基礎から学ぶ!「研究開発テーマ」の評価法
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 技術マネジメント総合 経済性工学 ステージゲート法 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
実務に役立つ「代表的なR&Dテーマの評価法」が学べるセミナーです。
1日目:2022年7月25日(月) 10:30-16:30 R&Dテーマを継続的に創出する仕組みの構築
2日目:2022年7月26日(火) 10:30-16:30 「研究開発テーマ」の評価法【本ページ】
※7月25日(月)「R&Dテーマを継続的に創出する仕組みの構築の評価法」とセットでご受講いただけます。
セミナー講師
浪江 一公 先生 ベクター・コンサルティング株式会社 代表取締役社長
元日本工業大学大学院技術経営研究科(MOT)教授。
セミナー受講料
『研究開発テーマ(7月26日)』のみのお申込みの場合
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
『R&Dテーマ(7月25日)』と合わせてお申込みの場合
(同じ会社の違う方でも可。※二日目の参加者を備考欄に記載下さい。)
1名72,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき61,600円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
*セット受講をご希望の方は、備考欄に【『R&Dテーマ(7月25日) 』とセットで申込み】とご記入ください。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
ご受講に際し
- 受講申込者の「メールアドレス」は講師へ通知させて頂きます。
※講師からのフォロー・情報提供が目的です。
(もし不都合がございましたら、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
セミナー趣旨
R&D活動は言うまでもなく、今後の自社の収益を生み出す原動力です。したがって、R&D活動の対象を決定するR&Dテーマ評価は、企業にとって死命を制するといっても過言でありません。しかし、多くの企業においてR&Dテーマの選択は、実施する側の研究者の熱意や評価する上司の属人的な思いや価値観で決められていることは多いものです。もちろん、これらの要素はR&Dテーマを評価するに当り必要なものであり、否定するものではありません。しかし、新興国企業の台頭といった新しい市場環境下においては、従来の経験だけに基づく評価は危険です。そこには正しい評価の仕組みが必要です。本セミナーにおいては、最初に代表的なR&Dテーマの評価法(複数)について演習を含め、学んでいただきます。この中には、欧米では一般的に利用されているディスカウント・キャッシュフロー法を含みます。後半ではこれらのR&Dテーマ評価方法をどう全体のR&D評価体系の中に組み込んでいくかを、それぞれの評価法の特徴とメリット・デメリットを踏まえた上で議論をしていきます。したがって、本セミナーは個別の評価法の実践面を学ぶだけではなく、今後の実務で全体のR&Dテーマの評価体系を考える場合に役立つ知識を習得していただきます。
受講対象・レベル
研究開発企画および研究開発に実際に携わっている方、例えば、
・研究開発企画・技術企画に配属になったので、研究開発テーマ評価の基礎を学びたい、
・自社の研究開発テーマの評価法に問題を感じ、改善したいと考えている方…など。
習得できる知識
研究者および研究企画担当者またマネジャーとして知らなければならない代表的・基本的評価法の基礎をきちんと理解しているレベルの達成を目指します。
セミナープログラム
1.日本企業の研究開発テーマの適性の見極めのマネジメントの3つの代表的問題
1)評価者の属人的な評価尺度(化学会社の例)
2)研究者の熱意を過度に重視する(食品メーカー、無線機器メーカーの例)
-研究開発テーマも“Garbage in, garbage out”
-背後にある日本人の特徴
3)不確実性を軽視した評価(オフィス機器メーカーの例)
2.『木』の議論:様々な研究開発テーマ評価法:具体的内容、特徴、良い点・悪い点
<非財務法>
1) 直感法(スティーブ・ジョブズ、井深大、シャープの例)
-直観法とは?
-直観法の是非
2) 対話法(化学会社の例)
3) スコア法
a) BMO(Bruce Merrifield & Ohe)法
b) リスク-リターン法
c) STAR(Strategic Technology Assessment Review)法
d) 演習1:スコア法演習(「AテーマBテーマ、どちらのテーマを選ぶべきか?」)
e) スコア法のメリットとデメリット
<財務法>
4) ディスカウント・キャッシュフロー法
a) NPV(正味現在価値)法
b) IRR(内部収益率)法
c) 演習1~5(NPV・IRRの算定と意思決定)
d) ディスカウント・キャッシュフロー法の主要な課題
e) ディスカウント・キャッシュフロー法を使う上での注意点
5) 回収期間法
6) ECV(期待経済価値)法(演習6)
3.『森』の議論(1):良い研究開発テーマ評価システムの要件
1) 個別の研究開発テーマ評価法の限界:「一つの評価法では、正しい評価はできない!」
2) 研究開発テーマ評価の基本フレームワーク:不確実性・複雑性を所与とした評価システム
3) 良い研究開発テーマ評価システムの要件
a) 不確実性・複雑性に対処しながらも分かり易い評価体系
b) 評価者・担当者の間で納得感・信頼感がある
c) 事業・製品で成功するための重要なポイントをきっちりおさえている
d) 革新的なテーマを正しく判断し意思決定ができる:多数決は機能しない
4.『森』の議論(2):全体評価体系としてのステージゲート・プロセス
1) ステージゲート・プロセスとは?
a) 良い研究開発テーマ評価システムの要件に対処したプロセス
b) ステージゲート・プロセスは方法論ではない!ステージゲート法という命名は誤り!
c) 皆さんの会社のプロセスを含め、全てのプロセスは、そもそもゲートとステージのあるプロセスに
なっている!
d) ステージゲート・プロセスの背景と歴史
e) 革新的な製品・事業・技術創出には:不確実性への対処
2) 不確実性への対処としてのステージゲート・プロセスの11の工夫
3) ゲートでの評価体系・評価項目例
4) ゲートでの正しい意思決定法
5) ステージゲート・プロセスと各研究開発テーマ評価法との関係
5.最後に