すぐに実践できる！社員の才能・能力・情熱を引き出す方法

セミナー講師

松田龍太郎 氏株式会社SMC 代表取締役

略歴1953年11月生まれの昭和28才で好奇心一杯です。鳥取県東伯郡琴浦町出身。1974年3月　現オムロンスイッチアンドディバイス社(旧オムロン倉吉)入社。1986年　技術から製造に異動後、トヨタ生産方式の普及に専念する。2000年1月　東京五反田の有限会社エス・ピイ・エス経営研究所入社。翌月より、ドイツを中心に12カ国にわたり、数々のコンサルティングとセミナーを開催。2006年11月　株式会社ＳＭＣを創立し、同社の代表取締役。

・欧州を含め国内と合わせて、70社以上、210工場以上の現場改善をコンサルティング。数多くの貴重な失敗と成功体験から、楽しく、わかりやすく、やさしく、しかも奥深くお伝えするというコンサルスタイルを得意としています。

・見えるムダだけでなく見えないムダまで、自ら気づくヒントを提供し、「自ら考え、自ら考動し、自ら改善ができる」人の育成を目指し、やる気を引き出すことを得意としています。

■実績紹介詳細は訪問先の情報公開になりますので、概略を紹介します。特長的なのは、製造業でありながら、いずれも経常利益率は10〜40％もたたき出していることです。それは、ツールや手法の指導にとどまらず、むしろマネジメントやフィロソフィーという見えない部分の指導がこのような成果になったと考えます。PushからPull生産システムの変更が求められます。また、「隠れたチャンピオン」といわれる中小企業でありながら世界や欧州のナンバー1である企業をいいます。この「隠れたチャンピオン」は、世界で約3000社あり、ドイツにはその内1300余社も存在しています。数社指導をしました。

Ａ社：仕掛　1／50以下、生産性　5倍以上、リードタイム　1／10以下Ｂ社：仕掛　1／20以下、生産性　3倍以上、品質不良　1／10以下Ｃ社：仕掛　1／33以下、生産性　4倍以上、品質不良　1／10以下Ｄ社：仕掛　1／4以下、生産性　2倍以上Ｅ社：仕掛　1／10以下、生産性　3倍、リードタイム　1／4以下Ｆ社：仕掛　1／4以下、生産性　2倍、リードタイム　1／2以下Ｇ社：仕掛　1／20以下、生産性　7倍、リードタイム　1／4以下などです。

セミナー受講料

33,000円（消費税込）※テキスト代を含みます。

セミナー趣旨

近年、製造業では製造ＤＸが急速に拡大しており、ＡＩやＩｏＴなどデジタル化・ロボット化が進んでいます。しかし、期待するほどの成果が出ていないという製造現場も少なくありません。その理由は、製造現場の「人財育成」が十分に行われていないからと考えます。

昨今社員を募集しても少子高齢化などで、パート・派遣さらに外国人労働者もなかなか入社してくれません。だからこそ、今いる人材を一人でも多く企業の財産にすべく「人財」の育成が不可欠です。しかも人間しか発揮できないのが、“情熱、想像力、率先力”であり、「率先力」これこそがリーダーシップの肝です。これらも指導・教育・訓練でしか力量アップできません。何をやるにしてもまず知識がないことには、何もスタートできないのです。

このセミナーでまず必要な知識を学び、そして一歩踏み出す勇気を持ちましょう。製造そして工場の現場で最も重要なことは、社員の才能・能力・情熱をいかんなく発揮してもらうことであり、そのような社員を一人でも多く育成していく「人財育成」が不可欠です。この人財育成は、今すぐ実践すべき経営課題であり、この課題を解決して、初めて製造現場の改善、デジタル化、製造ＤＸの導入が成功するのです。

本セミナーでは、製造現場で豊富な経験を持つベテラン講師が、事例や演習を通して実践的な解説を行います。抽象的な精神論ではなく製造現場における具体的な人財育成法を解説しますので、すぐに実践することができます。また、講師の熱意あふれる講義を聞くことで、参加者のやる気も大きく向上します。現場リーダーと作業者とぜひご一緒に参加ください。

本セミナーを受講することで解決できる悩み・社員のやる気を出させるにはどうしたらよいかわからない・社員が指令待ち型であり「やらされ感」を持っている・マネジャーやリーダーの率先力が不足している・基本活動の５Sや改善活動が継続しない・社員がすぐに辞めてしまう・社員同士のコミュニケーション不足している

セミナープログラム

１．製造現場が抱える問題とその背景

1-1 欧米に比べ30年、生産性や賃金が上昇していない

1-2 少子高齢化などによる人員不足と労働生産性の低下

1-3 指導・教育・訓練ができない悪循環

1-4 指示命令型による「やらされ感」、双方向の会話もない

1-5 マネジャーやリーダーのマネジメント力が不足

1-6 入社してもすぐに辞めてしまう

２．人財育成とは？

2-1 人は何のために働くのか？会社は何のためにあるのか？

2-2 企業の生き残りのためには何をすべきか？

2-3 Ｓ（安全）＋ＱＤＣ（品質＞納期＞コスト・生産性）の順番で強化

2-4 チームリーダーとオペレータでチーム活動を組織化する

2-5 任されることで、やる気にあふれた自律型人間を増やす

2-6 教育投資と安全投資は最もハイリターンの投資

３．人財育成の考え方と進め方

3-1 誰も教えてくれなかった「フィロソフィから企業人の基礎」

3-2 工場の生産システムの自社のレベル評価をしてみる

3-3 作業を改善するマネジメントマップ

3-4 やる気、率先力を出させる新しいチームマネジメント

3-5 社員の能力を最大限に引き出す６つのステップ

3-6 工場のショールーム化で工場と社員の活性化を図る

3-7 お客様（後工程）に感動を与えることができる人を育てる

４．今すぐ実践！事例紹介とワーク（演習）

4-1 名前を呼んで挨拶をするやり方、さらに相手を知る方法の紹介

4-2 コミュニケーションを上手く取る会話のやり方【演習】

4-3 簡単にミスが防げ、改善する時間を生み出す方法

4-4 作業や仕事のバラツキを抑える具体的なキーワード(4定など)

4-5 お互いの仕事を理解し協力し合える多能工化訓練

4-6 問題点も提案にして、個人提案からチーム提案に変える方法

4-7 チーム活動とチームリーダー、みずすまし要員の実践方法