①永久磁石同期モータとそれを駆動するための ②チョッパ回路と ③インバータ回路、④これらを制御するベクトル制御について、演習を交えながら解説していきます!
セミナー趣旨
地球温暖抑制に向け、エンジン車から電気自動車への置き換えが進んでいます。電気自動車には①永久磁石同期モータとそれを駆動するための②チョッパ回路と③インバータ回路、④これらを制御するベクトル制御が使われています。
ハイブリッドカー プリウスの分解写真と動作特性から、これら4項目がキー技術であることを示します。最初に①永久磁石同期モータと④のベクトル制御について説明します。その後、②のチョッパ回路、③のインバータ回路の動作原理と回路特性を説明します。②、③の設計手法については演習通して理解を深めることで、電気自動車モータと駆動回路を修得できます。
セミナープログラム
1 電気自動車の概要とパワーエレクトロニクス
1.1 電気自動車 vs エンジン自動車
1.2 ハイブリッドカー プリウスのパワーユニットと動作
1.3 パワーユニットとパワーエレクエレクトロニクス
1.4 パワーエレクトロニクスのパワーデバイス、回路、モータ駆動
2 直流モータの特性をベースに永久磁石同期モータの特性を理解する
2.1 直流モータの特性
2.2 モータとトルク
★演習 … 回転数、トルク、電力を理解する
2.3 永久磁石同期モータの構造・回転磁界
2.4 モータとトルク
2.5 永久磁石同期の位置検出
★演習 … 永久磁石同期モータのトルク特性を理解する
3 バッテリとモータの電力をやり取りするチョッパ回路
3.1 降圧・昇圧チョッパ回路の構成と動作原理
3.2 昇圧チョッパ回路のパラメータと動作特性
3.3 降圧・昇圧チョッパ回路を一体化した双方向チョッパ回路
4 モータ駆動に最も重要なインバータ回路
4.1 インバータの原理と分類
4.2 単相型インバータの基本回路と動作
4.3 三相インバータの基本回路と動作
4.4 PWMインバータとインバータ設計手法
5 演習 … 昇圧チョッパとインバータの設計
セミナー講師
高木 茂行(たかぎしげゆき) 氏 東京工科大学 工学部 電気電子工学科 教授(工学博士 / 博士(理学))
セミナー受講料
お1人様受講の場合 51,700円[税込]/1名
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
- 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
- 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
プラズモンとは?種類やよく用いられる現象、今後の展望をご紹介!
【目次】 プラズモンとは、金属中の自由電子が光と相互作用することで生じる集団的な振動のことを指します。この現象は、ナノテクノロジーや... -
マシンビジョンとは?仕組みと導入メリットや活用事例をご紹介!
【目次】 マシンビジョンは、近年の産業界において注目を集めている技術の一つです。これは、カメラやセンサーを用いて物体を認識し、分析す... -
ホール効果とは?自由電子と正孔の場合のポイント等ご紹介!
【目次】 ホール効果は、物質中の電流の流れに対して垂直な方向に電圧が発生する現象であり、半導体物理学や材料科学において重要な役割を果... -
パワーエレクトロニクスとは?近年注目されている理由や用いられる産業等をご紹介!
【目次】 パワーエレクトロニクスは、電力の変換や制御を行う技術であり、現代のエネルギーシステムにおいて欠かせない要素となっています。...