塗料・塗膜の基礎(塗装系)と欠陥分析技術、耐候性技術

55,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 塗装・コーティング   高分子・樹脂材料   生産工学
開催エリア 東京都
開催場所 【江東区】江東区産業会館
交通 【地下鉄】東陽町駅

★外観品質向上のため、塗装系における各塗膜の役割と耐候性技術を知ろう! 

セミナー講師

(株)クボタ 研究開発本部マテリアル・キャステンングセンター 担当部長 赤堀 雅彦 氏【専門】塗料/塗膜の評価解析、塗装工程、耐候性技術

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

セミナー趣旨

 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々に、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識として、塗装系における各塗料(前処理、電着、溶剤塗料)の特徴や塗装工程を復習し、それぞれの目的や注意する点を概説します。また製品の外観品質向上を目指す上で、塗膜欠陥(はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)のメカニズムを整理し、これらの分析手法と対策について解説いたします。また、外観向上のための「耐候性」について、現状と課題について考えます。

受講対象・レベル

・現在、またはこれから塗装やコーティング分野に関わりがある方(初級~中級)・基材の表面処理から上塗りまでの塗装系について、基礎から学びたい方・塗料/塗膜の劣化(塗装外観)や欠陥分析技術を習得したい方・外観品質向上のための「耐候性技術」について、基礎から学びたい方

習得できる知識

塗膜構成(塗装系)に関して理解することで、塗装塗膜のポイントを考え直すことができます。また、製品性能の点から、塗膜(製品)の欠陥(特に、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)に関して、その発生メカニズムを理解し、品質向上につなげます。また、耐久性のひとつである「耐候性技術」について、屋外暴露や促進試験の現状、促進性と相関性やその評価方法について修得できます。(皆様からのお困りのことがございましたら、ご相談頂くことも可能です。)

セミナープログラム

1.塗料の基礎  1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」  1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)  1.3 塗料、塗装、塗膜の基礎用語  1.4 塗料の構成成分、塗料の種類  1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割  1.6 塗装工程とその目的  1.7 塗装方法、塗装系の考え方2.表面処理工程とその目的・必要性  2.1 ショットブラスト工程  2.2 脱脂工程(アルカリ脱脂と酸洗いの違い)  2.3 表面調整工程  2.4 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)  2.5 表面処理の不具合事例3.電着塗装工程(含:プライマー処理(下塗)  3.1 電着塗料の基礎、塗着メカニズム  3.2 電着塗装の特徴、付き回り性(プライマーとの比較)  3.3 電着工程(ライン)の管理4.溶液系塗料の塗工方法  4.1 溶剤系塗料vs水系(水性)塗料 その特徴と欠点  4.2 種々の塗装法(カーテンコーター、ロールコーター、スプレーなど)  4.3 スプレーガンの各特徴とスプレー塗装の適正粘度  4.4 メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴5.塗料・塗膜の品質管理、塗膜不良(欠陥)の評価・分析法  5.1 評価・分析の考え方(アプローチ)  5.2 前処理の重要性   5.3 分析機器選択のKey point  5.4 分析/解析の3つの観点    (1)外観観察      ~塗料・塗膜の状況を把握する~(外観評価:色相、光沢など)    (2) 化学的分析      ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~(赤外分光法など)    (3) 物理(物性)的分析      ~塗料・塗膜の物性を把握する~   5.5 解析評価や機器分析の事例紹介    (はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物を中心として)    (1) 塗膜のはじき分析    (2)塗膜に異物分析   など6.耐候性技術、その試験法と劣化評価  6.1 耐候性と劣化因子:4大主因子と副次的因子  6.2 耐候性技術で知りたい3つのこと  6.3 実曝試験と促進耐候試験    (1)「促進性」 と 「相関性」は、なぜ合い難いのか!    (2)自然環境の多様性(複雑な環境要因)    (3)試験方法、機器の多様化     ・従来の促進耐候試験(サンシャイン、キセノン、メタハラなど)の選び方     ・新しい促進耐候試験法  6.4 評価方法の多様化    (1)外観評価(色相、光沢、白亜化、クラックなど)    (2)化学的評価(赤外分光法など)    (3)物性的評価(熱的変化、硬度など)  6.5 耐候性の強い塗膜(製品)への設計思想    (1)長寿命化のための3つの手段    (2)寿命予測の考え方と課題

  <質疑応答>

キーワード:塗料,塗膜,塗装,塗工,研修,講習会