ミリ波と自動車における電磁波対策技術の最新動向
開催日 |
9:55 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社ジャパンマーケティングサーベイ |
キーワード | 電子デバイス・部品 通信工学 自動車技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Webセミナー(Zoomウェビナー利用)として開催します。会場受講はありません。 |
ミリ波と自動車における電磁波対策技術について詳解!
セミナー講師
防衛大学校 名誉教授
大阪府立大学 客員教授・研究員
山本 孝 氏
株式会社クオルテック
EMC技術研究室 室長
前野 剛 氏
セミナー受講料
1名様54,780円(税込)
(テキストを含む・事前に送付いたします)
セミナープログラム
10:00~13:00
「5G/Beyond5Gと電磁波シールド・電磁波吸収体の基礎と材料設計」
防衛大学校 名誉教授
大阪府立大学 客員教授・研究員
山本 孝 氏
情報通信分野においてIoT:Internet of Thingsが進展し, 第5世代の通信技術5Gと結合
しようとしている。使われる周波数は、Sub6と呼ばれる3.7GHzと 4.5GHz, 28.8GHz
更に60GHz、で ”ミリ波” である。更に6Gも多く語られている。自動車の自動走行や
衝突防止は移動革命実現の中核技術であり、それらの誤動作を防ぐ ”電波シールド・
電波吸収体” は必須である。本講座では5Gの基礎技術、アンテナ、アナログフロント
エンドの最新技術を紹介し、これらの電波障害対策に、そして5G・6Gの完全な実現の
ために ”近傍界及び遠方界” “テラヘルツ帯のメタマテリアル技術” を考慮した
電波シールド・電波吸収技術を紹介する。
- 5G通信の世界とは?
- 5Gの話題
- EMCとは
- 5Gの取り組み
- ミリ波応用例
- 5Gの材料を中心にした話題(5G通信の世界とは?)
- アンテナ
- 5G通信技術
- GaNアンプ
- 高周波基板
- フィルター
- RFフロントエンド
- 高周波測定法
- 電磁波の基礎と材料透磁率測定法
- 電波伝搬と反射
- ループアンテナ
- ロッドアンテナ
- ループアンテナ近傍の電磁界
- 波動インピーダンス
- 複素誘電率・複素透磁率測定法
- 測定理論
- 測定例(CバンドからWバンドまで)
- シールド効果と反射・吸収損失の導出
- シェルクノフの式
- シールド効果
- 反射損失、吸収損失の導出と計算例
- 遠方界と近傍界のシールド効果の式導出
- 磁界源近傍のシールド効果の改善
- KEC法による磁界源近傍のシールド効果測定例
- 筐体形状によるシールド効果
- ワイヤーメッシュのシールド効果
- 長・短金属線配列構造によるシールド効果(メタマテリアル,FSS)
- シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
- 自由空間法(遠方界)
- KEC法(近傍界)
- 近傍界プローブ法(近傍界)
- ストリップライン法(Rtp)
- 電波吸収体の設計と応用例 (遠方界、近傍界応用)
- 広帯域ミリ波電波吸収体のETC対応・ミリ波対応電波吸収体の試作・評価
- 無線LAN用電波吸収体の試作・評価 FSS・自由空間・遠方界
- テラヘルツ帯の電波吸収体の試作・評価
13:00~13:50 休憩時間
13:50~16:20
「自動車用電子機器における電磁波ノイズ対策の考え方 」
株式会社クオルテック
EMC技術研究室 室長
前野 剛 氏
CASE時代に対応するための電子機器設計に必要な基礎事項
~低周波大電力機器から5Gに至るまでの広い周波数範囲でのEMC対応~
1)自動車用電子機器固有の問題と今後のEMC対応設計への構え
・車載機器固有の特徴
・自動運転時代に向けた広範囲な周波数対応
2)回路基板設計と電子機器としてのアッセンブリー化におけるポイント
・高周波ノイズ電力伝送の考察
・アートワーク
・筐体装着時の基板の取扱い
3)実車搭載システム化におけるEMC性能の確保
・実車搭載時のEMI事例とEMS事例の考察
・放熱に伴うEMCの課題
4)電子機器の電磁遮蔽におけるポイント
・放射の抑制と伝導流入出ノイズの両立化
・電磁波吸収体の有効性と有害性
5)車両ワイヤハーネスにおけるノイズの抑制
・ワイヤハーネスのノイズ対応
・シールド線の取扱い
・HEVの事例と考察
※各講演時間に5分程度の質疑応答を含みます。