研究開発部門が真に価値ある成果を生み出すために実行しなければならない日々のマーケティング活動

49,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード マーケティング   技術マネジメント総合   事業戦略
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

~研究開発のマーケティング・サイクル~

※前週火曜にマーケティング基礎編を行います。2日間セットでお申込をいただくことも可能です。

セミナー講師

ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長 浪江 一公 氏
 ※元 日本工業大学 大学院 技術経営研究科(MOT) 教授

【略歴】
 大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)(株)等を経て、現在ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長。技術マネジメントおよび経営に関するコンサルティングにおいて30年の経験を有す。2022年3月まで日本工業大学大学院技術経営研究科(MOT)教授を兼務。北海道大学工学部、米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒。

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合44,000円、
  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
  • 受講にはWindowsPCを推奨しております。
    タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

セミナー趣旨

 研究開発部門の最終的な目的・存在意義は、革新的な製品や事業を創出することです。革新的な製品とは、大きな『顧客』価値を創出する製品であると定義することができます。この大きな『顧客』価値を創出する上で、研究開発部門は社内で最も大きな責務を負っています。しかし、現状の研究開発部門は心理的にも、経営プロセス・組織的にも顧客や市場から遠いところに位置しており、『顧客』価値を創出するには大きな問題を抱えています。この問題を解決する方法が、研究開発部門をマーケティング志向に変えることです。今やマーケティングは、研究開発部門が備えておかなければならないというレベルの能力ではなく、『企業存続のための必須』の能力です。
 本研修においては、研究開発部門が担わなければならないマーケティングについて、その活動を研究開発全体の活動の中で、どのように位置付けるか、またそれを前提に日々研究開発部門においてどうマーケティング活動を実践していくかについて、「研究開発のマーケティング・サイクル」という概念を導入し、包括的かつ具体的に学んでいただきます。
 例えば、潜在顧客と面会のアポイントメントをどうとるか?また、面談は具体的にどう進めるかといった点や、日々の活動で収集した情報をテンプレートを利用してどうまとめるかといった点に言及します。またテーマ・マネジメントのプロセスであるステージゲート・プロセスとの関係につても議論します。
 本研修においては、マーケティングの一般論ではなく、明確に研究開発部門の日々の活動に焦点を当てて、講義を行っていきます。

受講対象・レベル

・研究開発部門企画管理者・担当者
・実際に研究開発に携わる管理者・担当者
・新規事業企画・経営企画管理者・担当者、など

セミナープログラム

1. はじめに
 1-1 「研究所は人間の気持ちを研究するところであって、 技術を研究するところではない」(本田宗一郎)
 1-2 研究開発におけるマーケティングとは?:ホンダの例

2.研究開発におけるマーケティングの必要性
 2-1 企業にとっての革新的テーマの定義
 2-2 革新的テーマは既存の知識の新結合によって生まれる
 2-3 新結合(スパーク)のための3つの原料の一つしての市場の知識の重要性
  -新結合(スパーク)のための3つの原料とは
   ・市場知識
   ・技術知識
   ・自社の強み

3.研究開発におけるマーケティング活動の全体像:研究開発のマーケティング・サイクル
 3-1 研究開発のマーケティング・サイクルとは?
 3-2 研究開発のマーケティング・サイクル構築の前提
  3-2-1 前提1. 研究開発のマーケティングの3つの目的の存在
  3-2-2 前提2. 市場の複雑性と不確実性への対処としての仮説と検証の必要性
  3-2-3 前提3. 仮説があれば進化する
  3-2-4 前提4. 顧客との面会のための提案・情報発信の必要性
 3-3 研究開発のマーケティング・サイクルとステージゲート・プロセスとの関係

4.市場情報まとめ
 4-1 「市場情報まとめ」とは(※:記入テンプレート例含む)
 4-2 SWOTとの関係
 4-3 顧客(Customers)
  4-3-1 市場ニーズ
   - マクロ環境に基づく市場ニーズの想定
   - 顧客ライフサイクル全体コスト構造と課題
   - 「顧客の顧客」ニーズ
   - 市場ニーズまとめ
  4-3-2 市場規模推移
   - 市場規模・推移は必ず自分達で算定する
 4-4 競合(Competition)
  4-4-1 競合製品比較分析
  4-4-2 競合企業比較分析
  4-4-3 ファイブフォーシーズ分析
 4-5 自社(Company)
  4-5-1 自社製品強み・弱み
  4-5-2 自社能力強み・弱み

5.製品・事業アイデア創出・定義・修正
 5-1 製品・事業アイデア創出
  - 製品・事業アイデア創出のための9つのタスク
  - 重要視点
  ・良いテーマの定義の明確化
  ・発散と収束を明確に分け、発散・収束を繰り返す
  ・「隣接可能性」の活用
  ・ブレーンストーミングにおける工夫
  ・情報が無い中での効果的な評価・選択法
 5-2 製品・事業アイデア定義・修正
  - 製品・事業の定義の構成項目
  - 事業の定義のテンプレート例

6.商業化・事業化計画/商業化事業化計画実行

7.製品・事業アイデア評価資料
 7-1 「製品・事業アイデア評価資料」の位置付け
 7-2 評価項目の全体像
 7-3 市場の魅力度
 7-4 自社の適合度
 7-5 財務目標の達成度
 7-6 リスクと対応策

8.評価
 8-1 「評価」の位置付けとタイミング(ステージゲート・プロセスにおいて)
 8-2 「評価」と承認・中止の意思決定の3つのステップ
 8-3 各ゲート(評価の関門)における評価の視点

9.仮想カタログ/提案書/サンプル
 9-1 「仮想カタログ/提案書/サンプル」の目的
 9-2 仮想カタログのイメージ(電気メーカーの例)
 9-3 「仮想カタログ/提案書/サンプル」の作成

10.その他情報の発信情報作成
 10-1 自社技術・周辺技術知識蓄積・拡大モデル:『BIRDS』
 10-2 情報発信向けのコンテンツとしての「自社のコア技術」(富士フイルムの例)
 10-3 コア技術の選定軸
 10-4 主体的なコミュニケーション活動(ホンダ、GE、3Mの例)
 10-5 技術コミュニケーションの体制

11.顧客との面会アポイントメント
 11-1 面会アポイントメント取りは難しくない
 11-2 顧客との面会のアポイントメントをとるための4つのタスク
  11-2-1 企業リストの作成(B2Bの場合)
  11-2-2 面会対象者リストの作成
  11-2-3 面会アポイントメントとり

12.顧客との面会と情報入手
 12-1 顧客との面談に必要とされる活動
  12-1-1 面談参加者の人選
  12-1-2 面談準備
  12-1-3 面談実施
   - 面談実施の8つの重要ポイント
  12-1-4 面談実施後の作業
 12-2 面談の重要な点(面談で完璧はあり得ない、人間性の鍛錬の場、等)
 12-3 知財管理について

13.面会個票(情報蓄積フォーマット例)

14.その他情報の収集・分析
 14-1 TAD 9つの情報源
 14-2 競合他社が行わない様々な市場を知る活動
 14-3 情報収集における重要なポイント
  14-3-1 仮説・検証・進化の重要性
  14-3-2 自身の思考による補完(フェルミ推定)

15. 最後に
 研究開発のマーケティングサイクルの運営により;
  -蓄積された市場情報は競合他社との差別化能力
  -仮説と検証の繰返しで研究者の仮説構築能力が大きく向上

【質疑応答】

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