令和4年度診療報酬改定の狙いと病院の経営戦略
開催日 | オンデマンド |
---|---|
主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 医薬品技術 政策・行政 事業戦略 |
開催エリア | 全国 |
次期診療報酬改定の新設、改良項目を徹底解説
開催日:2022年 2月17日(木)
セミナー講師
金光 一瑛(かねみつ かずあき)氏 厚生労働省 保険局 医療課 課長補佐
島 弘志(しま ひろじ)氏 社会医療法人雪の聖母会 聖マリア病院 常務理事・病院長 〔中央社会保険医療協議会 委員〕
尾形 裕也(おがたひろや)氏 九州大学 名誉教授 〔中医協 入院医療等の調査・評価分科会 分科会長〕
セミナー受講料
1名につき 27,500円(税込)
受講について
収録時間 2時間48分 テキストデータ(PDFデータ)つき
■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナープログラム
Ⅰ.令和4年度診療報酬改定の解説と今後の医療提供体制 金光 一瑛氏診療報酬改定は、予算編成過程を通じて内閣が決定した改定率を所与の前提として、社会保障審議会医療保険部会及び医療部会において策定された「基本方針」に基づき、中央社会保険医療協議会において、具体的な診療報酬点数の設定等に係る審議を行い、実施されるものである。令和4年度診療報酬改定については、2月に答申が得られることとなっており、これまで議論が積み重ねられてきたところ、ここまでの議論について概説したい。1.令和4年度診療報酬改定2.働き方改革3.新型コロナウイルス感染症4.入院機能分化・強化5.外来機能の分化・強化6.在宅医療の推進7.イノベーションの推進
Ⅱ.令和4年度診療報酬改定に向けた病院経営戦略 島 弘志氏新型コロナウイルス感染症の影響を色濃く受けた令和3年度、令和4年度で経験し、学んだ事を活かし、医療を通じて国民の生活と命を守ってきた我々医療施設は、更に一歩足を踏み出す必要がある。令和4年度の診療報酬改定では、このような観点から患者さんに資する項目が、数多く検討されている。新設された項目や、改良が加えられた項目の意味を正しく理解し、健全な経営を目指さなければならない。1.医師の働き方改革2.不妊治療の保険適用3.オンライン診療4.外来機能の分化、強化、連携5.重症度、医療・看護必要度6.救急医療の評価7.小児医療の評価8.在宅医療の推進
Ⅲ.診療報酬(改定)と医療機関の経営戦略 尾形 裕也氏診療報酬は、わが国の医療機関の経営を考える上で死活的に重要であるとされている。2年に1回実施されている診療報酬改定に膨大な時間と労力が費やされるゆえんである。しかしながら、診療報酬は大臣告示別表という法令的には低い位置付けであり、本来柔軟に変化すべき性格のものである。これを医療機関の基本的な経営戦略の中心に据えることは実は極めて危うい行為である。本講義においては、こうした診療報酬の原点に立ち返って、医療機関経営との関係について検討することとしたい。1.診療報酬支払制度2.診療報酬改定のプロセス等3.診療報酬の位置付けと医療機関経営4.令和4年度診療報酬改定5.地域医療構想の現状と課題