初心者向けセミナーです 分かりやすく解説! 回転機械の振動(回転振動とねじり振動)の基礎と原因・分析・分析データの技術的に正しい読み方・対策のしかたと機械学習を使用した振動による故障予知診断技術そしてこの分野の最新の技術動向(基礎~実務)

回転機械の振動について
初歩~実務における技術ノウハウまで解説!

回転機械の振動の初心者にもわかりやすく解説致します。
直線振動と回転振動の技術的な違い・ポイントの違いが分からない方にも工夫してお伝えします。

※開催日の5営業日前までにお申し込みください

  • 回転機械には必ず発生するバランシング問題! 実務にすぐに役立つアンバランシング振動の修正技術(一面修正、二面修正、多面修正)を分かりやすく解説致します。
  • 振動技術に機械学習と主成分分析を融合させた故障予知診断のしかたについても解説!
  • 振動におけるHIL解析技術とは?
  • 回転振動におけるMBD技術とは?
【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     回転振動についての基礎技術から解説し、その後にそれらに基づいた実務技術、具体的には回転機械の振動の測定技術、分析技術、問題解決のための技術および技術ノウハウをこの分野の世界の最新技術についても実例などに基づいて詳しく解説致します。
     1日でこれだけの内容をわかりやすく解説するのは日本ではこのセミナーだけです。

    ☆この技術セミナーの副読本として、本セミナーの講師が去年執筆した下記の技術専門書を推薦致します。
    この技術専門書は、振動・騒音の実務エンジニア向けの内容で、従来から多く執筆されてきた大学や大学院での授業向けの内容ではありません。この書籍の半分以上の内容は、他書には記載されていないこの本オリジナルの内容、つまり技術コンサルタントとして25年間仕事をしてきた著者の技術ノウハウです。

    「シッカリ学べる! 機械設計者のための振動・騒音対策技術」(2019、日刊工業新聞社刊、2,420円) 著者:小林英男

    受講対象・レベル

    • 回転機械の振動についての技術を根底から理解されたいかた
    • 仕事で回転機械の振動を扱わなければならなくなり、どこから勉強すればよいのか困っておられたかた
    • 回転機械の振動を独学しようとして回転振動についての技術専門書を読んだが難解な式が多く理解できなかったかた
    • 回転機械の回転振動だけでなくねじり振動についても理解したいというかた
    • 回転機械が必ず発生するアンバランス振動の一面修正、二面修正、多面修正ができるようになりたいかた
    • 回転振動にてベアリングやギヤが与える影響を技術的に理解したいという方
    • 回転機械の振動による多くの問題となる現象(バランシング振動の修正方法・バランスのとり方、特異な分析をしないといけないベアリング振動など)を理解し、コントロールできるようになりたいというかた
    • 機械学習や主成分分析を応用した振動による故障予知診断技術について理解されたいかた
    • 振動データを簡単に収集できるIoTマイコン用エッジコンピューティングについて理解されたいかた
    • 部下の管理監督上、実務のため回転機械の振動の原因と対策方法を理解しておきたいかた

    必要な予備知識

    • 高校卒業程度の物理、数学の基礎知識。
    • 振動技術についての基礎知識、およびFFT(高速フーリエ変換器)を使用した振動の測定解析の経験があれば理解がさらに深まりますが、入門知識から分かりやすく解説しますのでこれらの予備知識が無くても大丈夫です。
    • このセミナーでは有限要素法による振動解析についての技術知識は必要ありません。

    習得できる知識

    • 回転機械の振動技術を根底から理解できるようになります。
    • 回転振動に起因するいろいろな問題にはどのようなものがあり、どのように問題解決すればよいのかがわかるようになります。
    • 回転機械は必ず発生するアンバランス修正(一面修正、二面修正、多面修正)ができるようになります。
    • 機械学習や主成分分析を応用した振動による故障予知診断技術について理解でき、実務に役立てることができるようになります。
    • HIL技術などこの分野の世界の技術(動向)が理解できます。

