XPS(ESCA)の基礎と応用
開催日 |
13:00 ~ 16:30 締めきりました |
---|---|
主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 分析・環境化学 薄膜、表面、界面技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
~X線光電子分光分析の測定手順と適切な分析運用とノウハウ~
■XPS分析の原理と進め方■
■XPS(ESCA)データ解釈の注意点■
■各種表面分析の中でのXPS分析の特徴と組み合わせ方■
固体表面、他の材料や環境との界面では何が起こっているのかを明らかにし品質保証、研究開発、生産・製造に役立てる
剥離、変色、劣化等の製造、品質保証での問題の検出、電池・半導体・触媒などの各種材料・複合材料やデバイス開発のための表面・界面の制御と理解、、、
接着、摩擦、電気、伝導など素材の原子レベルの表面・界面で起こる問題を迅速に解決して、開発指針を得るために
多くの表面分析の中でも使用頻度が高いXPSの実務で役立つテクニック
XPSの原理、試料作製と測定条件の設定方法、データ解析のノウハウ、最新のハードウェア技術の動向、、、
日時
【Live配信】 2023年7月21日(金) 13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2023年7月28日(金) から配信開始(視聴期間:7/28~8/10)
セミナー講師
表面分析
化学会社分析部門勤務、静岡大学助手を経てアルバック・ファイ勤務
2006~ Journal of Surface Analysis編集委員
表面分析研究会 編集委員長
セミナー受講料
※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,750円 ( E-Mail案内登録価格 33,990円 )
※WEBセミナーには「アーカイブとオンデマンド」が含まれます。
※1名様でお申込み場合、キャンペーン価格が自動適用になります。
※他の割引は併用できません。
受講について
Zoom配信の受講方法・接続確認
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
- 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー中、講師へのご質問が可能です。
- 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
≫ テストミーティングはこちら
アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 会場での録画終了後から営業日で10日以内を目安に視聴開始のご案内をお知らせします。
- S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
- 視聴期間は営業日で10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ) - 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
≫ 視聴環境 ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】
配布資料
- Zoom配信受講:PDFテキスト(印刷可・編集不可)
- アーカイブ配信受講:PDFテキスト(印刷可・編集不可)
セミナー趣旨
本セミナーでは、表面数十原子層の分析をおこなう表面分析の中でも最もポピュラーな、X線光電子分光法(XPSまたはESCA)を取り上げ、原理、試料作製と測定条件の設定方法、データ解析を適切におこなうためのノウハウ、および最新のハードウェア技術の動向や最近の話題を取り上げ、装置ユーザーおよび材料開発に携わる方の基礎的な知識を解説します。
受講対象・レベル
・XPS(ESCA)装置を使用されている方(初心者~中級者)
・XPS(ESCA)データを解釈する必要がある方
・表面分析による解析を立案する必要がある方
習得できる知識
・XPS分析の原理
・XPS析の進め方
・XPS(ESCA)データ解釈の注意点
・各種表面分析の中でのXPS分析の特徴と組み合わせ方
セミナープログラム
本セミナーは、XPSの原理、試料作製と測定条件の設定方法、データ解析を適切に
おこなうためのノウハウを紹介し、応用例を用いてわかりやすく解説する。
1.表面分析とは
1.1 材料表面・界面の重要性
1.2 各種表面分析手法
1.3 AES(オージェ電子分光法)との比較
1.4 TOF-SIMS(飛行時間型二次イオン質量分析法)との比較
2.XPSの原理と特徴
2.1 XPS装置の構成
2.2 XPS分析の原理
2.3 XPSスペクトルと化学シフト
2.4 XPS分析が表面分析となる理由
2.5 深さ方向分析
2.6 イメージング分析
3.XPSの試料作成と測定条件
3.1 測定できる試料とその形状
3.2 サンプリングの注意点
3.3 粉末試料
3.4 絶縁試料
3.5 電池材料、および導電物と絶縁物の混在試料
4.測定
4.1 ワイドスペクトル (サーベイスペクトル)
4.2 ナロースペクトル
5.データ処理
5.1 定量計算
5.2 定量範囲の決定
5.3 化学状態の推定 (カーブフィッティング)
6.最新の測定技術
6.1 マイクロXPS分析
6.2 ガスクラスターイオン銃による有機試料の深さ方向分析
6.3 高エネルギーXPS (HAXPES)
6.4 UPS (紫外光電子分光法) とLEIPS (逆光電子分光法)
6.5 AESと組み合わせた分析
6.6 TOF-SIMSと組み合わせた分析
7.よくある質問
スピン軌道相互作用による2本のピーク
サテライトピーク
あり得ない(?)ピークの解決
分析結果をきれいに見せる方法
角度分解XPSによる薄膜構造解析
8.まとめ、質疑