1日で理解する量子アニーリング ~入門編:基礎から最新動向まで~
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 情報技術 応用物理一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
量子及び古典アニーリングの
基礎理論から最先端トピックスまで
非専門家向けに可能な限りわかりやすく正確に解説!
量子アニーリングの古典コンピュータ及び古典アニーリングに対する優位性の有無、問題点・限界、最適化問題ソルバとしての位置付けとは?
セミナー講師
(国研)産業技術総合研究所 新原理コンピューティング研究センター 副研究センター長 川畑 史郎 氏
セミナー受講料
定価:49,500円(オンライン受講価格:39,600円)
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特別割引価格:
1名:46,970円(オンライン受講価格:37,620円)
2名:49,500円(1名分無料:1名あたり24,750円)
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配布資料
- PDFデータ(印刷可/編集は不可)
セミナー趣旨
量子アニーリングとは、量子揺らぎを制御することで組合せ最適化問題の近似解を求める発見的手法です。
2011年にカナダのベンチャー企業D-Wave Systems社が超伝導量子アニーリングマシンを商用化して以来、量子アニーリングマシンのハードウェアやビジネス利用に向けた研究開発が著しく進展してきました。それに対し、古典物理学の原理に基づいた古典アニーリングマシンハードウェアの開発が日立、富士通、NTT、NEC等で進められています。加えて、エンドユーザーが様々な量子及び古典アニーリングマシンにアクセスできるクラウドサービスもFixstars、AWS、Microsoft等から提供されるようになってきました。そのため、量子アニーリングや古典アニーリングへの産業界からの期待が大きく高まっています。
その一方で、「そもそも量子アニーリングは古典コンピュータや古典アニーリングに比べて理論的に高速なのか?」、「D-Waveの量子アニーリングマシンは量子性をどこまで使っているのか?」といった疑問や批判も出おり、これらは未解決問題となっています。また、古典シミュレーテッドアニーリングに基づく古典アニーリングマシンを「量子コンピュータ」や「疑似量子マシン」と記述している不正確な記事も散見されます。
本セミナーにおいては、量子及び古典アニーリングの基礎理論から最先端トピックスまで、非専門家向けに可能な限りわかりやすく正確に解説を行います。さらに、科学的エビデンスに基づいて、公正・中立な立場で、量子アニーリングの古典コンピュータ及び古典アニーリングに対する優位性の有無、問題点・限界、最適化問題ソルバとしての位置付けについても解説します。
習得できる知識
量子アニーリングと古典アニーリングの基礎知識。組合せ最適化問題の基礎知識。量子アニーリングの最新研究開発動向。量子及び古典アニーリングの適応可能なビジネス領域。量子アニーリングの数理最適化ソルバとしての問題点や位置付け。
セミナープログラム
1.量子アニーリング入門
1.0 言葉の定義:「量子コンピュータ」と「量子アニーリング」の違い
1.1 組合せ最適化問題
1.2 巡回セールスマン問題
1.3 イジング模型
1.4 問題のマッピング
1.5 シミュレーテッドアニーリングと量子アニーリング
1.6 量子アニーリングの原理
1.7 量子アニーリングの歴史
1.8 D-Wave Systems
1.9 論争・批判:量子アニーリングは理論的に高速な計算手法なの?
1.10 論争・批判:D-Waveマシンは量子効果を使っているの?
1.11 論争・批判:「疑似量子」とは?
2.量子及び古典アニーリングマシンハードウェア
2.1 D-Wave Systemsの量子アニーリングマシ
2.2 D-Wave Systems社以外の量子アニーリングマシ
2.3 古典アニーリングマシン
(シミュレーテッドアニーリングに基づく古典アニーリングマシン)
2.4 疑似量子アニーリングマシン
(量子分岐マシンにインスパイアされたシミュレーテッド分岐マシンなど)
2.5 世界の研究開発プロジェクト
3.アニーリングマシンクラウド
3.1 D-Wave Systems社のクラウド
3.2 日立のクラウド
3.3 Fixstarsのクラウド
3.3 その他のクラウド
4.アニーリングのビジネス適応に向けた取り組み事例
4.1 実ビジネスへの応用
4.2 事例:広告配信
4.3 事例:交通流最適化
4.4 事例:避難経路探索
4.5 事例:工場内搬送車配送
4.6 事例:材料設計
5.課題と展望
5.1 課題
5.2 展望
□質疑応答□