グリーン水素社会に必要な水電解・燃料電池の基礎から最新動向
開催日 |
13:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 化学反応・プロセス 電気化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
○エネルギーとしての水素の基礎や各国の取組みから、様々な燃料電池・水電解技術の特徴・構造から最新開発動向、応用例まで。○社会実装状況や、今後カギとなる技術や展望なども交えて解説します!
セミナー講師
横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授 松澤 幸一 氏
■ご略歴平成17年3月 横浜国立大学 大学院工学府 機能発現工学専攻 博士後期課程修了 博士(工学)取得平成17年4月~平成20年3月 株式会社けいはんな 京都府地域結集型共同研究事業 コア研究室 博士(工学)研究員 平成20年4月~平成24年12月 横浜国立大学 大学院工学研究院 助教平成25年1月~現在に至る 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授平成25年7月~平成26年3月 日本学術振興会 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム派遣研究員 (Visiting researcher、クィーンズ大学(カナダ))
セミナー受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
2020年のカーボンニュートラル宣言をきっかけに2050年の温室効果ガス排出実質ゼロを目指した施策が立案され、2023年には水素基本戦略が6年ぶりに改訂され、2024年には「水素社会推進法」案が閣議決定されており、水素を取り巻く環境及び関連の技術開発は非常に重要な位置づけとなっています。そもそも、なぜ水素が注目されて、必要なのか? また世界の動向はどうなのか? といった基礎的な内容から、本セミナーのタイトルにもなっているグリーン水素とは何か?他のグレーやブルー水素の違いを紹介します。更に、水素を利用して発電する燃料電池、具体的には社会実装が進む家庭用燃料電池や燃料電池自動車なども紹介します。また、そもそも水素を製造するには何が必要か?燃料電池反応と表裏関係となる水電解と今後の水素製造の関連とそのカギとは? といった内容も併せて紹介致します。
受講対象・レベル
・既に水素や関連デバイス(燃料電池・水電解なども含む)業務に関わっているが、基本から振り返りたい方・これから水素や関連デバイス(燃料電池・水電解なども含む)に関わる予定で、基本から学びたい方・水素や関連デバイス(燃料電池・水電解なども含む)での新たなビジネスを考えるために、当該技術の基本を知りたい方
必要な予備知識
・水素の基礎知識。高校卒業レベルの化学の知識・この分野に興味のある方なら、特に専門的な予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・水素エネルギーの基礎知識・水素社会関連技術の最新動向・再生可能エネルギーと水素の関連性・グレー水素、ブルー水素、グリーン水素の基礎知識・燃料電池の基礎、普及の動向・水電解の基礎、現状そして展望・Power to Gasの現状 など
セミナープログラム
1.水素エネルギーの基礎 1)水素の理解に必要な基本事項(背景) 2)水素エネルギーの現状と国内外の動向 a)世界水素閣僚会議 b)様々な 水素製造法と水素の特性 c)エネルギーキャリアとしての水素とその安全性 d)水素関連プロジェクトとグリーン水素2.燃料電池の基礎と最新動向 1)燃料電池の開発意義と歴史 2)燃料電池の基礎 a)水生成反応の温度依存性 b)基本構成と構成部材 c)発電効率 d)燃料電池の種類及び性能比較 3)各種燃料電池の技術解説-構造や反応・特徴から応用展開例まで- a)アルカリ形燃料電池 b)リン酸形燃料電池 c)固体酸化物形燃料電池 d)溶融炭酸塩形燃料電池 e)固体高分子形燃料電池 4)燃料電池に関わるインフラ(水素ステーション)3.水電解の基礎と最新動向 1)水電解の基礎と各種水電解法の比較 ―アルカリ水電解、固体高分子形水電解、高温水蒸気電解 2)アルカリ水電解と固体高分子形水電解-構造・システムから最新動向まで- a)基本構成 b)システム・電解槽 c)商用化状況と社会実装イメージ 3)グリーン水素の研究開発プロジェクトの紹介 4)水電解装置に関する国内外動向とコスト削減への方向性 5)グリーン水素の今後の展望4.まとめと今後の展望 <質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。