エマルションの基礎から分散安定化、乳化剤フリーエマルションの可能性まで
開催日 |
10:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学反応・プロセス 食品加工 化粧品・医薬部外品技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
○界面活性剤や乳化・エマルションの基礎から、エマルションの崩壊過程と安定化のポイントまで。○注目技術、乳化剤を一切使用しない“乳化剤フリーエマルション”の実現性についても詳解!○基礎から発展的内容まで網羅したセミナーを好評再開講。初心者の方にもわかりやすく解説します。
諸事情によりセミナー時間が変更となりました。講演内容等には変更ございません(2024/07/30)。10:30-16:30 → 10:00-16:00 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
信州大学 工学部 物質化学科 教授 酒井 俊郎 氏
■ご略歴2002年 東京理科大学理工学研究科博士後期課程修了, 博士(工学)2002-2003年 株式会社コンポン研究所(研究員)2003-2006年 ニューヨーク州立大学バッファロー校(Research Associate)2006-2007年 東京理科大学総合研究機構(プロジェクト研究員)2007-2012年 信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点(助教)2012-2019年 信州大学工学部物質工学科・物質化学科(准教授)2018-現在 信州大学工学部コロイド&界面科学研究センター(センター長)2019-現在 現職■ご受賞歴(代表的なもの)2002年 オレオサイエンス誌 第1回オレオサイエンス賞2005年 J. Oleo Sci.誌 第8回エディター賞2008年 第42回日本油化学会進歩賞2009年 J. Oleo Sci.誌 第12回エディター賞2010年 色材協会賞(論文賞)2016年 2015 JSCM Most Accessed Pater Award
セミナー受講料
【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
- 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
“油”と“水”は不仲の代名詞とされるように相互に溶解せず(難溶で)、油と水は共存することはできません。しかし、“油と水を混ぜる”“乳化技術”“エマルション”は、食品、医薬品、化粧品、塗料・インク、ポリマー材料合成など多岐にわたり活用されています。つまり、“油と水を混ぜる”“乳化技術”“エマルション”は、我々の生活を支える基盤技術と言えます。本講座では、“乳化における乳化剤の役割”から“乳化剤(界面活性剤)を使用しない乳化技術” “乳化剤フリーエマルション”について紹介します。
受講対象・レベル
本テーマに興味のある方なら誰でもご受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に必要ありません。
習得できる知識
・界面活性剤の基礎・O/Wエマルション, W/Oエマルション・乳化の基礎知識・O/Wエマルション, W/Oエマルションの不安定化および安定化メカニズム・乳化剤を使用しない乳化技術の実現性 など
セミナープログラム
1.界面活性剤の基礎 1-1 界面活性剤とは何かー構造・分類ー 1-2 表面張力とは 1-3 界面活性剤がもつ様々な特徴や性質 1)表面(界面)張力低下能 2)ミセル形成(自己組織化能) 3)クラフト点 4)曇点 5)可溶化 6)吸着 7)乳化 8)起泡力2.乳化とエマルション 2-1 エマルションの意義と型ー水中油滴型(O/W)と油中水滴型(W/O)ー 2-2 エマルションを作るにはー基本的なコンセプトー 2-3 エマルションの崩壊過程と安定化の要因 1)クリーミング 2)凝集・合一 3)オストワルド・ライプニング 4)コンポジション・ライプニング 5)凝析・塩析 2-4 新しいタイプのエマルション3.乳化剤を一切使用しない乳化技術ー乳化剤フリー水中油滴型(O/W)、油中水滴型(W/O)エマルションー 3-1 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルションの調製方法 3-2 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルションの分散安定性・不安定化機構 3-3 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルション中の油滴はどのように成長するか? 3-4 乳化剤フリーO/W, W/Oエマルションの長期分散安定化は可能か? 1)油溶性(疎水性)物質の影響 2)水溶性(親水性)物質の影響<質疑応答>
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
■講演中のキーワード1.界面活性剤の基礎2.エマルションの基礎3.乳化における乳化剤の役割4.エマルションの不安定化メカニズム5.エマルション滴の成長過程6.乳化剤フリーエマルションの長期分散安定化