脳とITの融合が生み出す新たなビジネスチャンス
開催日 2021年10月28日(木)
セミナー趣旨
キーボードやマウスの代わりに、脳から念じるだけでスマホやパソコンに文字を入力する。あるいは脳にロボット・アームのようなマシン(機械)を接続して自在に操作したり、外部から脳の状態を測定する特殊な装置で「人の心」を読み取る。こうした技術は「ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)」あるいは「ブレインテック(脳の技術)」等と呼ばれ、著名起業家のイーロン・マスク氏や巨大IT企業のフェイスブック等が近年、この分野に参入して俄かに脚光を浴びている。
ブレインテックがカバーする事業領域は、医療やヘルスケア、ゲーム、AR/VR、UI、マーケティング、行動分析など多岐に渡る。潜在的な市場規模は未知数だが、最近、中東の投資会社やグーグル系列のベンチャーキャピタルなどがBMIスタートアップ企業に巨額投資を決めるなど、未来の巨大市場創出を予感させる。
他方、フェイスブックなどIT企業が私達の頭の中にまで進出し、その脳内データにアクセスすることは究極のプライバシー侵害として早くも警戒の声が上がっている。南米チリではBMIの規制法案が審議され、世界各国の有識者も早期の規制・ガイドラインの成立を呼びかけるなど、事態は想像を超えるスピードで展開している。
巨大なビジネス・ポテンシャルの秘めたブレインテックの全貌を明らかにし、そのプラスとマイナスの両面を考察する。
セミナープログラム
- BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)とは何か
〜脳に半導体チップを埋め込む侵襲型、ウエアラブル端末で外部から脳を測定する非侵襲型・・・ - ニューラリンクの動向
- 脳にセンサーや半導体チップを埋め込む侵襲型BMIの代表
- 身体麻痺の患者らに向けたリハビリ事業から展開
- 果てしない進化を続けるAI(人工知能)に人類はBMIで立ち向かう
- フェイスブックの動向
- 手術を必要としない非侵襲型BMIの代表
- 「脳からの文字入力」計画の顛末
- その他の有望スタートアップ企業の動向
- 切らない手術でBMIを実現する企業
- 脳波で操作するゲーム
- 睡眠改善
- 集中力を計測して業務の生産性を高める
- BMIの軍事利用
DARPAの研究開発を中心にBMIの軍事応用を紹介 - 脳内データと究極のプライバシー
〜BMIへの各種懸念と、その規制に向けた動き等を紹介
セミナー講師
小林 雅一(こばやし まさかず)氏
(株)KDDI総合研究所 リサーチフェロー
セミナー受講料
1名につき 33,000円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
■セミナーオンデマンドについて
<1>収録動画をVimeoにて配信致します。
<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。
2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
オンデマンド
受講料
33,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
人体計測・センシング UI/UX/ヒューマンインターフェース UI/UX/ヒューマンインターフェイス
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