ドローン飛行の安全性確保の技術的ポイントと法規制対応のポイント〜「空の産業革命のレベル4」および「空飛ぶクルマとの共存時代」に向けて〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 航空・宇宙技術 安全規格 安全工学一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 職場・自宅 全国どこからでも参加できます。 「ZOOM」を使用します。 |
有人地帯におけるドローンの目視外飛行には、今までとは異なるレベルの対応が求められています。航空法の改正動向等を踏まえつつ、飛行ロボット化するドローンの安全対策技術を具体的に解説!
セミナー講師
澤田雅之 氏
澤田雅之技術士事務所 所長
技術士・電気電子部門
1978年に京都大学大学院工学研究科を修了し,警察庁に入庁。警察情報通信研究センター所長を退職後に技術士資格(電気電子部門)を取得して,2015年に技術士事務所を開業。
同年の首相官邸ドローン落下事件を契機として,ドローンに関する調査研究を開始。
伊勢志摩G7サミット,大阪G20サミット,ラグビーW杯,東京オリンピック等に向けて,警察庁,警視庁,海上保安庁,関係府県警察本部等でカウンタードローンについて講演。
直近では,経済産業省の重要産業技術基盤調査勉強会講師として,カウンタードローン技術動向について講演。
その他,ドローンの利活用に関する講演実績も多数。
セミナー受講料
43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
セミナー趣旨
ドローンが飛行する仕組みや機能・性能、飛行させる3種類の方法について具体的に理解できます。 世界市場を席巻した中国DJI社製ドローンが有する、高度な機能・性能について具体的に理解できます。 中国DJI社製ドローンが有する高度な機能・性能でも、“空の産業革命”のレベル3及びレベル4には不十分であることが、具体的に理解できます。 空の産業革命のレベル3が2018年9月に解禁され、レベル4が2022年末頃に解禁予定であることが、航空法等の改正の経緯から具体的に理解できます。 2020年と2021年の航空法改正により創設された「無人航空機の登録制度」、「無人航空機の機体認証制度」、「無人航空機操縦者技能証明制度」について具体的に理解できます。 ドローンを飛行させる上で満たすべき要件(飛行の許可、飛行の承認、機体の登録、機体の認証、操縦資格)について、体系的に理解できます。 ドローンの安全対策技術としての無線通信技術とセキュリティ技術について、具体的に理解できます。 ドローンのレベル3運行に欠かせない「携帯電話の上空利用」について、具体的に理解できます。 ドローンのレベル4運行に欠かせなくなる「ディープラーニングによる障害物回避飛行」について、具体的に理解できます。 空飛ぶクルマの仕組みや機能・性能について、具体的に理解できます。 空飛ぶクルマの実用化動向や法規制の動向について、具体的に理解できます。 ドローンと空飛ぶクルマが安全に共存する方策について、具体的に理解できます。
受講対象・レベル
- ドローンの研究開発、製造、販売、社会実装、法規制等に関係している方
- ドローンの運行、運行管理、教習等に関係している方
- ドローンの仕組みや機能・性能について知りたい方
- ドローンを飛行させる方法について知りたい方
- ドローンの飛行を規制する航空法の動向について知りたい方
- ドローンの登録制度・機体認証制度・操縦者技能証明制度について知りたい方
- ドローンを飛行させる上で満たすべき要件(飛行の許可、飛行の承認、機体の登録、機体の認証、操縦資格)について体系的に知りたい方
- ドローンの安全対策技術全般について知りたい方
- ドローンのレベル3運行に欠かせない「携帯電話の上空利用」について知りたい方
- ドローンのレベル4運行に欠かせなくなる「ディープラーニングによる障害物回避飛行」について知りたい方
- 空飛ぶクルマの仕組みや機能・性能について知りたい方
- 空飛ぶクルマの実用化動向や法規制の動向について知りたい方
- ドローンと空飛ぶクルマが安全に共存する方策について知りたい方
習得できる知識
- ドローンが飛行する仕組みや機能・性能、飛行させる3種類の方法について具体的に理解できます。
- 世界市場を席巻した中国DJI社製ドローンが有する、高度な機能・性能について具体的に理解できます。
