本セミナでは期待される機能別に分類したバイオセンサ/バイオデバイスの現状と課題から今後の展望まで解説!
ー適用可能な分野と研究開発の方向性ののヒントが得られるー
こちらは10/12実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
セミナー趣旨
バイオセンサは,バイオ材料と検出装置から構成される.一部のバイオ材料は,標的分子に対して高い選択性と結合能を持つため,夾雑物の中から選択的に標的分子を捕捉することができる.バイオセンサの最も代表的な事例が,糖尿病患者が血糖の自己測定のために用いるグルコースセンサである.バイオ材料にはグルコースと特異的に反応する酵素を用い,電気化学的に検出する.その後,バイオセンサの研究開発は,半導体分野で円熟した微細加工技術と融合し,高感度化,微小化,多項目化へと発展した.血液中の微量成分の検出や単一細胞の分析といった医療・ライフサイエンスへの応用のみならず,水質検査,微生物検出,ウイルス検出など環境・食品・空気質分析へと研究が展開されている.バイオセンサ/バイオデバイスの研究開発は1990年代後半から2000年初頭にかけて本格化し研究の大きな潮流を生み出したが,産業に結び付いた事例は多くはない.
本セミナでは,企業でのバイオセンサに関するプロジェクト推進の経験を通して感じた,バイオセンサ/バイオデバイスの可能性と課題を整理し,現在主に取り組んでいる単一細胞を標的としたバイオセンサ/デバイスを中心に研究・開発動向を俯瞰する.
*本セミナはバイオ材料と目的分子が溶液中で結合するウエット/セミドライな環境で利用するバイオセンサ/バイオデバイスを中心に紹介する.
受講対象・レベル
・バイオセンサやバイオデバイスの研究開発業務に新たに携わる技術者・研究者の方
・バイオセンサやバイオデバイス技術を利用した商品開発の企画担当の方
必要な予備知識
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・バイオセンサ・バイオデバイスの歴史的な流れと基本的な理解ができる.
・バイオセンサ・バイオデバイスの研究開発の現状と課題が理解できる.
・バイオセンサ・バイオデバイスが適用可能な分野と研究開発の方向性のヒントが得られる.
セミナープログラム
1.バイオセンサの原理と歴史
1.1 バイオセンサの構成と原理
1.2 バイオセンサの実例(血糖センサ)
2.バイオセンサ/バイオデバイスの可能性と課題
2.1 バイオセンサ/バイオデバイスの特徴と利点
2.2 バイオセンサ/バイオデバイスの課題
2.3 バイオセンサ/バイオデバイスの研究開発の動向の俯瞰
3.期待される機能から分類したバイオセンサ/バイオデバイスの現状
3.1 より単純に計測するためのバイオセンサ
イムノクロマトグラフィ,紙ベースのバイオセンサ
誘電泳動を利用したバイオセンサ
汗を標的にしたウエアラブル型バイオセンサ/バイオデバイス
3.2 より微量な実サンプルを計測するためのバイオセンサ/バイオデバイス
単一細胞を計測するバイオセンサ/バイオデバイス
単一細胞を計測する意義と計測方法の分類
単一細胞を計測するための新しい計測方法
電場を利用した単一細胞の計測方法
3.3 より生体内の近い状況を再現するためのバイオセンサ/バイオデバイス
Organ/Organoid-on-a-chip
4.バイオセンサ/バイオデバイスの課題の整理と今後の展望
バイオセンサ,バイオデバイス.ウエアラブル,単一細胞,セミナー,アーカイブ
セミナー講師
兵庫県立大学 大学院理学研究科物質科学専攻 准教授 博士(学術)鈴木 雅登 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合44,000円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について
・こちらは10/12実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までに、セミナー資料(PDF形式)と閲覧用URL(youtube:限定公開版)をお送りします。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
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