    セミナープログラム

    1. 回転と回転振動についての入門および基礎技術
      1. 直線振動系との比較により回転機械の振動とねじり振動の違いを根本から理解しよう!
      2. 直線運動の運動方程式から回転運動の方程式を容易に導出できる技術ノウハウがある。この技術ノウハウについて解説致!
      3. ゆっくり回転するとか、勢いよく回転するというのを式で表すとどのような式になるのか?
      4. 直線運動の式から回転運動の式を容易に得るための方法とは?
    2. 回転機械における回転振動の実務技術を根底から理解しよう!
      1. 回転機械の振動では何が問題になるのか?
      2. 回転機械の振動の原因とは?
      3. 回転機械に発生する振動を分類すると?
      4. アンバランス振動の解析例
    3. 回転軸のアンバランスにより発生するふれ回り振動(回転振動)の危険速度とねじり振動の固有振動数を計算する式を求めてみよう!
      1. ふれ回り振動(回転振動)の危険速度を求める式の導出
      2. ねじり振動の固有振動数の求め方
      3. ねじり振動系を直線振動系に置き換えて固有振動数を計算する方法
      4. 直線振動系と回転(ねじり)振動系の対応関係 ( S I 単位系 )
      5. 回転振動およびねじり振動の計算で必要になる慣性モーメントの値を測定により求める方法
      6. 物理現象としての回転振動を理解するための実験解析結果から分かる技術面からの回転振動のポイント
        -共振周波数前後における軸心と重心の位置関係-
      7. 物理現象としてのねじり振動を理解するための実験解析から分かる技術面からのねじり振動のポイント
        -3自由度系-
    4. 回転機械の振動の分析でよく使用される回転次数比分析をわかりやすく解説
      1. 回転次数比分析とは?
      2. FFTによる周波数分析との違いは?
      3. 次数とは?
      4. 回転次数比分析でやっていること
      5. 回転次数比分析とは? FFTアナライザ(高速フーリエ変換器)による周波数分析との違いは?
      6. 回転次数比分析の分析例
      7. 回転次数比分析での解析例と通常の周波数分析との比較
    5. 回転次数比分析と言ったらその次に行われる分析はトラッキング分析、このトラッキング分析をわかりやすく解説
      1. トラッキング分析とは?
      2. トラッキング分析の例
      3. 回転次数比分析と回転トラッキング分析の例
      4. 実例:自動車メーカに納入したディファレンシャルギヤーassyの組み立て直後の良否自動検査装置(当社実績より)(メカ・電気・制御・回転次数比分析とトラッキング分析・パソコン用の良否判定ソフトの全てを設計・製作し一体化させた自動検査装置)
    6. 回転振動を非接触で測定するための渦電流型センサによる軸振動の変位の測定
      1. 渦電流型センサと他のセンサの比較
      2. 渦電流型センサの動作原理
      3. 渦電流型センサの取付方法
      4. 渦電流型センサによるによる軸振動の振幅と位相の測定
      5. この場合、加速度センサーや速度センサーでの測定は通常行わない。なぜだろうか?
    7. いろいろな回転機械の振動:具体的な分析方法と対策方法
      1. タービンの軸振動
      2. オイルホイップ振動
      3. 回転伝動軸の振動
      4. ギヤ(歯車)の振動
        1. 歯車 ⇒ 軸 ⇒ 軸受に力が伝達
        2. 実は歯車の噛み合いは〇〇の繰り返し
        3. 歯車の1自由度運動方程式の導出法は?
        4. 歯車における係数励振振動とは?
        5. 歯車の振動の評価法とは?
      5. ころがり軸受けの振動
      6. エンベロープ(包絡線)処理の必要性
      7. エンベロープ(包絡線)処理によるメリット
      8. 回転軸の振動とベアリングの振動では、回転軸とベアリングのどちらを測定すべきだろうか?
      9. ケプストラムとは?
      10. ケプストラム解析とその有効性
      11. FFTで回転振動のパワースペクトル(周波数分析)を測定すると発生原因が不明なピーク周波数が発生していた、ということを経験したことはありませんか? 実はこの原因は変調かも?
        1. 振幅変調を受けた場合
        2. 周波数変調を受けた場合
    8. アンバランス振動の修正方法と実際の計算方法
      1. アンバランス振動の運動方程式の導出
      2. 回転体の不釣り合い振動の入出力関係を伝達関数を用いて整理
      3. ボード線図(周波数応答線図)とナイキスト線図(ポーラ線図)
      4. 不釣り合い振動の測定によく使用される各社の測定器
      5. 1 面修正(静バランス)の理論と実際のやりかた
        1. 不釣り合い振動の測定のしかたと共振ピークの先鋭度
        2. 不釣合い振動関係のISO規格の最新動向
        3. 入力としての不釣り合いと出力としての振動ベクトルの関係
        4. 不釣合い量の増加によるゲインの変化
        5. 不釣合い量の移動による位相の変化
        6. 1 面修正における試しおもりから修正おもりの重さと位相を求めるための考え方
        7. 1 面修正(バランシング)のための計算方法
        8. 1 面修正の計算例題
        9. 1 面面修正の計算例題の解答
      6. 2面修正(動バランス)のための理論と実際のやりかた
        1. 2面修正(バランシング)のための算例題と解答
      7. 3点バランスの理論
        1. 3点バランスの計算例題と解答
    9. 回転振動によるいろいろな損傷例(写真)
      1. 自動調心ころ軸受けの破損
      2. ベアリングのころと玉の焼付き、破損、錆の例
      3. ベアリング内輪の異常摩耗、電食、フレーキングの例
      4. すべり軸受けのメタル焼付き、メタル破損の例
      5. ギヤの歯欠損の例
      6. V-ベルト亀裂の例
    10. 機械学習を活用した振動による故障予知診断技術(故障後の分析ではない)にてよく活用される主成分分析とは?
      1. 主成分分析とはどのような分析方法か?
        1. 主成分分析の考え方とは?
        2. 主成分分析は何の役に立つ?
        3. 主成分分析のための数学的な理論とは?
    11. IoT、ビッグデータや機械学習を活用した振動による故障予知診断技術を整理して解説
      1. 機械学習を理解するためのポイントと振動による故障予知診断技術のポイントを整理
        -機械学習早わかりのコツも解説。深層学習との決定的な違いはコレだ!-
      2. 鉄道車両にてすでに行われている実例について考えてみよう!
      3. IoT用の安価な3種類の組み込みマイコンについての最新情報
    12. 脚光を浴びてきている振動解析におけるHILS技術とは?
    13. 質疑応答

