた課題と取り組みの方向性をプラスチックだけではなく自動車の課題として提示したい。
【プログラム】
- はじめに
- 自動車業界動向
- 自動車を取り巻く環境課題
- 自動車リサイクルの現状
- 自動車リサイクル法とは
- 日本と海外における自動車リサイクル
- 自動車におけるプラスチックリサイクル
- 自動車で使用されるプラスチック
- 廃自動車(ELV)からのプラスチック処理の現状
- プラスチックリサイクルの課題と対応
- カーボンニュートラル社会に向けて
- カーボンニュートラル(CN)とは
- 自動車の方向性
- CNと資源循環
- まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 エレマ・ジャパン(株) 取締役/(株)湘南貿易 取締役 内藤 稔 氏
第2部 技術オフィスTech-T 代表/埼玉工業大学 客員教授 高原 忠良 氏(元トヨタ自動車)
第3部 山根健オフィス 代表 山根 健 氏(元ビーエムダブリュージャパン)
第4部 本田技研工業(株) 日本本部 地域事業企画部 環境推進課長 堂坂 健児 氏
セミナー受講料
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
講師のプロフィール
トヨタ式の ” ち密さ ” をサムスン流の ” スピード ” で! 自動車業界 × 樹脂部品を中心に開発から製造までのコンサルティング
高原 忠良
たかはら ただよし / 愛知県 / 株式会社Tech-T(技術オフィスTech-T)
トヨタ自動車ではエンジニア、そしてマネージャとして、多くの車をお客様に届けるための開発・製造に従事しました。
その後、韓国でサムスン本社の研究所での勤務では、エンプラ材の開発から拡販までを担当しました。
いずれもグロ...続きを読む
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