☆毎年分かりやすいと大好評のセミナーです! 

★TV用OLED、スマホ用OLEDの構造、画質の技術解析

★AR・VR機器光学系の進化・
   シリコンディスプレイ(OLEDoS、LEDoS)に関する市場・技術動向

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

【アーカイブ配信受講:10/11(金)~10/18(金)】
※ご希望の方はお申し込みの際、備考欄に「アーカイブ配信希望」とご記入ください。

セミナー趣旨

 1月開催の国際展示会「CES2023」を見ると、OLEDを使用したTV用ディスプレイ機器のピーク輝度が飛躍的に向上した。性能向上の中心はOLEDパネルに有り、韓国Samsung Display(SDC)の量子ドットOLED(QD-OLED)の第3世代技術と、マイクロレンズアレイ(MLA)を搭載したLG Display(LGD)の白色OLED(WOLED)の第3世代技術による。ピーク輝度は両技術の競い合いで3000nitsに到達した。
 一方、スマホやIT用OLEDにFMM蒸着に対して高開口率を実現できるホト加工技術がJDIなどから提案され開発が進められている。この技術は低諧調表示のクロストーク(色再現性低下)を低減する特長がある。そして、IT用機器のタブレットやノートPCへの最大のインフルエンサー企業AppleはOLED搭載のiPad Pro 11/13 (2024)を発売した。さらに、メタバース時代到来対応のXR機器ではシリコンディスプレイ(OLEDoS、LEDoS)の投資・開発熱が上っている。Appleは8K高精細のOLEDoS搭載のVision Proを発売した。
 本セミナーでは、まず、CES 2024で展示されたTV用OLED(QD-OLED、WOLED)、モニターやIT-OLEDそしてXR機器搭載のLCD、OLEDoS、LEDoSに関する構造や画質を技術解析する。さらに、機器の光学系効率を精度良く試算し、ディスプレイへの要求仕様を解き明かす。さらに、5月開催のSID2024講演での次世代エース技術であるQD-EL、マイクロLEDディスプレイの最新技術内容も解説する。

受講対象・レベル

・ディスプレイパネル、材料、製造装置に関連のある技術者や営業・開発企画の担当者

必要な予備知識

・ディスプレイとしてLCD、OLED、マイクロLEDなどの用語に違和感の無い程度の知識のある方

習得できる知識

・最新のフラットパネルディスプレイの技術、市場動向を習得できる。
・スマートフォン、TV、MR/VR・ARの映像機器とディスプレイの技術関連性が理解できる。
・最新のフラットパネルディスプレイの性能比較が理解できる。
・最新フラットパネル、OLEDの材料の重要点を理解できる。
・OLEDoS、LEDoS新技術の最新学会、特許情報を理解できる。
・ディスプレイパネルメーカの技術やその動向を理解できる。

セミナープログラム

1.OLEDを中心とするディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
 1-1. LCD、OLEDの構造と動作原理(LCD、RGB-OLED、大型WOLED、Micro-Cavity)
 1-2. フォトルミ(PL)QD、QD-OLED、QD-ELの構造と動作原理
 1-3. マイクロLEDディスプレイの構造と動作原理

2.CES2024に見るTVを中心とする最新展示品動向
 2-1. Mini-LEDLCD、マイクロLED搭載機器(TV、モニター、ノート)トピックス
 2-2. OLEDディスプレイ搭載機器(TV、モニター、ノート)トピックス
 2-3. フレキシブルOLEDパネル、MR/VR・AR機器トピックス
 2-4. ディスプレイの戦国絵巻、進化の製品ライフサイクル

3.CES2024の技術解説
 3-1. LGDの透明OLED技術解析
 3-2. SDCの第3世代QD-OLED
 3-3. LGDの第3世代WOLED(METATechnology2.0)

4.CES2024展示ハイエンドTVの発売後の技術評価
 4-1. 第3世代QD-OLED技術搭載三星TVとLGDの第3世代WOELD技術搭載LGTV
   のSidebySide比較
 4-2. 2024年QD-OLED搭載三星最高級TVの外光反射・写り込み特性

5.ホト加工OLED製造技術(IDW2023,SID2024情報ベース)
 5-1. VisionoxのViP技術
 5-2. JDIのeLEAP技術
 5-3. 半導体エネルギー研究所SELのMML技術

6.OLEDパネル初搭載のiPadPro11/13(2024)の表示特性および画素技術
 6-1. iPadProのアピールポイントと製品仕様
 6-2. 低諧調クロストーク(色再現性低下)対策を取り込んだTandemOLED画素設計
 6-3. 画素平面写真から読み解く画素断面構造

7.AR・VR機器への画像表示光学系、VR・AR機器光学系とその進化
 7-1. XR用ディスプレイの構造と動作(LCD、OLEDoS、LEDoS)
 7-2. VR/MR光学系の分類、構成部品、光学系
 7-3. AR光学系の分類、構成部品、光学系及び市場動向
 7-4. MR機器搭載Pancake光学効率解析
 7-5. AR機器搭載Birdbath光学効率解析
 7-6. AR機器搭載Waveguide光学効率解析
 7-7. まとめと考察(光学系をベース、セット重量、ディスプレイ種類毎課題など)
 7-8. SID2024におけるXR用ディスプレイ技術の発表内容解析と競合性変化のまとめ

8.次世代エース候補QD-EL、マイクロLEDディスプレイのSID2024に見る最新状況
 8-1. QD-ELとディスクリート型マイクロLEDの開発状況の振り返り
 8-2. SID2024におけるQD-ELとマイクロLED技術の発表内容解析

9.まとめ:2024年の戦国絵巻と進化の製品サイクル


キーワード:
次世代ディスプレイ,LCD,OLED,マイクロLED,セミナー,講演,研修

セミナー講師

(株)サークルクロスコーポレーション
フェローアナリスト(Fellow Analyst)小野 記久雄 氏
【ご専門】フラットパネルディスプレイ

経歴:
 1982年 日立製作所日立研究所 入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
 1993年 日立製作所 電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。
  TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。
 2009年 パナソニック液晶ディスプレイ株式会社へ異動。 
  FPD技術調査担当(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)。
 2017年末退職。
 2018年1月よりサークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。

著書(共同執筆)
 ・ Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid Crystal
Displays and Smart Devices” IET(UK) (2019).

主な受賞歴
 ・ 2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞
 ・ 2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
   受賞テーマ
  「広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発」

登録特許
  457件(JP+USP=329件):2022年5月現在、特許分析に精通。

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
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受講について

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  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

電子デバイス・部品   半導体技術   VR(仮想現実)/AR(拡張現実)

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