メタマテリアル・メタサーフェス技術の社会実装 ~基礎・製造法から具体的な応用事例・現状課題まで~
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 光学技術 通信工学 ナノ構造化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
〇期待技術「メタマテリアル・メタサーフェス」を産業界の視点から解説! 〇基本原理から市場予測や主要プレーヤー、微細周期構造形成のプロセス技術、そして高速・大容量通信、赤外線センサ、放射冷却や音響、超薄型レンズなど様々な応用事例や現状課題の洗い出しまで。
セミナー講師
MirasoLab(ミラソ・ラボ)代表 竹田 諭司 氏
■ご略歴旭硝子株式会社入社 (現AGC)。中央研究所にて複数の新商品・新技術開発に従事. 2002年より米国留学、新材料・新プロセス開発に従事 (フォトニックデバイス, 微細周期構造プロセスなど)。2007年よりエレクトロニクス&エネルギー事業部門の新規事業プロジェクトリーダー、複数の新ビジネスの企画・立ち上げ・事業化に従事。2017年9月旭硝子を退職。同年10月MirasoLab (ミラソ・ラボ) 創立、代表就任.■その他ご役職等日本セラミックス協会 ガラス部会 役員 (2004〜2007年)、国際ガラス委員会技術委員 (International Commission on Glass, Technical Committee 19, 2000〜2007年)、大田区産業振興協会ビジネスサポータ (2018~2020. 3月)、東工大横浜ベンチャープラザ インキュベーションマネージャ (2020~2021年)、横浜企業経営支援財団 技術アドバイザー&コーディネーター (2018~2022.3月)、国立研究開発法人 物質・材料研究機構 企業連携コーディネーター (2023年2月~2024年1月)■ご専門および得意な分野・ご研究技術の専門は、エレクトロニクス (センサ、光学部材、MEMS、半導体ガラス、蓄電池)、通信 (高周波部材)、ディスプレイ (OLED、量子ドット、micro-LED、AR/VR)、再エネ (太陽光、太陽熱、SOFC)、ガラス (建築&自動車スマートウィンドウ、TFT&スマホ、ガラスウエハ、マイクロ流路)・樹脂 (スーパーエンプラ)・生体 (細胞培養&イメージング) 等の素材/材料表面研究 (薄膜&表面改質技術、撥水&親水)、接着/接合技術、微細加工技術(2D、3D周期構造)など。ビジネスの専門は、新規事業創出マネージメント、アントレプレナーシップ。■本テーマ関連学協会でのご活動■その他ご役職等・日本セラミックス協会 ガラス部会 役員(2004-2007年)・国際ガラス委員会技術委員(International Commission on Glass, Technical Committee 19, 2000-2007年)・大田区産業振興協会ビジネスサポータ(2018~2020. 3月)・東工大横浜ベンチャープラザ インキュベーションマネージャ(2020~2021年)・横浜企業経営支援財団 技術アドバイザー&専門コーディネータ(2018~2022. 3月)・国立研究開発法人 物質・材料研究機構コーディネーター (2023~2024.1月)■関連書籍・文献等透明導電膜と車載スマートウィンドウ、車載テクノロジー6月号、技術情報協会 (2024)、Beyond 5G通信用高周波基板材料と導体の界面密着力、情報機構 (2024)、自動車の快適性向上と材料開発、マテリアルステージ 12月号、技術情報協会 (2023)、車載ディスプレイの現状と今後、車載テクノロジー3月号、技術情報協会 (2022)、快適空間設計とスマートウィンドウ、機能性材料2月号、CMC出版 (2022)、高信頼性ディスプレイ & 低融点ガラス封止、封止・バリア・シーリングに関する材料・成形成膜・応用の最新技術、技術情報協会 (2021)、空間快適性を高める低環境負荷ガラス、建築・住宅用高分子の要求特性とその開発、技術情報協会 (2021)、5G高周波材料と透明アンテナ、次世代無線通信に向けたアンテナ開発、CMC出版 (2020)、自動運転車で求められる車載ディスプレイ、車載テクノロジー3月号、技術情報協会 (2020)、フッ素化合物の特徴、AndTech (2019)、日本大企業における新規事業・イノベーションの課題と新アプローチ、AndTech (2019)、防汚・防水・防曇のための材料とコーティング、技術情報協会 (2018)有機EL関連技術_わが社の取り組み旭硝子、工業材料、59, 39, 2011、ガラスの百科事典、朝倉書店、第20章、p.596 (2007)、“Self-assembled colloidal crystals for photonic applications and its outlook”, セラミックス誌、41, 357 (2006)、“Growth of highly ordered colloidal crystals using self-assembly at liquid-liquid interfaces”, Chem. Mater., 18、5643 (2006)“Modification of sol-gel derived amorphous Al2O3 thin film by F2 excimer laser irradiation at ambient temperature”, J. Mater. Res. 16, 1003 (2001) など。
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
- 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
「メタマテリアル・メタサーフェス」は、“負の屈折率・透明マント・超極薄レンズ”というキーワードで、これまでの常識では考えられない機能を実現可能とする画期的テクノロジーとして知られている。具体的には、金属等の物質または物質表面に微細周期構造を形成した周期構造体のことで、当該周期構造により、特定周波数の電磁波を制御 (ex. 選択的に吸収・反射) することが可能となる。近年の微細加工技術の進展から (ex. フォトリソグラフィー・ナノインプリント・レーザー干渉露光・自己組織化など)、従来は困難であるとされてきた微細構造を、高速かつ高精度に経済合理性ある手法で形成することが可能となってきたことから、これまでの研究開発ステージから社会実装ステージへとフェーズ移行しており、ここ5年の間においても、複数の製品が次々とリリースされてている。例えば、高速・大容量通信を実現するメタマテリアル反射板・透明メタサーフェスレンズ、超小型・高感度生体センシングを実現する非冷却・波長選択型赤外センサ、高い遮熱効果を発揮する放射冷却シート、高い静音環境を実現する音響メタマテリアルなどである。 本セミナーでは、まずメタマテリアル・メタサーフェスの基礎と製造方法についてわかりやすく解説し、続いて、その応用について具体的事例を挙げながら現状課題を含め述べ、これらを踏まえ、メタマテリアル・メタサーフェスの新事業機会について考察する。
受講対象・レベル
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
習得できる知識
・メタマテリアル・メタサーフェスの基礎・微細周期構造形成プロセス技術・メタマテリアル・メタサーフェスの市場動向・高速大容量通信用メタマテリアル・メタサーフェス・赤外線センサおよびエミッター用メタマテリアル・メタサーフェス・超薄型レンズ用メタマテリアル・メタサーフェス・放射冷却用メタマテリアル・メタサーフェス・静音環境を実現するメタマテリアル・メタサーフェスなど など
セミナープログラム
1.メタマテリアル・メタサーフェスの市場動向 1)基本原理 2)市場予測、主要プレーヤー、課題2.微細周期構造形成プロセス 1)フォトリソグラフィー 2)ナノインプリント 3)レーザー干渉露光 4)自己組織化など3.メタマテリアル・メタサーフェスの応用事例 1)放射冷却フィルム 2)音響メタマテリアル 3)非冷却・波長選択型赤外線センサと赤外線エミッター 4)高速・大容量通信用電磁波制御デバイス 5)メタマテリアル反射板、メタサーフェスレンズ 6)フラットオプティクス (超薄型レンズなど) 7)次世代応用4.メタマテリアル・メタサーフェスの新事業機会<質疑応答>
※途中、小休憩を挟みます。