ゴム・プラスチック材料のトラブル解決!2特集

75,600 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料   機械材料
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

【劣化・寿命コース】

高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例

★ ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説し、劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について述べる。また、迅速、正確な市場クレーム対応を講ずるための解析、対策までの流れを解説し、実例を交えた解析例を数多く紹介する。

【破損・破壊コース】

ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法

★ ゴム・プラスチック材料の破損、破壊に係わる因子と破壊モードなど破壊の基礎を解説する。また、材料の破損、破壊の解析法と破損、破壊に導く大きな因子である劣化の分析法について解説する。同時に破面観察から得られた情報を基にその原因を解析する手法を事例を交えて紹介する。

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【劣化・寿命コース】 https://www.monodukuri.com/seminars/detail/3623
【破損・破壊コース】
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/3419

日時

劣化・寿命コース】 2019年5月13日(月) 10:30~17:00
破損・破壊コース】 2019年6月17日(月) 10:30~16:30 【2日間コース】

セミナー講師

(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 課長 博士(工学) 仲山 和海 氏

受講料

75,600円 ( S&T会員受講料 71,820円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)

S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で75,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額37,800円) 

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

備考

≪ご注意≫
講師所属団体と競合団体に所属している方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。
予めご了承ください。

セミナー講演内容

 [劣化・寿命コース] 5月13日(月)  10:30~17:00
高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例
~ ゴム・プラスチック製品の設計・開発や市場クレームなどのトラブル対策に ~

 ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説し、劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について述べる。また、迅速、正確な市場クレーム対応を講ずるための解析、対策までの流れを解説し、実例を交えた解析例を数多く紹介する。

1. 高分子材料の劣化メカニズム
 1.1 各種劣化因子(熱劣化、光劣化、金属による劣化など)と自動酸化反応
 1.2 劣化により生じる現象やトラブル
 1.3 製品に生じる現実的な劣化現象

2.高分子材料の各種分析法
 2.1 不具合原因究明の手順
 2.2 前処理法
 2.3 材料分析法
  元素分析,分離分析,化学構造解析,形態観察,熱分析
 2.4 劣化分析法 
  FT-IR,DSCによる酸化開始温度,GPC,TG,ESR,NMR,XPS,EPMA
 2.5 分子量及び分子量分布分析法
 2.6 架橋密度の分析・評価法
 2.7 ゴム組成分析法

3.劣化対策
 3.1 劣化対策のアプローチ
 3.2 劣化対策のための劣化原因解析
 3.3 材料選択による劣化対策
 3.4 添加剤の選択による劣化対策
 3.5 対策の検証
 3.6 各種材料の弱点
 3.7 ゴムの劣化対策 
  老化防止剤の機能、効果的な配合例
 3.8 プラスチックの劣化対策
  酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤の機能、効果的な配合例

4.促進劣化試験法
 4.1 光劣化(耐候性試験) 
 4.2 熱劣化(熱老化試験)

5.寿命評価法
 5.1 寿命の考え方
  機能的寿命と商品的寿命
 5.2 劣化評価と寿命評価の関係
 5.3 寿命評価の流れ
 5.4 寿命評価のポイント
  現実との乖離
 5.5 寿命のばらつき
 5.6 アレニウス法による寿命評価
 5.7 アイリング法による寿命評価

6.劣化解析及び対策事例
 6.1 劣化因子特定のための注意点
 6.2 加硫ゴムの劣化
  a. オゾン劣化
  b. 残存過酸化物によるエチレンプロピレンゴム(EPDM)の劣化
  c. 老化防止剤の溶出
 6.3 プラスチックの劣化
  a. ポリアミドの水中での劣化(加水分解、残留塩素による劣化)
  b. ポリウレタンの光劣化
  c. 二酸化チタンによるポリ塩化ビニルの光劣化
  d. ポリカーボネートの白化(発泡剤による加水分解白化)
  e. 酸化防止剤の添加効果による耐久性向上  
  (酸化防止剤の種類、組合せ、添加量の最適化)
 6.4 接着の破壊
  a. 粘性違いの接着剤の剥離


 [破損・破壊コース] 6月17日(月)10:30~16:30
ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法
~ 破面観察より得られる情報から破壊に至った原因を調べるには ~

 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊に係わる因子と破壊モードなど破壊の基礎を解説する。また、材料の破損、破壊の解析法と破損、破壊に導く大きな因子である劣化の分析法について解説する。同時に破面観察から得られた情報を基にその原因を解析する手法を事例を交えて紹介する。

1.破壊の種類とそのメカニズム
 1.1 強度に係わる因子
  劣化、形状、材料、異物、ボイド
 1.2破壊力学における応力集中
 1.3 各種破壊現象概論
  1.3.1 脆性破壊とその特徴
  1.3.2 延性破壊とその特徴
  1.3.3 疲労破壊とその特徴
  1.3.4 環境応力亀裂、溶剤亀裂とその特徴
  1.3.5 オゾンクラックとその特徴
  1.3.6 接着の破壊

2.破壊・破損の解析法
 2.1 解析アプローチ
 2.2 外観観察 形状、ウェルドラインなど
 2.3 破面解析法と得られる情報
 2.4 化学分析における前処理法
 2.5 劣化分析法
  FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
 2.6 材料分析法
  元素分析、分離分析、化学構造解析、形態観察、組成分析(熱分析)
 2.7 不均一性の分析
  2.7.1 残留ひずみ
  2.7.2 分散

3.各種ポリマーの弱点

4.破壊・破損解析及び対策事例
 4.1 加硫ゴムの破壊・破損
  4.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
  4.1.2 NBRの加硫不足による裂け
  4.1.3 加硫ゴムのボイドによる破壊
 4.2 プラスチックの破壊・破損
  4.2.1 ポリアミド貯湯タンクの残留塩素による劣化
  4.2.2 ポリカーボネートの溶剤亀裂
  4.2.3 コーナー部の形状不良による破壊
  4.2.4 異材混入による破壊
  4.2.5 ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損  など
 4.3 接着剤の剥離原因解析例
  4.3.1アクリル系接着剤の吸湿による剥離