経皮吸収技術の基礎知識習得
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 医薬品技術 化粧品・医薬部外品技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
はじめての方もベテランも、
物質の経皮吸収に関する全容がわかる!
セミナー講師
杉林 堅次 先生 城西国際大学 学長 城西大学薬学部薬粧品動態制御学研究室 特任教授 博士(薬学)
藤堂 浩明 先生 城西大学薬学部薬粧品動態制御学研究室 准教授 博士(薬学)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
■セミナーポイント
○杉林先生担当
中分子や高分子薬物が薬物治療の中心に移りつつあり、これに相応し医薬品の製剤も経口剤から注射剤に重点が移りつつあるが、頻繁に病院通いを強いるような今までの薬物治療では、治療効果は確保できても少子高齢社会での労働力確保に支障が出てくる。経皮吸収型製剤は、これらの問題点を解決する可能性を秘めている。しかし、身体を外敵から守る組織である皮膚を介する薬物の吸収現象や吸収促進技術を正確に理解するためには、難解な拡散理論や速度論的解析を無視することはできない。特に、中分子や高分子医薬について皮膚を介して吸収させるための物理的手段には、新規透過ルートの性状や拡散以外の新規透過促進理論も考慮する必要がある。
そこで、これらの理論的側面をできる限についてり図表を利用して簡潔に説明することとし、経皮吸収技術の過去4,50年の歴史と、最終的には、これから20年の医薬品と医薬品製剤にも思いをはせ、塗る・貼るから装着する経皮吸収型製剤について説明する。
○藤堂先生担当
皮膚透過性は、医薬品や化粧品有効成分の有効性の評価だけでなく、化学物質の安全性の評価方法としても重要である。
本講座では、ガラス製拡散セルを用いたin vitro皮膚透過試験方法だけでなく、皮膚薬物動態(DPK試験)や動物を用いたin vivo吸収試験の方法やマイロニードル等の物理促進法を用いた実験方法についても述べる。また、物質透過性は、評価に使用する膜(ヒト皮膚、動物皮膚、代替膜)により異なることから、ヒト皮膚、動物皮膚および代替膜を用いたときの透過性の違いやデータの解釈の仕方など評価のポイントについて述べる。
習得できる知識
・物質の皮膚透過に関する基礎知識を得ることができる。
・適用物質の透過性を改善する方法について知ることができる。
・皮膚透過試験方法について知ることができる。
・膜透過性に関する種差違いについて知ることができる。
セミナープログラム
○杉林先生
1.緒言
1.1 社会の変化
1.2 日本および世界の製薬企業の現状
1.3 TDDSなどの開発現状
1.4 TTDSなどの製造法、添加剤、試験法の現状
2.皮膚の構造と薬物の透過経路・作用部位
2.1 皮膚の構造
2.2 薬物の透過経路
2.3 機能性化粧品(皮膚表層)、局所製剤(皮膚局所)、および全身吸収型製剤
3.薬物の経皮吸収と皮膚中濃度:概論
3.1 皮膚への薬物分配、拡散、浸透、透過、吸収などの定義
3.2 薬物の経皮吸収と皮膚中濃度の違いについて(作用部位との関連)
3.3 皮膚適用製剤とバイオアベイラビリティ
4.薬物の経皮吸収と皮膚中濃度:拡散理論および速度論的解析法
4.1 薬物の経皮吸収理論
4.2 薬物の皮膚中濃度とその速度論
5.現在実用化されている主な皮膚に適用する製剤、化粧品(塗るから貼るへ)
5.1 医薬品製剤(全身作用性、局所作用性)
5.2 化粧品製剤
5.3 新素材
6.皮膚透過促進技術とその考え方(吸収促進剤の利用と物理的吸収促進)
6.1 活量と吸収促進(プロドラッグを用いた吸収促進)
6.2 吸収促進剤
6.3 物理的吸収促進法
7.最新の皮膚透過促進技術とiDDS(塗る・貼るから装着へ)
7.1 医療機器とTranshuman
7.2 製剤を装着(インストール)するという概念
7.3 将来の製剤、iDDS
○藤堂先生
8.In vitro皮膚透過試験法
8.1 縦型拡散セルと横型拡散セルの使い方の違い
8.2 試験の注意点(皮膚健常性の評価法など)
8.3 試験により得られる透過データの解析方法
8.4 皮膚中濃度評価方法
8.5 透過性評価における種差の違い
8.6 マイクロニードルなどの物理的促進法を用いた試験方法
9.In vivo試験法
9.1 動物を用いた試験法
9.2 DPK試験
9.3 試験により得られる透過データの解析方法
(質疑応答)