ゼオライト等多孔質ケイ酸塩の基礎及び合成・応用技術
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 無機材料 化学反応・プロセス ナノ構造化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
ゼオライトを中心としたシリカ系無機多孔体の基礎、合成方法及び応用例について、最近の研究トピックスも交えて解説!
セミナー講師
法政大学生命科学部環境応用化学科 教授渡邊 雄二郎氏【ご専門】環境材料化学、環境化学、無機材料化学【ご経歴】 2000年法政大学工学部物質化学科卒業。 2005年同大学大学院工学研究科物質化学専攻博士課程修了。博士(工学)取得。 2005年金沢工業大学環境・建築学部講師。2014年同大学バイオ・化学部准教授。 2017年法政大学生命科学部環境応用化学科准教授。 2020年同大学教授。現在に至る。主な所属学協会日本粘土学会 理事,企画委員長、無機マテリアル学会 学術委員、編集副委員長、日本イオン交換学会、日本セラミックス協会、日本分析化学会 その他物質・材料研究機構 リサーチアドバイザー
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、 2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
ゼオライトは古くから知られている含水多孔質アルミノケイ酸塩であり、ナノ細孔を利用した様々な研究が行われている。その構造特性から固体触媒としての利用が主であるが、陽イオン交換性能や吸着性能を利用した有害物質の除去やナノ空間を利用した有害物質の固定化材料としても利用されている。例えば、福島第一原発事故により飛散した放射性セシウムイオンの回収・固定化材、アンモニウムイオン等富栄養化物質の除去材、窒素・カリウムを徐放する植物生育培地としての利用が挙げられる。本セミナーでは、ゼオライトを中心としたシリカ系無機多孔体(メソポーラスケイ酸塩、シリカゲルを含む)の基礎、合成方法及び環境浄化材料や植物生育培地としての応用例について、最近の研究トピックスも交えて解説する。
受講対象・レベル
製造業務にたずさわっている若手から中堅の技術者。環境分野(とくに無機環境浄化材)の研究にたずさわっている技術者。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
ゼオライトを中心とした多孔質ケイ酸塩の基礎的な知識と環境分野への利用方法(例えば水質浄化材、放射性セシウム吸着・固定化材、低環境負荷植物生育培地等)を習得できる。
セミナープログラム
1.ゼオライトについて 1-1. 基本構造 1-2. 分類 1-3. 骨組み構造 1-4. 性質 (1)吸着 (2)イオン交換 (3)触媒 1-5. 合成方法 1-6. 評価方法
2. その他のシリカ系無機多孔体について 2-1. メソポーラスケイ酸塩 (1)性質 (2)合成方法 (3)評価方法 2-2. シリカゲル (1)性質 (2)合成方法 (3)評価方法
3. ゼオライトの環境浄化材料としての利用 3-1. 富栄養化物質の除去 3-2. 重金属イオンの除去 3-3. 水分除去 3-4. 放射性物質の回収 3-5. 放射性物質の固定
4. 廃棄物、地熱水からの多孔質ケイ酸塩の合成方法 4-1. 天然鉱物からの合成 4-2. 石炭飛灰からの合成 4-3. 地熱水からの合成
5. ゼオライト複合体の植物生育培地としての利用方法 5-1. 水酸アパタイト、層状複水酸化物との複合化 5-2. 肥料成分の徐放 5-3. 葉物野菜の生育
6. その他の利用例と今後の展開