    セミナー講師

    (社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞
    有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳

    工学博士 小林 英男 氏

    セミナー受講料

    ¥44,000/人(テキスト代、消費税含む)

    1社から複数名様が同時にお申込みされた場合に限り、2名様目から1名様ごとにお1人様当たり¥5,000割引きさせて頂きます。つまり2名様目からお1人様当たりの受講料が¥39,000(テキスト代、消費税含む)になります。セミナー受講料のご請求書は、代表お申込者(お一人目の受講者様)に郵送いたします。


    <テキストについて>
    テキストは、原則としてセミナー開催日の2営業日前までに宅急便にて発送致します。ご自宅等に発送をご希望される場合は、備考欄にご自宅の住所・連絡先をご記入ください。
    場合によっては、当社の独自の判断によりテキストをPDFファイル化しメールに添付してお送りすることもあります。

    受講について

    <Zoomセミナー>
    ◎視聴方法:Zoomを使用したWebniarになります。遅くてもこのZoomセミナー開催日の前日の午前中までに、Zoomセミナーへご参加頂くためのURLとセミナーIDをメールにてご連絡させて頂きます。セミナー開始時刻の10分くらい前にはZoomセミナーに入室できます。

    セミナー受講中にご質問がある場合は、チャット欄にご記入頂く様お願い申し上げます。マイクをオンにしてご質問頂くこともできます。ご質問へのご解答は原則としてセミナー受講時間中に完了するように致します。ご解答に時間のかかるご質問については、セミナー終了後または後日にメール・電話・Zoomなどを活用してご解答させて頂きます。

    【お申込の前のお願い】
    ご使用のPC・通信回線にセキュリティなどの制限がある場合、Zoomを利用できない場合があります。事前に下記のサイトにて、Zoomの接続・利用についてご確認ください。
    ・テスト画面: 『Zoomをテストする』

    <セミナースケジュール>
    10:30~11:45 午前中の講習(休憩なし)
    11:45~12:45 昼食休憩
    12:45~16:30 午後の講習(約60分間区切りの良いところまで講習をして10分間休憩を致します。ほぼこれを繰り返します。)


     

    受講料

    44,000円/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

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    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    機械技術一般   計測工学   機械学習・ディープラーニング

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    開催日時


    10:30

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