ハプティクス(触覚)技術の基礎と最新動向 ~触覚情報の計測と提示に関する様々な手法の特徴・長短所からインタフェース設計・応用の可能性まで~
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 感性工学 VR(仮想現実)/AR(拡張現実) メカトロ・ロボティクス |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
人の触覚・知覚特性の複雑さをどう捉え、どこまで表現・再現できるのか? ロボットやVR・医療等、様々な分野で応用の期待が高まるハプティクスについて、基礎技術から開発に必要となる実践的知識まで、最先端の研究動向をふまえ解説します!
セミナー講師
吉元 俊輔 先生 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師 博士(工学)
セミナー受講料
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
- 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー趣旨
近年、遠隔操作ロボットの触覚情報提示や、バーチャルリアリティにおける触感再現、装具の触覚フィードバック機能など、触覚情報の提示に関する技術に注目が集まっています。また、素材や製品の質感評価、外科手術のパフォーマンス解析、直感的な操作が可能なタッチインタフェースなど、触覚情報の計測に関する技術への要求も高まっています。このようなハプティクス技術において、人の知覚特性の複雑さやデバイスの構造上の制約などが開発の障壁となっています。
本講義では、触覚情報の計測と提示に関する基礎および最新の研究、それらの応用を紹介するとともに、新たに触覚インタフェースを開発するために必要な実践的知識からその活用による応用システムまで、講師のこれまでの開発経験に基づいてわかりやすく解説します。さらに最新の研究動向に基づき、今後の展望を聴講者の皆様と一緒に議論したいと考えています。
受講対象・レベル
・人の触覚機能に関する基礎知識や、工学応用について興味のある方
・触覚センサや触感評価に関する基礎技術から応用まで体系的に知識を得たい方
・触覚インタフェースやその応用システムの開発や企画に関わる方
・ロボット、インタフェース、バーチャルリアリティ、装具などの開発や企画に関わる方
・産業、医療、福祉、娯楽などの分野で触覚インタフェースの応用に関心のある方
・人工知能の新たな活用対象を検討されている方
・触覚インタフェースの開発に関わっている方
など
習得できる知識
・ハプティクスに関する基礎から応用まで体系的な知識
・触覚センシングおよび触覚ディスプレイの最新技術とその展望
・触覚インタフェースの利用・開発の際に知っておくべきノウハウ
など
セミナープログラム
1. 触覚情報の計測と提示の概要
1) 背景(触覚情報を「計る」「伝える」意義)
2) 触覚センサの基本原理と開発例
3) 触覚ディスプレイの基本原理と開発例
2. 触覚の科学と工学
1) ヒトの触覚
a) 皮膚・筋骨格と感覚受容器
b) 触覚の知覚特性・脳機能
2) 触覚に関する物理モデリング
a) 力触覚に関わる物理量
b) 力の大きさと体感
3) 触覚インタフェース設計に必要な工学知識
a) 電気回路
b) 制御工学
c) 信号処理
3.触覚情報の計測・評価技術
1) 対象の物性(硬さ・表面状態)を測る
2) 触に伴う現象(接触・振動・力・滑り)を測る
3) 物理指標と感性指標の関係
4) ヒトの触感を測る
a) 硬さ知覚の評価
b) 知覚特性
c) 心理学的測定法
d) 材質認識機構のモデル化
4.触覚情報の提示技術
1) 方式による分類~原理・特徴や長短所等~
a) 電磁アクチュエータを用いた刺激
b) 空気圧アクチュエータを用いた刺激
c) 超音波を用いた刺激
d) 電気刺激
e) 熱刺激
2) 様々な感覚提示手法
a) 力覚の提示
b) 振動・摩擦感覚の提示
c) 硬軟感覚の提示
d) 温度感覚の提示
e) その他の触感提示手法
3) クロスモーダル知覚
4) 触覚ディスプレイ設計のポイントと課題
a) 触覚ディスプレイの評価方法
b) デバイス構造上の制約
c) 触覚刺激の規格化と安全設計
5. ハプティクスの最先端と応用
1) 最新の研究事例
a) フレキシブルエレクトロニクスとハプティクス技術
b) 人工知能のハプティクスへの応用展開
c) VR空間における触感再現
d) 身体拡張とハプティクス技術
2) 応用例
a) ユーザインタフェースへの応用
b) コミュニケーションへの応用
c) 触覚フィードバックへの応用
d) 医療・産業ロボットへの応用
<質疑応答>