原子炉・核融合炉等次世代型エネルギー炉開発における構造材料開発 ~損傷メカニズム・照射材料科学の基礎から高エントロピー合金を例にした研究開発まで~

41,800 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 原子力・放射線技術   金属材料   機械材料
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

次世代エネルギー開発が進む中で、原子炉や核融合炉など、その"構造材料"の開発にも注目が集まっています 現在はどのような開発が進んでいるのか。構造材料として、どのような特性が要求されているのか? 

セミナー講師

 北海道大学 大学院工学研究院材料科学部門 教授    橋本 直幸 氏

■ご経歴<ご職歴>4/2016-present、北海道大学(教授)8/2006-3/2016、北海道大学(准教授)8/2001-7/2006、米国テネシー大学(Research Assistant Professor)1/1997-7/2001、米国オークリッジ国立研究所 (Postdoctoral Research Associate)<ご学歴>3/1996 博士(工学)取得:北海道大学3/1993 修士課程修了:北海道大学大学院金属工学科3/1991 学部卒業:北海道大学工学部金属工学科■ご専門および得意な分野・ご研究原子力・核融合材料工学、照射損傷、構造材料、材料物理、微細組織解析■本テーマ関連学協会でのご活動日本金属学会 (JIM): 代議員、第9分野委員会委員長 (2023-24)日本原子力学会 (AESJ): 材料部会部会長 (2023-24)日本顕微鏡学会(JSM): 北海道支部長 (2023-24)核融合炉材料国際会議 (ICFRM): 国際諮問委員会委員 (2022~) 他

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  原子炉および高速炉や核融合炉などの次世代型エネルギー炉の安全な稼働には、中性子エネルギー粒子照射環境に十分な耐性を持つ構造材料が必要不可欠である。これまで、構造材料として信頼性の高いオーステナイトステンレス鋼、フェライト/マルテンサイト鋼、Zr合金などを基礎に材料開発が行われてきたが、照射損傷および放射化を伴わない或いは殆どない夢の材料は未だ開発されていない。本セミナーでは、近年、照射下における材料構成原子の拡散挙動や欠陥形成挙動の特異性かつ優位性が報告されている高エントロピー合金(HEA)について、その照射損傷機構や原子炉構造材料への適応性について紹介する。

習得できる知識

・材料の照射損傷・照射劣化に関する基礎・炉構造材料開発のポイント・高エントロピー合金の炉材料としての適応性

セミナープログラム

1. 照射材料科学の基礎 1) 金属材料の照射損傷  a) 弾き出し損傷  b) 核変換 2) 微細組織の形成  a) 照射下における点欠陥の挙動  b) ミクロ組織の発達  c) 照射誘起偏析2.現在の開発状況・その課題 1) 炉構造材料  a) 原子炉用構造材料   a-1) 圧力容器用構造材料   a-2) 冷却配管用構造材料  b) 核融合炉用材料   b-1)  ブランケット用構造材料   b-2)  ダイバータ用構造材料3. 核融合炉材料の要求特性(トカマク型核融合炉・水冷却における)4. 照射特性の評価とその手順/評価事例  ・微細組織変化  ・機械的特性変化  ・腐食特性変化5. 最新研究事例/高エントロピー合金の機能性とその可能性6. 今後の課題と展望

■講演中のキーワード高エントロピー合金、核融合炉材料、照射損傷、微細組織変化、腐食挙動