設計者が知っておくべき品質問題の「未然防止」と「再発防止」

43,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
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主催者 株式会社 新技術開発センター
キーワード 品質マネジメント総合   品質機能展開(品質表)   FMEA
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

3つの品質、品質向上を実現する5つのポイント、品質と信頼性、ISO/狩野モデルチェックリスト、検図、デザインレビュー(DR)、QFD、FMEA、FTAなど、設計品質を向上させる基礎を詳しく解説!

セミナー講師

田口 宏之 氏田口技術士事務所 代表略歴1976年長崎県長崎市生まれ。九州大学大学院修士課程修了後、東陶機器㈱(現、TOTO(株))に入社。12年間の在職中、ユニットバス、洗面化粧台、電気温水器等の水回り製品の設計・開発業務に従事。金属、プラスチック、ゴム、木質材料など様々な材料を使った製品設計を経験。また、商品企画から3DCAD、CAE、製品評価、設計部門改革に至るまで、設計業務に関するあらゆることを自らの手を動かして実践。それらの経験をベースとした講演、コンサルティングには定評がある。その他 所属・役職日本技術士会

セミナー受講料

43,000円(消費税込)

セミナー趣旨

品質には「当たり前品質」「性能品質」「魅力的品質」の3つがあるといわれています。最近は「当たり前品質」を向上させるだけでは差別化が難しいため、「性能品質」や「魅力的品質」の重要性が高まりつつあります。では企業は「当たり前品質」は適当にしておいて、「性能品質」「魅力的品質」を中心に確保すればよいのでしょうか。

現実にはそうだとはいえません。なぜなら「当たり前品質」をしっかり確保しないと、重大な品質問題に発展したり、最悪の場合リコールに至ったりするからです。必要な「当たり前品質」を確保しないと、経営の継続自体が不可能になるのです。ではどうすればよいのでしょうか。

できるだけ短い時間で効率よく「当たり前品質」を確保し、「性能品質」「魅力的品質」を生み出す余力を作る。これに尽きると考えます。設計部門全体の業務割合を考えたとき、多くの企業が品質問題の対策にかなり時間を取られているはずです。それらをできるだけ減らすことにより、競争力を確保しなければなりません。そのためには、設計段階から様々な対策を施す必要があります。

本セミナーでは実際に設計品質向上のための仕組みづくりに奔走してきた講師が、設計段階で「当たり前品質」を確保するための考え方や方法について解説します。経験年数の少ない若手設計者から管理者まで、誰もがわかりやすいと感じるような内容にしています。

セミナープログラム

1.品質向上の取組みの重要性
1-1 なぜQが一番重要か
1-2 品質に関わる社会の仕組み
1-3 ますます重要になる品質の確保
1-4 品質問題を起こすとどうなるか
1-5 どのような原因で品質問題が起きているか
2. 設計と品質の関係
2-1 品質とは何か?(ISO/狩野モデルなど)
2-2 設計とは何か?
2-3 設計の進め方(機能⇒性能⇒詳細仕様)
2-4 設計と品質の関係
2-5 品質と信頼性の関係
3. 品質向上の取組みの切り口
3-1 品質向上を実現するために
3-2 再発防止活動と未然防止活動
3-3 設計の仕組み〜品質向上を実現するための5つのポイント〜
4. 品質問題の再発を防ぐ(再発防止活動)
4-1 再発防止活動とは
4-2 直接原因と根本原因
4-3 設計ルール作成のポイント
4-4 設計者のエラーと人の能力の特徴(エラーの完全防止は不可能)
4-5 エラー防止の考え方(エラープルーフ化)
4-6 チェックリスト
4-7 検図
5. 品質問題を未然に防ぐ(未然防止活動)
5-1 未然防止活動とは
5-2 なぜ未然防止活動が必要なのか
5-3 問題発見の考え方
5-4 デザインレビュー(DR)
5-5 品質機能展開(QFD)
5-6 FMEA(故障モード・影響解析)
5-7 FTA(故障の木解析)
5-8 FMEAとFTAの使いわけ
5-9 リスクアセスメント
5-10 試作・評価