- 中国DJI社製ドローンが有する高度な機能・性能でも、“空の産業革命”のレベル3及びレベル4には不十分であることが、具体的に理解できます。
- 空の産業革命のレベル3が2018年9月に解禁され、レベル4が2022年末頃に解禁予定であることが、航空法等の改正の経緯から具体的に理解できます。
- 2020年と2021年の航空法改正により創設された「無人航空機の登録制度」、「無人航空機の機体認証制度」、「無人航空機操縦者技能証明制度」について具体的に理解できます。
- ドローンを飛行させる上で満たすべき要件(飛行の許可、飛行の承認、機体の登録、機体の認証、操縦資格)について、体系的に理解できます。
- ドローンの安全対策技術としての無線通信技術とセキュリティ技術について、具体的に理解できます。
- ドローンのレベル3運行に欠かせない「携帯電話の上空利用」について、具体的に理解できます。
- ドローンのレベル4運行に欠かせなくなる「ディープラーニングによる障害物回避飛行」について、具体的に理解できます。
- 空飛ぶクルマの仕組みや機能・性能について、具体的に理解できます。
- 空飛ぶクルマの実用化動向や法規制の動向について、具体的に理解できます。
- ドローンと空飛ぶクルマが安全に共存する方策について、具体的に理解できます。
セミナープログラム
(1)ドローンの仕組みと機能
- ドローンが飛行する仕組み
- GPS・各種センサーとフライトコントローラがドローンの高度な飛行性能を実現
- ドローンの高度な飛行性能(1/3) 〜安定したホバリング
- ドローンの高度な飛行性能(2/3) 〜障害物探知回避機能
- ドローンの高度な飛行性能(3/3) 〜フェイルセーフ機能
(2)ドローンを飛行させる方法
- ドローンの操縦は難しくない
- 直視による無線操縦
- FPVによる無線操縦
- GPSによる自律航行
- テレメトリによる飛行状態の把握
(3)世界市場を席巻した中国DJI社のドローン〜その優れた機能と性能
- 卓越したドローン無線技術
- 他に類を見ない障害物探知回避機能
(4)ドローンの飛行を規制する航空法
- 法規制の発端は,2015年4月に発生した首相官邸ドローン落下事件
- 2015年の航空法の改正〜無人航空機(機体重量200g以上のドローン)の飛行を規制〜「飛行禁止空域」と「飛行の方法」
- “空の産業革命”のロードマップ〜レベル4(有人地帯目視外飛行)への道筋
- 無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領〜2018年9月の改正で“空の産業革命”のレベル3が解禁
- 2020年の航空法の改正〜無人航空機の登録制度の創設
- 2021年の航空法の改正〜無人航空機の機体認証制度と無人航空機操縦者技能証明制度の創設
- ドローンを飛行させる上で満たすべき要件〜飛行の許可,飛行の承認,機体の登録,機体の認証,操縦資格
(5)ドローンの安全対策技術(1/2) 〜無線通信技術
- ドローンは“無線による操り人形”
- ドローンの操縦・テレメトリ伝送・映像伝送に用いる電波
- 他電波受信時の影響
- ドローンの無線通信における問題点
- 携帯電話の上空利用の動向
(6)ドローンの安全対策技術(2/2) 〜セキュリティ技術
- セキュリティの要はフェイルセーフ機能
- ドローンの操縦用電波への混信・妨害・乗っ取り対策
- インターネット接続時のマルウェア対策
(7)“空の産業革命”のレベル3〜無人地帯で補助者なしの目視外飛行〜
2018年9月に解禁
- 中国DJI社の「卓越したドローン無線技術」でも,“空の産業革命”のレベル3には不十分
- レベル3を広く展開するには,5Gを無線通信手段とするドローンが必要
- 5Gをドローンで用いる3つのメリット〜“空の産業革命”を支える基盤を構成
(8)“空の産業革命”のレベル4〜第三者上空で補助者なしの目視外飛行〜
2022年中に解禁予定
- レベル3とレベル4は,ドローンの飛行の安全性に関して全くの別次元
- 中国DJI社の「他に類を見ない障害物探知回避機能」でも,“空の産業革命”のレベル4には不十分
- “無線による操り人形”から“自律型の空飛ぶロボット”へのドローンの進化が必要
- 「AIの目」で危険を予測・回避できるドローン〜ディープラーニングによる画期的な障害物回避飛行が実現
(9)空飛ぶクルマとドローンの共存時代における安全の確保
- 空飛ぶクルマとは?
- 空飛ぶクルマの実用化動向
- 空飛ぶクルマの法規制の動向
- ドローンが空飛ぶクルマと安全に共存するには
◎ 質疑応答