『機械学習/DeepLearningの画像データ前処理に活用できる画像フィルタリングの基本と最新動向』
~画像処理の多くはディジタルフィルタリングである~
セミナー趣旨
画像処理の多くはディジタルフィルタリングである。その設計方法を理解し、実行方法を習得することにより、多種多様な画像処理が可能となる。
最近では、画像認識/画像理解への応用が注目を集めている。
本セミナーでは、主要なフィルタ設計法を取り上げ、その理論をできる限り詳細に説明することを心がける。また、MATLABを併用し、実際にアルゴリズムを提示、実行し、結果を確認しながら、解説を進める。現場で利用するフィルタ選択のノウハウ、最近評判のフィルタリング方法を紹介しつつ、特に画像の復元問題においては、複雑なアルゴリズムの中に存在するキーテクニックの特徴をわかりやすく解説する。最近の研究動向にも触れ、マルチステージ法などの先端技術を紹介しながら、オリジナリティをどのように生み出すかにも言及する。
セミナープログラム
1 画像処理の基礎
1.1 画像表現
1.2 フーリエ変換
1.3 畳み込み
1.4 空間領域と周波数領域のフィルタリング
2 ノイズ除去フィルタの設計
2.1 平均値フィルタ
2.2 メディアンフィルタ
2.3 ガウシアンフィルタ
2.4 バイラテラルフィルタ
2.5 2次元フィルタ
3 エッジ検出(強調)フィルタの設計
3.1 Prewittフィルタ
3.2 Sobelフィルタ
3.3 ラプラシアンフィルタ
3.4 鮮鋭化フィルタ
4 画像復元のためのフィルタリング
4.1 劣化の種類
4.2 ウィーナーフィルタ
4.3 ARMAモデリング
4.4 圧縮センシング
4.5 画像復元フィルタの選択
5 最近の研究動向
6 画像認識/画像理解への応用
セミナー講師
島村徹也(しまむらてつや)氏
埼玉大学大学院 理工学研究科 教授(工学博士)
<経歴>
1986年 慶應義塾大学 理工学部 卒業。
1991年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士課程修了、工学博士。
1991年 埼玉大学 工学部 情報工学科 助手。
1995年 ラフバラ大学(イギリス) 客員研究員。
1996年 ベルファーストクイーンズ大学(イギリス) 客員研究員
1998年 埼玉大学 助教授。
2007年 埼玉大学 教授。
<学会、等>
IEEE, アメリカ音響学会、日本音響学会、電子情報通信学会、信号処理学会、電気学会 会員。
現在、信号処理学会編集長。
<専門>
ディジタル信号処理とその音声、画像、通信への応用など。
論文・著書多数。これまで20社を超える企業との共同研究を実施するなど、
産学連携に力を入れている。
2019年より「AI時代の画像処理技術研究会(埼玉大学産学官連携協議会)」の代表を務め、
年に複数回の研究発表会を主導している。
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込] / 1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込] / 1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
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- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
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