<限られた時間で質の高い資料を>メディカルライティングにおけるメディカルライターの必須スキルと役割効率的なCTD/照会事項回答作成のポイントと戦略<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 医薬品技術 医薬品・医療機器等規制 コミュニケーション |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 会場での講義は行いません。 |
☆本セミナーでは、25年以上のメディカルライティング実践経験のあるメディカルライターにより、アドバンスドメディカルライターに必要なスキル、PMDAの視点を踏まえたCTD等を論理的かつ効率的にライティングできるアプローチを解説します。
セミナー講師
TMKメディカルライティング事務所 代表 八木朋子 氏
■経歴1988年3月:神戸薬科大学卒業1988~1996年:製薬会社 臨床開発部門1996~2006年:外資系CROにてメディカルライティング業務2006年:TMKメディカルライティング事務所設立、現在に至る【メディカルライティング実績】1996-2006年・ CSR 31報(日本語20報、英語11報、そのうち4報については投稿論文も作成)・ CTD(臨床パートの部分担当)、治験薬概要書、機構相談資料、ICF等のドラフト作成2006-2022年・ CSR 33報(英語33報、そのうち15報については投稿論文も作成)・ CTD 18報(m2.2、m2.5、m2.7.1~2.7.6、10報については、m1.5、m2.2、m2.5、 m2.7.1~2.7.6の全て作成)・ 照会事項回答(6製剤:臨床)、添付文書案(6製剤:薬物動態及び臨床)、治験薬概要書(7製剤)、 プロトコール(9試験)、その他(ICF、学会資材、営業用資材)作成等■専門および得意な分野・研究医薬品、医療機器等の開発から承認申請、市販後までのメディカルライティング業務・ Regulatory writing(CSR、CTD、IB、プロトコール、機構相談資料、照会事項回答等)・ Scientific writing(医学論文(臨床研究、市販後調査、医療経済評価、総説)、 国際学会資材(アブストラクト、ポスター、講演用スライド))【メディカルライティングを担当した主な分野】・ Anaesthesia & Pain Management・ Cardiovascular Disease・ Endocrinology・ Gastroenterology & Hepatology・ Hematology・ Infectious Disease & Microbiology・ Nephrology・ Obstetrics & Gynecology・ Oncology & Radiotherapy・ Psychiatry・ Respiratory Medicine・ Rheumatology・ Ophthalmology・ Genetic medicine■本テーマ関連学協会での活動・ American Medical Writers’ Association会員
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
医薬品開発及び申請プロセスでは、質の高い資料の作成は極めて重要であり、メディカルライティングは必要不可欠な役割を担っています。メディカルライターは、医薬品開発プロセスを理解し、当該医薬品の開発戦略及び治療上の位置付けを把握した上で、メディカルライティングの原則に則って科学的かつ論理的な資料を作成する必要があります。第1部では、メディカルライターの役割について世界的な調査報告を基に解説し、必要なスキル、コアとなる知識、技術的に必要なスキル及びライティングに向けた準備について解説します。第2部では、承認取得までのメディカルライティング計画とCTD作成手順、戦略及び体制、第3部では「PMDAの視点」を踏まえ、CTD M2.5とM2.7の横断的な論理構成及び注意すべき事項について解説します。また、論理的に一貫性のあるCTD M2.5とM2.7を効率よく作成するための戦略についてもご提案します。最後に、文献からの引用や各種データの解釈の仕方など、さらにライティングの質を高めるためのTIPSを解説します。この講座がメディカルライターとしてのスキルアップ、今後のライティング業務の一助になれば幸いです。
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど各種ICHガイドライン、PMDAからの関連通知(申請、審査、承認、届出関係等)
■講演中のキーワード・ メディカルライティング・ CTDの作成・ 照会事項回答の作成・ PMDA
習得できる知識
・ データを正確に解釈し、論理的で明確な文章のライティング・ プロフェッショナルなメディカルライター及びレビューアーとしてのスキルアップ・ 申請資料及び照会事項回答作成時の注意点
セミナープログラム
第1部:メディカルライターの役割と必要なスキル 1) メディカルライターの役割 ・ 明確で戦略的な根拠の提示 ・ ライティングプロセスの合理化 ・ 優れたメディカルライティングが経営にもたらす影響 2) エッセンシャルスキル ・ タイムマネージメント ・ 開発戦略/開発コンセプトの理解 ・ 批判的思考 ・ チームワーク ・ リーダーシップ 3) コアとなる知識 ・ ライティングの基礎及び原則 ・ 明確で簡潔な文章の記載 ・ 臨床試験デザインに関する知識の更新 ・ 統計学/薬物動態・薬力学の基本概念 ・ 正確なデータの解釈/分析能力 ・ 多くの治療分野の学習 ・ ガイドライン、規制の変更への対応 4) 技術的に必要なスキル及び準備 ・ タイムマネージメント ・ 用語集 ・ テンプレート ・ 文書管理システム ・ 文書レビューシステム ・ 参考文献管理 ・ 品質保証 ・ ファイル及び情報の管理方法第2部:承認取得までのメディカルライティング計画、CTD作成戦略及び体制 ・ 承認取得までのメディカルライティング計画 ・ CTD作成戦略(一人のライターで作成する場合、複数のライターで作成する場合)第3部:PMDAの視点を踏まえた資料(CTD及び照会事項回答)作成のポイント 〇 PMDAの主な視点の解説とCTDに反映すべき内容 [新医薬品承認審査業務に関わる審査員のための留意事項より] ・ 開発コンセプト、データパッケージや試験デザインの適切性 ・ データの信頼性 ・ 適切に検証された有効性及び安全性 ・ 臨床的意義 ・ ベネフィットとリスク ・ 供給可能性 〇 PMDAの視点を踏まえた資料(CTD及び照会事項回答)作成ポイント < CTD M2.5とM2.7の論理構成> ・ M2.5の論理構成 ・ M2.5とM2.7.1 ・ M2.5とM2.7.2 ・ M2.5とM2.7.3 ・ M2.5とM2.7.4 ・ M2.7.6 ・ M2.5、M2.7と添付文書 < 照会事項回答作成> ・ 照会事項の文言例 ・ 照会事項対応におけるメディカルライティングの留意点第4部:明確で簡潔な文章を書くために 1) 臨床試験データの解釈とライティングの原則 ・ 好まれない文章 ・ 不適切な表現 2) 英文資料をCTDに掲載する場合のポイント ・ 翻訳とライティングの違い 3) 資料をレビューする場合のポイント ・ 良いレビューコメントと悪いレビューコメントの違い