電子機器の防水規格(IPX)と関連規格について ~規格詳細と試験設備の説明~

11,000 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

会員ログインして注文

よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 オンデマンド
収録時間 80分
主催者 株式会社産業革新研究所
キーワード 電気、電子製品   機械設計   製品・技術規格
開催エリア 全国

電子機器の防水規格の根幹をなすIPX規格の詳細を説明するセミナーです

防水規格について内容や詳細を説明し、規格試験の様子も解説いたします。また、IPコードだけではなく関連する規格類も紹介します。そして防水を成立するために重要な防水構造として筐体とガスケット/パッキン、防水膜について解説します。

セミナー講師

【講師名】 鈴木 崇司 氏

【肩書】 神上コーポレーション株式会社 代表取締役CEO

【略歴】  2002年~2014年 富士通株式会社 モバイルフォン事業部   機種開発チーム、CAE共通チーム、組立(VPS)共通チーム 2014年~2018年 共同技研化学株式会社   技術開発次長、品質管理次長   ラジカルプロダクト部(技術営業)次長 2018年~ 神上コーポレーション株式会社   代表取締役CEO

【業務実績】○スマートフォン&フューチャーフォン・設計:20機種以上・CAE、VPS組立動画対応:20機種以上・特許出願:40件(構造特許)・防水端末開発:富士通初 世界最薄最軽量防水端末開発(当時)

○材料開発・新規開発製品(フィルム)立ち上げ(中国企業)・対熱対策シート開発支援(日本大手メーカー)・放熱シート評価(日本中小メーカー)・新規粘着材料開発&拡販(大手日本化学メーカー)

○構造、設計・ウェアラブル(腕時計)端末防水構造提案(日本大手ヘルスメーカー)・電気機器端末設計(日本中小企業)・防水設計(日本中小企業)・IoT端末設計(日本中小企業)・LED機器設計(日本中小企業)・カード型無線端末設計(日本ベンチャー:海外生産)

○経営、企業改善支援・コストダウン支援(日本中小企業) 成果1億/年間・成果評価(人事)システム導入

セミナー受講料

11,000円(税込)

ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。

受講について

【このセミナーはオンデマンドセミナーです】ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます!

  • 視聴期間は受講開始日より2週間です。
  • セミナー資料はPDFでDLできます。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。

セミナー趣旨

電子機器やICT/IoTの防水構造では、IP規格という規格コードがよく使われています。しかし、この規格とその構造についてまとめた資料はなかなか見つからないのが現状です。 

多くの場合、過去の事例を参考にしてあまり根拠のない設計をしたり、既存の設計寸法値から変更できなかったりしています。本セミナーでは、IPコードと他の規格の関係や試験方法なども含めて、IP規格について深く理解していただき、設計の際に活用していただけるようにします。 

さらに、IPコードを理解するだけでなく、筐体やガスケット/パッキンの設計についても解説します。これにより、防水設計の要点がはっきりします。また最近では、スマートフォンの普及に伴って、防水両面テープによる防水構造も一般的になってきています。そこで本セミナーでは、防水両面テープについても取り上げます。

受講対象・レベル

  • 若手設計者(機械/機構設計)

  • 防水構造にお悩みの設計者

  • 会社として防水構造を初めて取組むマネージャー

必要な予備知識

  • 特になし

習得できる知識

  • 防水規格IPXの詳細内容

  • 規格取得に対する試験概要

  • 主な防水構造とその部品設計

セミナープログラム

1.電子機器と防水規格

 1-1 電子機器と防水性 1-2 防水規格  1-2.1 IPコード  1-2.2 各種規格内での防水規格(ISO,JIS)  1-2.3 防水時計規格  1-2.4 MIL規格 1-3 防水規格別の製品群 1-4 防水規格別の試験設備  IPX5 動画あり  IPX6 動画あり  IPX9k 動画あり 1-5 防水規格を得るには  1-5.1 第三者試験機関  1-5.2 社内評価と出荷検査:エアリーク試験 1-6 防水規格の落とし穴と対処

2.主な防水構造設計

 2-1 防水筐体設計  2-1.1 ガスケット構造  2-1.2 シール材/テープ構造  2-1.3 インサート成形の注意点  2-1.4 2色成形の注意点 2-2 ガスケット、パッキン、両面テープ設計  2-2.1 ガスケット/パッキン設計参考値:圧縮率、伸長率、充填率  2-2.2 防水両面テープの選定 2-3 防水膜

3.まとめ